1巻完結漫画おすすめ厳選

文句なしに面白い1巻完結漫画12選【おすすめ名作選】

超おすすめ1巻完結読み切り漫画

漫画作品の中でも、特に漫画家さんのセンスであったり物語の構成力が試されるのが1巻完結漫画、そして読み切り短編集などです。

理由はシンプルで、短ければ短い程に掘り下げる事が難しくなる為です。

キャラクターへ深く感情移入させる事も難しくなりますし、世界観が特殊である場合などに説明にページを費やし過ぎればそれだけで描けることが少なくなってしまいます。

バランス、センス、構成力。

その3つが揃っていないと面白くする事が難しいのが短い漫画作品なのです。

このブログ『ヨミキリ』では、そんな凝縮された面白さだけを追い求めた1巻完結漫画や読み切り短編集のみを紹介しています。

長期連載漫画に無い魅力に関しては、長くなってしまいそうなので過去に熱弁した記事を興味あれば読んでみてください↓↓

普段僕は長期連載作品も勿論読みますが、最近はこのブログをやっていることもあって1巻完結の漫画を読む比率の方が大きいです。

そんな僕が、一旦ここで「マジにこの漫画は読まなきゃもったいないよ!」と言えるレベルに面白かった漫画を選んでみました。

クセがあったり、超面白いけど万人受けはしないだろうな、という作品も多々あるのですが、そういった「尖った」作品は省き、比較的誰が読んでも面白いんじゃないだろうかと思える作品に絞って今回は選びました。

紹介する全ての漫画は個別の紹介記事がありますので、気になる作品があればそちらも読んでみてください。

1巻完結漫画は気軽に読めるのも大きな魅力です。

暇つぶしでもいいですし、宝石のようなお気に入りの一冊を探している方でもいいので、今回選んだ漫画は全て超面白いと自信を持っておすすめできるので、迷ったらもう読んじゃってみて欲しいです。

きっと後悔させません。

本当に「読まない事がもったいない!」と思うほどに面白い作品たちなのです。

では早速、漫画家さんたちの命の結晶とも言うべき素晴らしい1巻完結・読み切り漫画を紹介していきます。

各漫画のさらに詳しく紹介した記事もそれぞれの漫画紹介の末尾にリンク貼りますので、気になる作品があれば読んでみてください。

『ひきだしにテラリウム』九井諒子

最初に紹介する作品は結構大事だと思うのですが、僕としてはやはり短い読み切り作品の天才的名手として九井諒子先生の『ひきだしにテラリウム』を推したいです。

このブログでは九井諒子先生作品は他にも『竜の学校は山の上』『竜のかわいい七つの子』も紹介しているのですが、どの短編集を読んでもとにかくひたすらに発想がすごい。

九井諒子先生と言えば『ダンジョン飯』を思い浮かべる人も多いかと思いますが、あの独特な切り口の漫画も短編集を読めば大いに納得できる発想の天才っぷり。

さらに、どの物語も世界観の作り込みと、物語性がしっかりしているのもすごいです。

『ひきだしにテラリウム』にはなんと30近い短い短編が収録されており、それぞれが異なる世界観、異なる面白みがあり「参りました」状態の傑作になっています。

九井諒子先生のとんでもない発想力で作り出された様々な世界に浸ってみてほしいです。

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『SAND LAND』鳥山明

「鳥山明先生のはドラゴンボールでお腹いっぱいです」

なんて思ってるあなた! もったいない!

鳥山明先生が「老人と戦車が描きたい」という動機で産まれたのが『SAND LAND』で、短編ではなく1巻完結の繋がった1つの物語になっています。

砂漠化の進んだ地球での水を求めての悪魔と人間との冒険譚で、鳥山明先生が好きそうな人物や設定が目白押し。

先生自らが描きたい事を描いていてつまらないわけがないのです。

まず、鳥山明先生の描く全てのものが魅力的です。

丸っこくてカッコいいメカ、可愛くてチャーミングな悪魔や爺さん、荒涼としているはずなのにワクワクしちゃう砂漠の広がる世界。

そして物語は超王道なのにすごく楽しい展開。

この項目で一番最初に書いた鳥山明先生作品への想いは、実は僕が思っていた事だったりします。

しかしこの作品を読んで、

「やはりあなたは天才です」

と考えを改めました。

ギュッと詰まった1巻完結作品のお手本のような傑作です。

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『アイリウム』小出もと貴

アイリウム、と呼ばれる「24時間後に24時間分の記憶を失う」という、ちょっと複雑な効能を持つクスリを中心に繰り広げられる物語。

いくつかのお話に分かれていますが、全てのお話はアイリウムによって繋がっています。

そしてこの漫画が面白いのは、

「読者も少しずつアイリウムというクスリについて詳しくなっていき、物語も読者のアイリウムへの理解度に比例して面白くなっていく」

点です。

最初のお話では、僕も最初戸惑いました。

「つまりは、実際に起きていることは記憶が飛んでいるだけなんだけど、本人からしたらタイムワープしたように感じる、のかな?」

ぐらいの理解度。

それが、漫画内で様々な人物が服用するアイリウムの使い方を知っていくうちに

「なるほどこういう使い方もできちゃうわけだ」

と理解していき、その新たな理解に合わせて更に高度な使い方が描かれ——というようにどんどんアイリウムのトリコになっていくのです。

1冊全体通しての完成度でいえば、この『アイリウム』が僕の中ではトップです。

1話毎の内容もすごく面白いのに、最終話にしっかり全てを繋ぎまとめてくるあたり、天才かよ。

小出もと貴先生の精巧で隙のない構成力にただただ感動する大傑作です。

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『永沢君』さくらももこ

え!? ここで??

なんて思うかも知れませんが、やはり人は気楽に笑う事もとても大切。

そんな時には、ぜひさくらももこ先生の作品を思い出して欲しいのです。

気楽に読めて、めっちゃ笑えて、読んだ後スッキリする。

そんな魅力がさくらももこ先生の作品にはあります。

中でも、屈指の人気キャラ(?)である永沢君の中学校での日々を描いた『永沢君』はマジのおすすめ。

あのちびまる子ちゃんに出てきた玉ねぎ頭の永沢君が少しだけ大人に近づいて中学校へ通っている。

藤木くんや野口さんも出てきちゃう!

もう面白い予感しかしませんよね?

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『スキエンティア』戸田誠二

SF短編の名手であり、意外な展開と感動的なラストをいつもしっかり届けてくれるのが戸田誠二先生。

戸田誠二先生の作品の魅力は、ジャンルが何であっても最終的に描いているのは「人間」であるというところです。

この『スキエンティア』でも近未来でSFなアイテムが多数出てきますが、現代と何も変わらない普遍的な「人間」ならではの悩みや幸せが中心に据えられているので、違和感なく自然に世界に入っていくことができます。

どんな世界になっても、僕らが人間であり続ける限り悩みも幸せも、そんなに大きく変わりはしない……。

だからこそ沁みる、SFなのに身近に感じられる不思議な短編の数々が収録されている傑作です。

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『山羊座の友人』乙一・ミヨカワ将

マルチな活動をしている乙一先生の原作をミヨカワ将先生が超画力でコミカライズし作品『山羊座の友人』。

まず書いておきますが、この作品は乙一先生の小説原作なだけあって物語の重さといい若干ハードな内容といい、気軽に読める作品ではありません。

しかし、サスペンスの要素が強烈に面白いので読む手は止まらなくなること必至

主要人物達は皆高校生で、繊細な心の描写も秀逸。

ほんの少しのファンタジーな要素もあり、その匙加減のうまさが面白さを数倍に引き上げています。

最後に全ての謎が解けた時、あなたは何を思うでしょうか?

上質なミステリー・サスペンス映画を見たような気分になれる傑作です。

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『田中雄一作品集まちあわせ』田中雄一

こんなぶっ飛んだ世界観なのにこんな泣ける話ありなの?

と、読み終わった僕はしばらく呆然とした作品『田中雄一作品集 まちあせ』。

全部で4つの独立した物語が収録されているのですが、とにかく全ての物語が濃いです。

で、冒頭で「なるべく万人が楽しめる作品を選んだ」と書きましたが、この作品だけは虫とか猿とかが超濃いタッチで大量に描かれているので苦手な人はダメかも知れません。

しかしぜひそこを乗り越えて読んで欲しい!

圧倒的密度の世界観、そしてリアリティ。

特に表題作の「まちあわせ」は、客観的に見ちゃえば不気味な設定の恋愛話なのですが、あまりにも壮大で神秘的な結末に、きっとあなたも涙を流すと同時に拝みたくなるに違いありません。

全く予備知識無く読んでみて、これほど「アタリだ!」と思えた作品も少ないかも知れません。

なんとか気持ち悪い異生物の絵を乗り越えて読んで欲しい大傑作。

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『犬釘を撃て!』伊図透

タイトル作者出版社発売年
犬釘を撃て!伊図透双葉社2020年

大陸を長距離移動する唯一の手段が鉄道――という舞台で、その鉄道を守り修理する男達の戦いとドラマを描いた傑作です。

骨太で感動的なヒューマンドラマだけでなく、鉄道と列車で繰り広げられるハードボイルドなバトルアクションも見どころな読み応えも十分な作品です。

2部構成になっており、1部では主に鉄軌(レール)を敷く作業の過酷さや重要さがよく分かる労働する男達の戦いが。

そして2部では鉄道を巡る政治的思惑なども絡むドラマチックな物語が展開します。

伊図先生の絵のタッチも世界観とマッチしており、男臭くてシブい作品が読みたい方には文句なしにおすすめできる贅沢な1冊になっています。

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『旅する缶コーヒー』マキヒロチ

缶コーヒーにまつわる様々な人々の物語を描いた11の短編からなるマキヒロチ先生の作品『旅する缶コーヒー』。

缶コーヒーをよく飲む人もそうでない人も、思い出の中にこっそりと存在していた缶コーヒーの物語を読んでみて欲しいです。

比較的気軽に読む事が出来るにもかかわらず、盛り上げ方が上手いのでほとんどのお話で泣けます。

缶コーヒーを単に飲むだけのものとして描いているわけではないのが面白く、ほんのささいなキーアイテムとして描かれていたりするのも面白いです。

この作品は、リラックスしたい時にでも缶コーヒーとハンカチを準備してゆっくり読んで欲しい、あたたかい気持ちになる缶コーヒーのような作品です。

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『雑草たちよ 大志を抱け』池辺葵

学校のクラスの中でも比較的目立たないグループに属する女子3人組の、何気ない日々と恋愛と苦悩の物語。

美人でもずば抜けて頭がいいわけでもないけれど、皆一様に個性的で読み進めるうちに皆の事がきっと大好きになります。

この作品の最大の魅力は、主要人物の独特でいて深い絆を感じる関係性と、作品全体から滲み出ている空気感です。

ああ、こんな関係性って最高だな

と心から思える、仲の良さ。単なる仲の良い関係ではないのです。

まさにそれは「絆」としか言うほかない何か。

そして、この作品には多くの胸に刺さるセリフが出てきます。

それは大人になっているからこそ響くものが多く、ただの「面白い漫画」ではなく、面白いし深く心に残る、不思議な読後感の作品になっています。

これはもう説明も結構難しかったりするので、とにかく浸ってみて欲しいです。

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『夕凪の街桜の国』こうの史代

『この世界の片隅に』のこうの史代先生による、戦後の日本を描いた物語。

こうの先生は優しいタッチの絵が素敵で非常に読みやすいのですが、描かれている内容は淡々としている戦後の恐ろしい現実。

作品前半は、原爆投下から10年後の広島が舞台で、あの日の記憶に苦しむ女性が主人公です。

そして作品後半は、平成に入った日本の家族の物語になります。

2つの物語が繋がった時、おそらく様々な想いが沸き起こると同時に涙も止まらなくなると思います。

僕はもう大号泣でした。

原爆という恐ろしい兵器を投下された国日本だからこその知っておかねばならない現実の数々と、家族のとてつもない愛を感じる大傑作です。

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『幻怪地帯』伊藤潤二

ホラー作品にもたくさん傑作はありますが、現代ホラーの巨匠、伊藤潤二先生の『幻怪地帯』は、怖さ、不気味さ、気持ち悪さなどに加え、漫画としての面白さとユーモアまで盛り込まれた素晴らしい傑作です。

4つの読み切り作品が収録されているのですが、全ての作品が異なるテイストで読み応えもかなりあり、怖いのに読後感も「いいもの読んだ」というとても満足のいく傑作です。

ホラー漫画が苦手な人も、改めてホラー漫画をちょっとこの作品からでもいいから見つめなおして欲しいな、と思うそんな作品です。

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読まなきゃもったいないレベルの1巻完結・読み切り漫画はとにかく読むべし!

読まなきゃもったいないレベルの1巻完結漫画と読み切り漫画の数々、気になる作品はあったでしょうか?

どれも超面白いのは間違いないですが、それぞれジャンルもカラーも違うので、あなたの今の気分に合うものを選びチェックしてみてもらえればと思います。

そして、どの作品を読んだ時も短い中にまとめている漫画家さんの凄さ」という点もちょっとだけ意識しながら読んでみて欲しいです。

そうすることで、より漫画家さんそれぞれの個性や上手い部分などが見えるようになってくるはずです。

読まなきゃもったいないレベルの漫画ばかり紹介したつもりなので、気になったのであればひとまず試し読みだけでもしてみる事をおすすめします。

あなたが運命の一冊に出会える事を陰ながら願っております。

ジャンル別のおすすめ特集記事もあるので、よければ併せてお読みくださいませ↓↓

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