世界規模で行われた「人類緑化計画」に参加し、光合成することが可能になった少年を描いた読み切り漫画『明日は葉緑体』。
優しい絵柄と柔らかな雰囲気の世界観がなんとも癒されるかくたすず先生の読み切り漫画です。
『明日は葉緑体』は一言でどんな漫画?
癒される雰囲気と絵柄で読ませる、意外とゾッとする結末の読み切り作品。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
面白そうかどうかの判断がつかない方は、この記事を読み進めていただければと思います。
タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
明日は葉緑体 | かくたすず | 30頁 | コミックDAYS |
『明日は葉緑体』超ざっくりあらすじ
食糧いらずの身体になるという世界的な大実験「人類緑化計画」。
その計画に応募し、実際に実験体となることを選んだ主人公の一樹。
緑化計画の人体実験はただ単に錠剤を飲むだけという非常に簡単なもので、その効果はどんどんと現れていました。
食事をとる必要はなくなり、必要なのは日光と水のみ。
そして意外な効果として、植物達の声が聞こえるようになる――という効果もありました。
ある日、植物達の「根が腐ってしまう……」という声を聞いた一樹は、その植物に水をあげていた少女・結花(ゆいか)と出会い、仲良くなります。
結花は植物が好きであることから、緑化計画に参加した一樹に好奇心を持ってくれたのです。
一樹と結花は仲良くなっていきましたが、ある日一樹には緑化計画の運営から衝撃的なメールが届きます。
次の日、結花が一樹の元を訪ねてみると、そこに一樹の姿はなく――。
『明日は葉緑体』のネタバレあり感想
まず繰り返し書いているように、絵柄のタッチがやわらかくて好きです。
さらに背景や植物の描写も素敵。
植物+人間という組み合わせは割とありがちな設定ではありますが、植物好きな女の子との出会いで変化していく少年の心の変化は面白かったです。
結末は、冷静に考えれば樹になってしまった少年へ「私植物が好きだよ」なんて声をかけちゃう女の子って超ヤバイやつにも捉えられますが、僕的には全てを理解し、受け入れた上で前向きにそう声をかけた――とも捉えられるので「良き」と思いました。
様々な捉え方が出来そうな深いラストだったので、ぜひ読んであなたなりに考えてみて欲しいです。
植物系でしたら、過去にこのブログ内で紹介した諸星大二郎先生の作品も傑作でしたので、興味があればあわせて読んでみてほしいです↓↓
『明日は葉緑体』を読んだ皆さんの反応
『明日は葉緑体』は優しい雰囲気に包まれながらも結末でゾッとさせられる読み切り漫画
植物などの緑に囲まれた、やさしいほっこり漫画かと思いきや、良い意味で裏切られる読み切り作品になっていました。
結末で何を感じるかは人それぞれだと思うので、ぜひ読んでみて下さい。
また、この作品でかくた先生のことが気になった方は、ぜひ先生の事もチェックし、最新情報を仕入れてみてください。
ブログ内で紹介してきた1巻完結・読み切り漫画の中から厳選した本気のおすすめ漫画特集、よければあわせて読んでみてください↓↓
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