手に汗握るバトルとド派手なアクションは漫画作品の花形でもあります。
そして多くの連載された有名作品がある一方で、1巻完結漫画にも極上のバトル&アクションが堪能できる漫画が沢山ある事はご存知でしょうか?
今回は、これまでこのブログで紹介してきた作品の中から、特にド派手でワクワクできる極上のバトル&アクション漫画をご紹介します。
ぜひ、サクっと読めて超楽しめる、極上の1巻完結漫画をご堪能ください。
『ギガントマキア』三浦建太郎
タイトル | 作者 | 出版社 | 発売年 |
ギガントマキア | 三浦建太郎 | 白泉社 | 2014年 |
先日惜しくも亡くなられ、未完となってしまった『ベルセルク』の作者である三浦建太郎先生が、すさまじい熱量と趣味をぶち込んで描いた大巨人プロレスとも言うべき傑作1巻完結漫画がこの『ギガントマキア』です。
相変わらずの凄まじい描きこみによって描かれた巨大な生物のぶつかり合いは圧巻で、まさにド派手。
『ベルセルク』は知っていたけど1巻完結漫画があるとは知らなかった――という方にはぜひ読んでみてほしい迫力ある1冊です。
『呪術廻戦0東京都立呪術高等専門学校』芥見下々
タイトル | 作者 | 出版社 | 発売年 |
呪術廻戦0東京都立呪術高等専門学校 | 芥見下々 | 集英社 | 2018年 |
今では超人気漫画となりアニメも絶好調な『呪術廻戦』。
その前日譚にもあたり、乙骨憂太を主人公として描かれたプロトタイプがこの『呪術廻戦0東京都立呪術高等専門学校』です。
『呪術廻戦』連載前の作品なので、しっかりとこの1冊でまとまって完結しているだけではなく、読み応えもアクションの質も凄まじく、大満足の1冊になっているのが本当にすごいです。
仮に『呪術廻戦』が連載されなかったとしてもこの1冊で全然楽しめる内容になっていて、芥見先生の才能を感じると共にすでに出来上がっていた『呪術廻戦』の世界観を堪能できる傑作になっています。
もちろん、『呪術廻戦』ファンなら必ず読んでおきたい1冊でもあります。
『拝札人』さいとう・たかを
タイトル | 作者 | 出版社 | 発売年 |
拝札人 | さいとう・たかを | リイド社 | 2013年 |
ゴルゴ13でお馴染みさいとう・たかを先生痛快時代劇『拝札人』。
切り捨て御免の免状を持った男が悪を切り裂くザ・勧善懲悪な時代劇作品です。
ボリュームもすさまじく、500ページを超えるのでお得感と読み応えもハンパナイです。
現代の必殺技バトルに疲れたら、たまには時代劇の手に汗握る斬り合いを読んでみるのもおすすめです。
『WANTED! 尾田栄一郎短編集』尾田栄一郎
タイトル | 作者 | 出版社 | 発売年 |
WANTED! 尾田栄一郎短編集 | 尾田栄一郎 | 集英社 | 1998年 |
ご存知ワンピースの尾田栄一郎の、非常に貴重な最初期の短編も収録されている短編集『WANTED! 尾田栄一郎短編集』。
なんと言っても目を瞠るのが尾田先生の天才っぷりで、高校生の時に描いた作品も収録されているのですが、高校生時代の作品からすでに普通に面白いです。
逆に高校生らしいなぁ、と思えるようなギャグの雰囲気なども感じられるので、不思議な親心のようなものを感じながら読むこともできます。
それ以外にも、ワンピースの元になった話や時代劇風の話など、様々な尾田先生の凄さがわかる短編が詰まっているので、ファン必読の1冊です。
『犬釘を撃て!』 伊図透
タイトル | 作者 | 出版社 | 発売年 |
犬釘を撃て! | 伊図透 | 双葉社 | 2020年 |
『銃座のウルナ』などでも有名な伊図透先生によるハードボイルドアクション。
大陸を長距離移動する唯一の手段が鉄道――という舞台で、その鉄道を守り修理する男達の戦いとドラマを描いたアツくてシブい傑作です。
2部構成になっており、1部では主に鉄軌(レール)を敷く作業の過酷さや重要さがよく分かる労働する男達の戦いが描かれ、2部では鉄道を巡る政治的思惑なども絡むドラマチックな物語が展開します。
伊図先生の絵のタッチも世界観とマッチしており、男臭くてシブい作品が読みたい方には文句なしにおすすめできる贅沢な1冊になっています。
『サイコスタッフ』水上悟志
タイトル | 作者 | 出版社 | 発売年 |
サイコスタッフ(新装版) | 水上悟志 | ナンバーナイン | 2019年 (初版は2007年) |
水上悟志先生による、王道ながらも最高に楽しくて名言のオンパレードな傑作超能力バトル漫画『サイコスタッフ』。
1巻完結でそこまでページ数もない作品なのですが、実に良い読後感をもらえるギュギュっと面白さの凝縮されたSFバトル&ラブコメ漫画になっています。
超能力者によるハチャメチャでド派手なバトルシーンも満載で、色々な感情になるとても贅沢な1冊になっています。
皆におすすめしやすい明るさがあるのもGOODです。
『DRAGON BALL外伝 転生したらヤムチャだった件』ドラゴン画廊・リー
タイトル | 作者 | 出版社 | 発売年 |
DRAGON BALL外伝 転生したらヤムチャだった件 | 原作:鳥山明 漫画:ドラゴン画廊・リー | 集英社 | 2017年 |
ご存知鳥山明先生の『ドラゴンボール』。
そしてそれに登場する、愛されキャラのヤムチャ。
ドラゴンボール本編では基本的には残念な感じになっていくヤムチャですが、それに転生してしまった高校生が「ヤムチャがどうなるかを全て知っている」からこそ出来る立ち回りで活躍していくという、まさかのヤムチャ転生漫画がコレ。
絵の再現度も素晴らしく、話も最高に笑えて最高に面白いです。
ただしこの漫画だけは、『ドラゴンボール』を知っていないとあまり楽しめないでしょう。
少しだけ読む人が限られますが、ドラゴンボールとヤムチャを愛する全ての人は必読の傑作です。
『SAND LAND』鳥山明
タイトル | 作者 | 出版社 | 発売年 |
『SAND LAND』 | 鳥山明 | 集英社「ジャンプ・コミックス」 | 2000年 |
こちらは上に紹介したパロディとは違い、本家本元の鳥山明先生による傑作1巻完結漫画の『SAND LAND』です。
鳥山先生のやりたいことが詰まっている作品なのですが、戦車によるバトルあり老人による知的な戦略あり悪魔と人間との駆け引きありと漫画の面白さを煮詰めて結晶化したような、マジにお手本レベルの傑作漫画になっています。
しっかりと綺麗に完結しており、読後感も最高。
さすがすぎます鳥山先生! と叫びたくなるほどに素晴らしい1冊です。
『邪眼は月輪に飛ぶ』藤田和日郎
タイトル | 作者 | 出版社 | 発売年 |
邪眼は月輪に飛ぶ | 藤田和日郎 | 小学館 | 2007年 |
『うしおととら』の藤田和日郎先生による渾身の1巻完結漫画『邪眼は月輪に飛ぶ』。
しぶい老人とその孫娘が中心となり、世界中を恐怖に陥れる怪物フクロウに立ち向かう王道な物語になっているのですが、色々な描写が規格外で最高に面白いです。
米軍も出てくるし重火器も沢山出てくるし、バトルものやアクションもの好き、さらにはミリタリー好きも大満足の骨太アクション漫画になっています。
怪物なフクロウもかなりぶっ飛んだ凶悪モンスターで、ひたすらに人間が殺されていきます。
怖いけれどもハラハラドキドキが止まらない、そんな傑作漫画です。
『木枯し紋次郎』小島剛夕
タイトル | 作者 | 出版社 | 発売年 |
木枯し紋次郎 | 小島剛夕 | 1973年に芸文社から出るも後絶版。 後2000年代に入り リイド社、小池書院より再販。 | 1973年 |
こちらも激シブな名作古典とも言うべき小島剛夕先生による『木枯し紋次郎』。
無口で渋すぎる無宿渡世人、木枯し紋次郎に次々と巻き起こる物悲しく苦しい事件の数々を描いた傑作時代小説の漫画版です。
なんと言ってもシブくてかっこいい紋次郎がたまりません。
読み終わった後にはきっと竹楊枝をくわえて街をさすらいたくなること間違いなし笑
ただし、上に紹介した『拝札人』に比べると、全体的には暗くて凄惨な描写が多いので注意です。
もちろん斬り合いのシーンは痺れるほどにかっこいいです。
まとめ:ド派手で痛快なバトル&アクション漫画でスカッと発散してください
気になる漫画はありましたか?
紹介した作品は全て1巻完結の漫画ですので、比較的短時間で読むことが可能です。
それでいて極上の体験ができる作品ばかりですので、ぜひ気になる漫画を試し読みだけでもしてみてください。
また、より詳しくその作品について知りたければ、それぞれ紹介文の下に詳細記事へのリンクが貼ってあるのでチェックしてみてください。
では、あなたがよりよい漫画へ出会える事を願って……。
※今後も新たに名作に出会えば、その都度更新していきます。
他おすすめ特集記事もチェックしてみてください↓↓
コメント