「息してる ただそれだけで 金かかる」
これは今回ご紹介するいけだいけみ先生のエッセイ漫画『思いつき無職生活 職なしガールの残念だけど悪くない日々』に描かれている川柳な名言です。
非常に安易で無計画な動機で長年勤めてきた会社を辞めることになったいけだいけみ先生。
そんな先生の、超無気力で超ポジティブな無職ライフを描いた漫画を今回はご紹介します。
| タイトル | 作者 | 出版社 | 発売年 |
| 思いつき無職生活 職なしガールの残念だけど悪くない日々 | いけだいけみ | KADOKAWA | 2015年 |
無職になってからどのような手続きが必要で、ハローワークで失業保険の申請をするにはどうしたらいいかなどの具体的な「無職になってからのチュートリアル」もあるので、かなり勉強もできる内容になっています。
さらにはいけだいけみ先生の全く無職であることにビビらない姿勢が面白いです。
『思いつき無職生活』を読んだら……
非常にリアルで生々しい無職生活と再就職までの流れが面白おかしく知れます。
『思いつき無職生活』はどんな漫画？
『思いつき無職生活』は、タイトルの通りにいけだいけみ先生の「思いつきで会社を辞めちゃった」ことから描かれています。
このままでいいのだろうか？
思い描いていた未来と違うぞ？
――誰にでもそのような不安はあると思うのですが、いけだ先生はその時点で非常に安易に（良い意味で）「とりあえず辞めてみるかぁ」と思い立ち会社を辞めてしまうのです。
ここで1つ書いておきますが、あくまでもこれはいけだ先生の人生であって、そうすべきであるというわけではないですし、全く貯金がない状態で同じようなことしてしまうと多分詰みます。
実は僕も一時期超引きこもり生活を送った時期がありまして、性格次第では本当に病みます。
僕はあと一歩でダースベイダーになりそうな辺りまで病みましたので。
――話を戻しまして、この漫画では基本的に1ページにつき4コマ漫画と、簡単なオチの１カットというセットでほとんどのページが構成されています。
ゆるい雰囲気のいけだ先生の考え方や発言がとにかく面白く、「こんな性格だったらいいのになぁ」と羨ましくもなりました。
第1章：思いつき無職生活
この漫画は、おおまかに3章に分かれています。
最初の章は、どのような経緯で（どのようなも何もないのですが）会社を辞めてしまったのか。
そして辞めるとどんな現実が待っているのか、ということがとてもリアルに具体的にかかる金額なども公開してくれた上で描かれます。
毎日が休日。
何をするのも自由。
ただし何をしても、何もしなくても、保険料や年金や住民税などが取られていく現実。
無職も楽ではないのです。
第2章：無職になる前の日常
2章では、回想という形で無職になる前の日常が描かれます。
「何か変わったことはあった？」
と友人に聞かれて考え始めるいけだ先生でしたが……。
案外変わってなかったりもするものです。
第3章：無職、いよいよ動く
3章では、ついに失業保険の給付も終了し、仕方なくなんとなく就職活動に本腰を入れる様子が描かれます。
ここでも、面接に行った時の話などがとても具体的に描かれており、ちょくちょく先生が「やっぱ働きたくない」と思い直すのがものすごく共感できます笑
面接って、嫌ですよね。
果たしていけだ先生は就職することになってしまうのか？（というかしないとお金得る手段ないわけですが）
ぜひ結末はご自身の目で読んでみてほしいです。
『思いつき無職生活』を読んだ皆さんの反応
『思いつき無職生活』はいきなり無職になったのにポジティブにだらしなく生きるエッセイ漫画で、具体的な無職生活の知恵も得られる漫画
このエッセイ漫画は、今無職の人であったり、かつて無職で足掻いた事がある人にとっては特に刺さる一冊になっているかと思います。
無職の時って、ポジティブでいることが本当に難しかったりするのです。
それをなんなくできてしまういけだ先生はすごいと思います。
因みに、その後いけだ先生の人生がどうなっていったのか、気になる方はいけだいけみ先生のブログもチェックしてみてください。
エッセイ漫画があって面白いブログになっています。
いけだいけみ先生のブログ⇒やる気が迷子になりました。
そしてポジティブでいてだらけまくりな、ゆる～い無職ガールの生活が気になる方は、ぜひこの漫画をチェックしてみてください。
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