普通にいつもどおり暮らしているだけでも、それを誰が見て、聞いて、自分の糧としているかはわかりません。
「バタフライエフェクト」と呼ばれる現象のように、一見全く関係のない小さな出来事も、それが水面に投じられた小石のような役割をし、波紋のように様々な事柄に影響し合って思いもよらない大きな影響を世界に与えることだってあるのです。
今回ご紹介する漫画では、普通の女子高生3人が、思いがけず大きな影響を世間に与えちゃう不思議なお話……。
――今回ご紹介するのは、暴走ドリフト漫画『ドリキャン‼』の千葉侑生先生による『ちっぽけな三人』です。
『ちっぽけな三人』は一言でどんな漫画?
3人のごく普通の女子高生の会話を盗み聞きする5人の悩める大人たちが、女子高生の会話から大成するきっかけを得る不思議なお話。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
ちっぽけな三人 | 千葉侑生 | 19ページ | 少年ジャンプ+ |
『ちっぽけな三人』の超ざっくりあらすじ
とある公園のベンチに腰掛ける3人の女子高生、山田と佐藤と鈴木。
そしてその公園には、女子高生達の会話を盗み聞きしている5人の大人達が隠れ潜んでいた。
ベンチの下には少女漫画の描き方がわからず悩む漫画家の薬師丸大次郎。
池の中には新たなオーディオ機器の開発に頭を悩ます開田発男。
屋根の上にはいい曲が思いつかず苦心するシンガーソングライターの歌田京子。
砂場の中には、女子高生と身体が入れ替わる役を演じなくてはならない役者の明後日丈。
そして木の影には、己の殻を破りたい書道家の一本木厳宿が潜んでいた。
5人の大人たちは、それぞれが抱える悩みを解決しようと、打ち合わせるわけではなくそれぞれが自分の意思でその公園に隠れ、女子高生達の会話を盗み聞きしていた。
そして大人たちは、何気ない女子高生達の会話からそれぞれに大きなヒントを得ていくことになるのだが……。
『ちっぽけな三人』のネタバレあり感想
すごく短くて、すごくくだらないけれど、なんだかほっこりして楽しい気持ちになる不思議な作品。
女子高生の会話からヒントを得た盗み聞き変態野郎どもは、それぞれがビッグチャンスを掴むことに成功します。
正直に言って、超笑えるポイントはないのですが、全体的にバカバカしくって優しい雰囲気を許容できるかでこの作品を楽しめるかどうかは変わってくるような気がします。
そしてコメントで多数ありましたが、ラストページのアオリ文が見事な締めの役割を果たしているという珍しい作品でもあります笑
サクッと読んでサクッと笑う――そんな楽しみ方がベストな読み切りだと思います。
ぜひ、読んでみてください。
『ちっぽけな三人』を読んだ皆さんの反応
『ちっぽけな三人』は女子高生3人の日常が世界に大きな影響を与えるおすすめ読み切り漫画
Tweetにもありましたが、こういうのって実際本当にコンビニとか電車の中とかファミレスとかであったりしますよね。
つい声がでかいグループがいると、聴きたくなくても耳に入ってきてしまって「へぇ」となっちゃう……みたいな笑
そこから産み出された大発明もきっと世の中には存在するのでしょうし、そう考えると単なる女子高生と大人の不思議なギャグ漫画では終わらない大きなメッセージを秘めているような気もしてきます。
もしまだ読んでいないのであれば、予想外の女子高生の影響力に笑えるのでぜひ読んでみてください。
そしてこの『ちっぽけな三人』が面白かったのであれば、作者である千葉侑生先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
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