25時間しかいられないタイムマシンを使い、過去へとやってきたチャラい少年。
なんとその少年は主人公である智美に「僕は未来のあなたの息子」だと告げた。
さらにその少年は、「お願いだから僕を産まないでほしい」と智美に告げる……。
――今回ご紹介するのは、渡部大羊先生による『リトルトラベラー』です。
渡部先生の作品は、過去にこのブログでも紹介したちょいBLと感動の作品『不老不死の男たち』があります。
↑↑この作品も非常に物語が良くて、優しい感動に包まれる作品だっただけに今作の『リトルトラベラー』も期待度ブチ上がりです。
『リトルトラベラー』は一言でどんな漫画？
未来からやってきた息子と、そんな息子の発言に混乱する母との不思議と感動の詰まったタタイムリープファンタジー読み切り。
この時点でもう読みたい！と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
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| タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
| リトルトラベラー | 渡部大羊 | 61ページ | 少年ジャンプ＋ |
『リトルトラベラー』の超ざっくりあらすじ
お見合いを翌日に控えた高校生の智美（さとみ）は、その日「未来から来たあなたの息子だ」と自称するピンク色の髪の少年と出会った。
さらに少年は、「お願いだから僕を産まないでほしい」と智美に対してお願いした。
少年の話によると、智美はデキ婚した挙げ句に駆け落ちし、実家から勘当され、夫にも先立たれ、借金しながら女手1つで息子を育てることになるのだという。
すぐには信じられない話であり疑っていた智美だったが、25時間しかいられない、という少年と一緒に夏祭りの手伝いへ行くことになる。
そしてその夏祭りの手伝いの後、少年は智美に「僕を産むことで苦労し、全てを失うことになる。だから僕を産まないでほしい」とお願いした。
翌日、お見合いへと臨んだ智美は一体どのような決断をするのか？
『リトルトラベラー』のネタバレあり感想
時代設定も古めだと思われ、全体的にエモくて泣ける作品でした。
渡部大羊先生の前回の読み切りと比べ、より感動に振り切った作品な印象です。
未来からやってきた自分の息子に「僕を産まないでくれ」と言われる智美……。
これは実際に起きたとしたら、終始「は？ え？ え？」となりそうですが、智美はその少年に父の面影を見て、さらには何かしら自分の息子だと確信するに至るものも感じたのでしょう。
結局ラストには「あなたを産みたい」という感動的展開になり、少年が言うセリフもまた泣かせます。
未来へと戻った少年の元には、苦労を乗り越えた未来の智美が待っているのも最高の展開。
犬もJr.と呼ばれてましたし、多分光太郎の子供なのでしょう。
一方の智美の時代でも、智美は迷惑をかけっぱなしの母にしっかりと謝ります。
ほんの少し、母親の大変さや、子供と向き合うということを理解したからなのでしょう。
細かく読めばツッコミどころもあるものの、母と子を描いた感動の読み切りとして最高に泣けて楽しめました。
特に夏祭りのシーンが最高……。
『リトルトラベラー』を読んだ皆さんの反応
『リトルトラベラー』は未来から来た息子が母に告げた願いを描いたエモくて泣けるおすすめ読み切り漫画
ツカミもばっちりで、エモくて温かみのある世界観で展開する素敵な物語でした。
渡部先生は「愛」を描くのが巧いので、これからも色々な愛の漫画、期待しちゃいます。
ぜひ前作『不老不死の男たち』も読んでみてほしいです。
そしてもしまだこの『リトルトラベラー』を読んでいないのであれば、きっとあなたの心を揺さぶり感動させてくれると思いますのでぜひ読んでみてください。
そしてこの『リトルトラベラー』が面白かったのであれば、作者である渡部大羊先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
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