いつも一人で決められたルートを通り都市間を渡り飛ぶ渡り魔女。
ある日魔女は一人の少年と出会い、その少年は空を飛ぶことを夢見ていた。
もしも少年が願うように、一緒に空を飛ぶことができたのならどれだけ楽しいのだろう……。
魔女はそう思いながらもまた違う都市へと渡っていく。
――今回ご紹介するのは、あおき歩夢先生が原作を担当し、漫画がほづみりや先生というコンビで生まれたファンタジー読み切り『魔女が見た光』です。
原作のあおき歩夢先生は、過去に『メガロス』という読み切りをこのブログでも紹介しているので、気になった方は読んでみてください。
『メガロス』は心温まる巨獣と人間の物語です。
『魔女が見た光』は一言でどんな漫画?
空への憧れを持つ少年と、都市間を行き来する渡り魔女との成長と絆を描いた心温まる冒険ファンタジー読み切り。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
魔女が見た光 | 原作:あおき歩夢 漫画:ほづみりや | 42ページ | 少年ジャンプ+ |
『魔女が見た光』の超ざっくりあらすじ
人の住む都市間を年単位で渡り飛び生活する魔女のシアリス。
その日シアリスは、手紙を配達した先の家でとある少年と出会う。
少年は名をアレックス・ライトと言い、とにかく空への興味を強く持っていた。
そのため空を飛ぶ魔女のシアリスにも強い興味を示し、あれこれと聞いてくる。
さらにアレックスは自分で飛行機を作製しており、本気で自力で空を飛ぼうとしていた。
そしてシアリスが次の街へと飛び立つ際には、来年にはもっとすごい飛行機を作っておく、とアレックスはシアリスへ告げた。
一年後、またアレックスのいる街へと来たシアリスは、空で少し大人になったアレックスと再会する。
一年ごとにどんどん成長し、飛行機も立派になっていくアレックスにうきうきしていたシアリスだったが、ある年に訪れた際、アレックスは飛行機の飛行実験中に墜落事故を起こし入院してしまっていた。
アレックスがこんなことになったのも全て自分のせいだ、とシアリスは自分を責め、静かにその場を去るのだが……。
『魔女が見た光』のネタバレあり感想
お?魔女の宅急便かな?
とまず読み始めて思い、次に
お?ポケモンかな?
とアレックスの帽子を見て思い、飛行機とアレックスのフルネームで
お?ライト兄弟とつながる感じかな?
と史実との絡みを期待させられ、クライマックスでは
お?ドラクエかな?
という感じのドラゴン登場で胸踊りました。
ファンタジーな世界観詰め合わせといった雰囲気の設定で、ちょっと深さがなかったような気もしましたが十二分にファンタジーな展開と物語で楽しめました。
魔女の飛ぶルートが固定されているという絶妙にリアリティを感じる設定も面白かったです。
ラストもキレイにまとまっており、読後感も爽やか。
ただ、やはりページ数の問題もあってでしょうが、半端になってしまっている感もありました。
ファンタジーな世界観で読み切り作品を描く場合、どうしてもその世界の説明が最低限必要になる関係上、削る部分の取捨選択が難しくなるように感じます。
特に今作のようにファンタジーな要素を詰め込んでいると、余計に混乱してしまうのかも知れません。
しかしこの作品に込められたアツイ想いは、特にクライマックスのカラーページでの美しい絵が物語っていました。
広く大きな空! 飛行機! 魔女!
最高かよ。
むしろこれしっかり練り込んだら連載向けな題材なのでは?と今ふと思ったり。
『魔女が見た光』を読んだ皆さんの反応
『魔女が見た光』は魔女と共に飛ぶことを夢見た少年が奇跡を起こすおすすめ読み切りファンタジー漫画
魔女×飛行機×ドラゴンな詰め込みファンタジー作品で、ファンタジー愛溢れる良作でした。
いろいろな映画やアニメの要素を集めたような作品でもあるので、あれこれ考察しながら読んでみるのも楽しいかも知れません。
もしまだ読んでいないのであれば、ワクワクと感動がもらえるファンタジー作品になっているのでぜひ読んでみてください。
そしてこの『魔女が見た光』が面白かったのであれば、作者であるあおき歩夢先生とほづみりや先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
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