BL漫画の脚本担当と作画担当という切っても切れない関係。
脚本担当は高校2年生の女子生徒・柴田。
そして柴田が想いを寄せるのが、作画担当の先輩。
――今回ご紹介する作品では、そんななんとも言えない微妙な距離感の男女が登場。
それぞれ腐属性持ちであるがゆえに、なかなか正直な気持ちを伝えることができずにいます。
作者は、以前このブログ内で紹介した『ロケットリスタート』の作者である壁男先生。
今作では独特な空気感のシュールなギャグと、柴田と先輩の心のモヤモヤが見どころ?
ぜひ今作を読んで、もし気になったのであれば↑↑の 『ロケットリスタート』もチェックしてみてください。
――というわけで今回ご紹介するのは、壁男先生による『柴田と先輩』です。
この読み切りは一言でどんな漫画?
同じ部活で漫画を作っている柴田と先輩の、恋と本音と漫画な青春ギャグ読み切り。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
※↓↓タップ(クリック)で読めます。
タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
柴田と先輩 | 壁男 | 34ページ | コミックDAYS |
『柴田と先輩』の超ざっくりあらすじ
柴田は腐女子の女子高生。
部活動はBL作品制作を行っている。
そこに集う先輩こと真雪。
一見クールだが真雪もれっきとした腐男子。
柴田の推しは真雪だった。
2人はコンビを組んで日々BL本制作に打ち込む。
ある日これまた腐男子である顧問山野にけしかけられ柴田は真雪に対する恋心を自覚する。
突然の事に苦悩する柴田。
一方真雪も柴田への特別な思いを自覚する。
果たして不器用な2人の関係はどうなっていくのか――。
『柴田と先輩』を読んだ感想
腐女子と腐男子の恋愛と言う非常にニッチな作品故斬新で面白かったです。
実際腐女子の人が読めば柴田に対し非常に親近感を覚えるはずです。
おくれ毛が大量にあるもっさりした前髪重めのポニーテールだったり野暮ったい眼鏡だったり垢抜けない制服のスカートの長さだったりと普通の年頃の女の事は一線を画したキャラクターデザインが非常にリアルでした。
BL本の攻めと受けに本気で興奮したりほんの些細なやり取りをBLと結び付けてしまったりと腐女子あるあるが散りばめられています。
妄想の恋愛は百戦錬磨なのにいざリアルで自分自身が恋をしたらどうすれば良いか分からない所が何とも恋愛初心者丸出しで可愛らしさを感じます。
自分の気持ちを理解する為にBL用語に当てはめて整理していく様子は本人は真剣ですが読者としては滑稽で、ある意味斬新な恋模様でした。
最後の収まり所としても実に腐女子、腐男子らしくやっぱり2人にとってそこがユートピアなんだねと納得の終わり方でした。
普通の恋愛漫画に飽きている人は是非読んでみて下さい。
『柴田と先輩』を読んだ皆さんのSNS上での反応
『柴田と先輩』は恋と本音と漫画な青春ギャグな読み切り漫画
刺さる人にはぶっ刺さるであろう、なんともニッチな恋模様。
はたしてその後柴田と先輩がどうなっていくのか、どんな漫画を生み出していくのか、続きが気になりますね。
もしまだ読んでいないのであれば、きっとくすっと笑いつつ応援したくなると思いますのでぜひ読んでみてください。
そしてこの『柴田と先輩』が面白かったのであれば、作者である壁男先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
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