圧倒的戦闘力で戦場を支配していく巨大な兵器。
その日もアリスはたった1人でLG-0899ハンプティダンプティを投入し、瞬く間に戦場を支配した。
徹底的な教育と訓練により、殺人マシーンと化した少女に近づくものはほとんどいない。
1人のノリの軽い30代の男性兵士を除いて……。
――今回ご紹介するのは、三上カン先生による不思議で泣けるアクション読み切り『皆殺しのアリス』です。
『皆殺しのアリス』は一言でどんな漫画?
戦場を支配する巨大兵器を操る1人の少女と、その少女を救おうと画策する男を描いたアクション&ヒューマンドラマ読み切り。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
皆殺しのアリス | 三上カン | 62ページ | 少年ジャンプ+ |
『皆殺しのアリス』の超ざっくりあらすじ
戦場で使用される巨大兵器と、それをたった1人で操る少女・アリス。
アリスは徹底的に訓練された戦闘マシーンであり、心も冷徹になり笑うこともない。
しかしそんなアリスをなんとか笑わせようとする男性兵士のビルという男がいた。
ビルはめげずに何度もアリスへとジョークを言ったりして笑わせようと挑戦し、そのたびにアリスから冷たくあしらわれていた。
ところがビルのジョークや何気なく言った一言は、次第にアリスの心の中に残るようになり、アリスの中で今までにない感情が芽生え始める。
そんなタイミングで、アリスは上官からアリスプロジェクトの方針転換を告げられ、今後はデータ取りの済んだアリスの情報を元にAIによって兵器をコントロールすることになった、と言われる。
それはつまりアリスはもう用済みであるという意味であり、アリスは上官に従い殺される事を受け入れるのだが……。
『皆殺しのアリス』のネタバレあり感想
不思議の国のアリスを題材にした作品というのはかなり多く、ちょっと食傷気味な感もあります。
しかしこの作品は、冒頭のツカミが素晴らしく、そんな不安をふっ飛ばしてくれるような最高のツカミでした。
偉そうに願望を書かせてもらえば、ハンプティダンプティが登場したときにその名前をしっかり出しておけば、もっと惹きつけられたんじゃないかと思います(ハンプティダンプティというコードネーム?が明かされたのはもっと後だったので)。
だってあのキモ卵おじさんのハンプティダンプティが、戦場に投入されて暴れてるの、めっちゃ楽しいですからね。
さて作品のキモとなる、アリスとビルによる心の交流パート。
ちょっとビルが気持ち悪い感もありましたが、最後にはスパイであることも明かされ、感動的な展開へと繋がっていきます。
クライマックスでは覚醒したアリスが、ハンプティダンプティとチェシャ猫とマッドハッターを同時操作するという神業を披露し、盛り上がりも最高潮。
さらにラストには、友達を作ろうとするアリスの不器用ながらも可愛らしい愛情表現、さらにビルへの想いを忘れていないアリスが見れて泣けます。
アクションシーンの盛り上がりも物語も共にハイレベルな、最高にワクワクして泣ける読み切り作品でした。
『皆殺しのアリス』を読んだ皆さんの反応
『皆殺しのアリス』は戦場を支配する凶悪兵器を操る1人の少女を描いたおすすめ読み切り漫画
戦場でハンプティダンプティを暴れまわらせるアリス――最高でしたね。
贅沢な願いを言えば、マッドハッターとチェシャ猫ももっと暴れてほしかった!笑
そして上質なアクションだけでなく、感動的なビルとの物語もしっかりと描かれており、しっかりとまとまった作品といった印象でした。
もしまだ読んでいないのであれば、きっとワクワクと感動をしっかり味わえますのでぜひ読んでみてください。
そしてこの『皆殺しのアリス』が面白かったのであれば、作者である三上カン先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
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