俺はここで死ぬわけにはいかない。
家で待ってんだよ。
妻と、小さい娘がさ……。
――今回ご紹介するのは、沖野ユイ先生による死亡フラグ立てまくりな兵士が起こすたくさんの奇跡を描いた、笑えて泣ける傑作戦場読み切り漫画『フラグ中尉』です。
沖野先生といえばジャンプ＋で連載していた百合＆グルメマンガの『すいとーと！』の作者さん。
先生自らツイートされてますが、今回の作品のようなジャンルは初めてとのことですが、普通にめちゃくちゃ面白いです。
『フラグ中尉』は一言でどんな漫画？
死亡フラグ立てまくってしっかり回収しまくる中尉と部下の、笑えて泣ける最高に楽しい読み切り作品。
この時点でもう読みたい！と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
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| タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
| フラグ中尉 | 沖野ユイ | 39ページ | 少年ジャンプ＋ |
『フラグ中尉』の超ざっくりあらすじ
いつも戦場で死亡フラグのようなセリフを言ってしまうのが癖のフラッグ中尉。
そしてそのフラッグ中尉と長年戦場を駆け回ってきたエリオル少尉は、その日も中尉に「あまりそういう発言はしないでください」と忠告していた。
今まで幾度となくフラッグ中尉がフラグを立てては回収し死にかけているのを助けたのは他ならぬエリオル少尉だったからだ。
しかし相変わらずなフラッグ中尉は、今日は「生きて生きて生き残る！」と叫びながら敵陣へと突撃していってしまう。
すると案の定そのセリフがキレイに死亡フラグとなってしまい、飛んできた手榴弾によってエリオル少尉とフラッグ中尉は一緒に天国へと行くことに。
初めて訪れる天国にて、エリオル少尉とフラッグ中尉は身体検査を受けることになったのだが、そこでエリオル少尉は手違いで天国に来てしまっただけで、まだ死んではいないことが発覚する。
ところが晴れて生き返れると喜ぶかと思いきや、エリオル少尉は意外なことを言い出してしまい……。
『フラグ中尉』のネタバレあり感想
非常に細かく作り込まれている読み切り漫画で、単に笑える戦場ギャグマンガになっていなかったです。
冒頭のセリフから、フラッグ中尉がとにかくフラグ立てするような発言をしまくる人であることはよくわかり、それをエリオル少尉がたしなめ、さんざん今までも苦労してきたことが描かれます。
しかし最後まで読むと、フラグ立て発言をしていたのは確かにフラッグ中尉なのですが、今までのほとんどの場面はエリオル少尉を助ける為の行動であったことが判明します。
そして天国へ2人で行くことになってしまい、誤判定が判明し生き返ったエリオル少尉でしたが、今回もまた爆風から守るようにフラッグ中尉がエリオル少尉を庇ってくれていたことがわかります。
なんて素敵な中尉なのでしょう。
そしてクライマックス、1人蘇ってしまったエリオル少尉でしたが、なんとフラッグ中尉も天国で自ら立てた「死亡回避フラグ」のおかげで奇跡的に復活を遂げます。
――はちゃめちゃな展開ではありましたが、しっかりと作中立てられたフラグも回収され、笑えてちょっと泣けてのかなり楽しめる読み切り漫画でした。
そしてきっともう一度読みたくなってしまうはず。
なぜなら、まだまだ読んでいて気づきにくいようなフラグが散りばめられているからです。
何度も読んで、「もしかしてこのセリフって……」と勘ぐりながら楽しんでみてください。
『フラグ中尉』を読んだ皆さんの反応
『フラグ中尉』はフラグを自ら立てまくる兵士の戦場コメディなおすすめ読み切り漫画
フラグを自ら立てまくっちゃう兵士のお話、最高に面白かったです。
しっかりと回収されていくフラグも気持ちよかったですし、単なるコメディになっていなかったので実に爽快な読後感が得られました。
もしまだ読んでいないのであれば、きっと楽しめると思いますのでぜひ読んでみてください。
そしてこの『フラグ中尉』が面白かったのであれば、作者である沖野ユイ先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
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