ちょっと人に言いにくいような性癖、あなたはお持ちでしょうか?
もしかしたら自分だけかも……と思っているような性癖も、実はお隣さんも、あるいは下の階の人も抱えているかも知れません。
今回ご紹介するのは、このブログでも読み切り作品から1巻完結作品まで、いくつも紹介させてもらっている高野雀先生の、ちょっとクセのある性癖を持った人たちがたくさん出てくるアパートの短編集。
自分だけだなんて思い込まないで。
きっと世界は変わった性癖の持ち主で溢れているのですから。
――というわけで今回ご紹介するのは、高野雀先生の『低反発リビドー』です。
タイトル | 作者 | 出版社 | 発売年 |
低反発リビドー | 高野雀 | 徳間書店 | 2015年 |
『低反発リビドー』を読んだら……
性癖って大事だし楽しいよな……なんて自分の変な部分も愛せるようになるかも?
『低反発リビドー』はどんな漫画?
この作品は、コルダーハイツという古びたアパートを舞台に繰り広げられる、様々な住人達の「性癖」に焦点を当てたショートショート作品です。
全部で30話から構成されており、全てのお話はコルダーハイツの住人の部屋番号がサブタイトルになっています。
そのため、壮大な物語性などは一切なく、淡々と人々の日常とちょっと変わった性癖を覗き見するような感覚で読むことができます。
もし一貫した大きな物語などを求めている方にとってはちょっと物足りないかも知れません。
一方で、日常系な人々の生活感溢れる性癖話を覗いてみたい方はきっと楽しめることでしょう。
それぞれのお話は10ページに満たない長さなので、気楽にサクッと読める点も良い点でしょう。
ベッドの中での変わった趣味や、恋する相手の年齢や容姿、さらにはちょっと人には言えないような性癖まで、様々な住人達が描かれます。
全てを読み終わった後の最後の1話がこれまた素敵で、「変なのは自分だけだってみんなが思い込んでいるのかも知れないな」とちょっとだけ深い問いかけをされて終わります。
高野先生らしい、淡々としていながらも生活感と人間味に溢れたちょっと恥ずかしい性癖満載の1巻完結のショートショート集になっていました。
『低反発リビドー』を読んだ皆さんの反応
『低反発リビドー』は人それぞれな性癖をアパートの部屋ごとに描いたおすすめ1巻完結短編集
高野雀先生はとかく人物達の繊細な心理描写などがうまいです。
今作では、性癖を打ち明けたり隠し持っていたり、そんなちょっと恥ずかしい事を抱えた人々がうまく描かれていて、読んでいるこちらも恥ずかしくなってきました笑
高野先生が気になったら、ぜひツイッターをチェックし、ここで紹介した他作品もぜひチェックしてみてくださいね。
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