定期的に等ブログ『ヨミキリ』では、画太郎先生を取り上げています。
理由はシンプルで、画太郎先生の漫画には「小さかったあの日叫びまくっていた世界への鬱憤」のすべてが込もっているように感じるからです。
読み切り作品も紹介しましたし⇓⇓
初期の短編集もご紹介しました⇓⇓
そして今回ご紹介するのは、自らがタイトルに「サイテーの短編集」と付けてしまっている恐ろしい作品です。
――というわけで今回ご紹介するのは、漫☆画太郎先生の『くそまん―サイテーの漫画短編集―』です。
タイトル | 作者 | 出版社 | 発売年 |
くそまん―サイテーの漫画短編集― | 漫☆画太郎 | 集英社 | 1995年 |
『くそまん―サイテーの漫画短編集―』を読んだら……
下品なネタ大好きなかたは無限に笑えますし、嫌いな方は一切笑えないかと。そして読み終わった瞬間にこみ上げる感情はプライスレスなくそ気分。
『くそまん―サイテーの漫画短編集―』はどんな漫画?
この作品は、漫☆画太郎先生による相変わらずババアとうんちだらけの短編集です。
全部で3つの短編に分かれており、かつそれぞれの短編は細かなエピソードがいくつも詰め込まれている構成です。
ただし、良くも悪くももはやいくつエピソードがあるかなど関係ない感じで、勢いでサラっと読めてしまうかと思います。
最初に収録されているのが、『Superはやっとりちくそババア』という作品で、これはババアが授業参観に来るだけのお話。
もちろん、読めばわかる画太郎先生のセンスと使いまわしまくっているページの感じが実に奥深い笑いをもたらしてくれます。
次に収録されているのは、『家・なき子』という作品。
おそらくはブーム真っ只中に描いたのでしょうか?
めちゃくちゃ攻めた内容と、超オチが読めちゃうダジャレ、そして最後はもうなんにも関係なくなってしまうぐらいの超展開に、家なき子を知っている人も知らない人も爆笑できる(あるいは超しらける)作品になっています。
最後に収録されているのは、『学校』という作品。
個人的にはこの作品が一番笑いました。
とにかくヤバイ先生に生徒、そして一番ヤバイのが校長――というぶっ飛んだ画太郎先生丸出しな学園生活が描かれています。
――読み終わると、たしかに描かれていたことはサイテーだし、くそまんがで間違いないです。
でも、やはり清々しさも感じますし、それこそうんこした後のようなスッキリ感が味わえたので、これはもう読んだ人にしかわからない本当のくそまんだな、なんて思いました。
『くそまん―サイテーの漫画短編集―』を読んだ皆さんの反応
『くそまん―サイテーの漫画短編集―』は文字通りくそだらけのくそ短編集(画太郎先生ファンには文句なしにおすすめ)
というわけで今回はなかなかにハードなくそ漫画を紹介してしまいましたが、冒頭にも書いたように画太郎先生の漫画は賛否真っ二つに分かれるんだろうな、と思います。
というかこれが万人受けする世界はおかしいですし。
画太郎先生の作品が好きでまだこの作品を読んでいないという方。
たまには本気のバカげて下品でくそな漫画が読みたいな、というチャレンジャーな方。
ぜひ、試し読みだけでも(試し読みで雰囲気そっこうわかるはずです)してみてくださいませ。
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