死神が憑りついた人間は、身体が弱く寿命も短い少女だった……。
優しい死神が自らの存在意義をかけて、少女を「幸せな死を迎えさせる」と意気込むちょっと変わった雰囲気の死神漫画を今回はご紹介。
今回ご紹介するのは、ヤンヌ先生による『君の神さまは死神さま』です。
『君の神さまは死神さま』は一言でどんな漫画?
死神の優しい心にほっこりする、意外な展開の恋物語。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
面白そうかどうかの判断がつかない方は、この記事を読み進めていただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
君の神さまは死神さま | ヤンヌ | 26ページ | ヤンジャン! |
『君の神さまは死神さま』ざっくりあらすじ
死ぬまでの時間が見える死神は、ずっと見守ってきた女性・ツキがあと1分後に死ぬことを知っていた。
しかし死神はツキに死んでほしくはなかった。
その理由は、死神は10年前に両親を亡くし絶望の中にいる時代からツキの事を知っており、両親譲りで病弱だったツキの命が10年しかもたないこともまた知っており、それでも必死に生きようとしてきたツキの姿をよく知っていたからだった。
死神は人が寿命を迎える時、口づけをして命を吸い取る必要があった。
そして今まさにツキの命が尽きようとしている時、死神はツキの前に立ち口づけをしようとするのだが――。
『君の神さまは死神さま』のネタバレあり感想
この漫画はヤングジャンプの新人賞であるシンマン賞にて佳作を受賞した作品です。
両親を亡くした少女に憑りついた死神が、あまりにも可哀想な少女に感情移入してしまい、最後には好きになってしまうという展開。
漫画が始まってすぐに寿命のカウントダウンが始まり、しかもそれが残り1分というめちゃ短い時間なので、割と冒頭からハラハラさせられます。
この漫画では、死神は人間から命を奪う際には口づけをして吸い取る、という変わった方法をとります。
これが物語最後の、死神が少女への愛を告白し自分の命と引き換えに少女の寿命を延ばす――というシーンで最高に活きてきます。
ちょっとだけ強引な展開な気もしましたが、最後には死神との口づけから寿命の延長までは劇的に描かれており、最後のシーンもきれいにまとまっていたので読後感は爽やかです。
ツキにとっての神は死神だった――そんなツキの言葉についつい涙腺もゆるんでしまいました。
まとめると、独特な構成で少し変わった、雰囲気の優しい死神の切ない片思いのラブストーリーになっていました。
『君の神さまは死神さま』を読んだ皆さんの反応
『君の神さまは死神さま』は少女を愛した死神の切ない物語のおすすめ読み切り漫画
今回ご紹介した作品のように、新人賞に応募された読み切り漫画というのも面白いものですね。
どの作品も、試行錯誤した跡のようなものも読み取れますし、勢いもあります。
どんな有名漫画家でも、デビューしたての時期というのが必ずあります。
もしよければ、このブログで紹介した有名漫画家大先生の初期の作品が読める短編集などを特集した記事もあわせて読んでみてください↓↓
今回ご紹介した『君の神さまは死神さま』をまだ読んでいない方はもったいないですからぜひ読んでみてください。
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