ちょっと想像してみてほしいのです。
あなたがもし吸血鬼だとして、不死身の体を持っています。
もうすでにあなたは200年以上を生きていて、特に生活も不自由なく人間に溶け込んで送れている。
ただ、ご飯だけは、4種類の血液型からなる血液のみ。
200年間、ずっと、食事は血液のみ。
でもちょっと待って……。
本当に吸血鬼って血液以外のものを食べれないの?
誰も挑戦しなかっただけじゃないの?
実は食べれたりするんじゃないの?
――というわけで今回ご紹介するのは、紀ノ目(きのめ)先生による吸血鬼の食事情を描いた読み切り『怪物飯店』です。
『怪物飯店』は一言でどんな漫画?
200年以上人間界で生きている吸血鬼が自らの限界に挑戦する、ドタバタ吸血グルメ読み切り。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
怪物飯店 | 紀ノ目 | 41ページ | 少年ジャンプ+ |
『怪物飯店』の超ざっくりあらすじ
夜に喉が乾き、一杯の血液を飲む吸血鬼の少年・倉木宵太郎(くらきよいたろう)。
もう200年以上も人間界で人間として暮らしている宵太郎は、「血液を飲み飽きる」という吸血鬼にとっては重大な悩みを持ってしまっていた。
そして宵太郎は「そもそも誰が吸血鬼は血しか飲めないと決めたのだ?」と疑念を持つようになり、自分で人間たちが食べているような美味しそうな料理を作ってみることにする。
しかしどれだけ美味しそうな料理が作れたとしても、やはり吸血鬼の宵太郎は不味くて食べることができなかった。
そんなある日、宵太郎が夜に散歩していると、公園で泣きながらおでんを食べている相沢こるりという女性と出会う。
こるりはおでんを作って彼氏の部屋を訪れたところ、バッタリ違う女性と食事をしている彼氏と鉢合わせしてしまい、今こうして公園でそのおでんを泣きながらやけ食いしているのだった。
宵太郎はこるりにお願いされ、一緒におでんを食べてあげることにしたのだが、なぜか普段は一切受け付けない人間の食べ物をその時は美味しく食べることができた。
そこで宵太郎はハッと気づく。
「涙は血液と同じ成分だから、血液を混ぜた料理だったら食べられるのでは?」
その宵太郎の閃きは正しく、宵太郎はそれ以後様々な料理を作るようになっていき――。
『怪物飯店』のネタバレあり感想
血を飲み飽きてしまった吸血鬼のとても面白い読み切りでした。
物語の展開のさせ方も上手くて、ぐいぐい引き込まれていきます。
ただ、ものすごくいいところで終わってしまう!
せめて怪物飯店の営業中の様子を少しでいいから読みたかった‼
というのが本音です。
もちろん、連載を意識してのことだったのかも知れませんが、そこまでの流れがすごく面白かっただけになんだかちょっとだけ悔しい気持ちに笑
ただ、そういう気持ちにさせるほどに面白かったということなので、なんとか続きを描けるように応援したいですね。
あるいはこの別の作品になったとしても、紀ノ目先生、要チェックですね。
キョンシーのシャオユーとの絡みももっと見たかった!
『怪物飯店』を読んだ皆さんの反応
『怪物飯店』は吸血鬼だって血液以外のものを食べたいんじゃ、なおすすめ読み切り漫画
面白いツカミで引き込まれ、その後の展開も最高に楽しめる読み切り作品でした。
惜しむらくは感想にも書いたように怪物飯店の営業中の様子を少しだけでもいいから読みたかった!
連載されないかなぁ、と期待しちゃいます。
狼男は何を注文し、キョンシーは何を食べ、あったかいもの食べたい雪女はどんなリアクションをしながらあたたかいものを食べるのか、すごく続きが読んでみたくなります。
もしまだ読んでいないのであれば、きっともっと先が読みたくなる作品ですのでぜひ読んでみてください。
そしてこの『怪物飯店』が面白かったのであれば、作者である紀ノ目先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
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