雨の日の川の中、ヤタロウが出会ったのは、自分の子供の頃の姿をした幽霊だった。
そしてその幽霊はヤタロウに言う。
「おれの死体をさがして。このままじゃ子供がたくさん死ぬ」
――今回ご紹介するのは、石川理武(いしかわおさむ)先生によるサスペンス読み切り漫画『雨の日ミサンガ』です。
なかなか不気味でヘビーな始まり方をする、先が読めないスリリングな読み切り漫画になっています。
『雨の日ミサンガ』は一言でどんな漫画?
自分の子供の頃の幽霊がくれるヒントを元に、自らの過去の記憶を辿り真相へ近づい行く雨の日にゃサスペンス漫画。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
面白そうかどうかの判断がつかない方は、この記事を読み進めていただければと思います。
※↓↓タップ(クリック)で読めます。
タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
雨の日ミサンガ | 石川理武 | 39ページ | 少年ジャンプ+ |
『雨の日ミサンガ』の超ざっくりあらすじ
いつもクラスメイトからイジメられている主人公のヤタロウは、その日も嫌がらせを受け、下水が流れ込む汚い川の中で探し物をしていた。
すると突然目の前に自分の子供の頃の姿をした幽霊が現れる。
その幽霊はヤタロウに対し「ごめん、約束守れなくて」などと意味深なことを言い、さらに「おれの死体を探して」とよくわからないお願いまでする。
家に帰ったヤタロウは、信頼できる姉に事の顛末を話すが、姉には幽霊の姿は見えず、またヤタロウは双子でもなければ心当たりもないと姉は言う。
幽霊の正体が一体何なのかわからないまま過ごしていたが、ある日幽霊の子供がヤタロウがかつて大好きだったヒーローの名前を口にする。
さらにその日、道端で出会ったおばさんが言った一言がヒントとなり、ヤタロウは1つの心当たりに思い当たる。
走り出したヤタロウは、一目散に進入禁止の下水道へと入っていき……。
『雨の日ミサンガ』のネタバレあり感想
雨の日に現われた自分の幽霊――というかなり不気味な始まりで惹き込まれました。
結局最後にはその子供の幽霊は「猫が見た子供の頃のヤタロウの姿」であり、その幽霊を生み出していたのは子供の頃に助けてあげた黒猫であることが判明します。
そして黒猫は下水道に取り残されてしまっている子ネコ達を助けて欲しくて、ヤタロウの前に現われたのでした。
ちょっと細かい部分で混乱するところもあったのですが(子猫誰の子? とか雨の日である必然性とか)、ハートウォーミングな展開ですし何より絵がキレイで魅入ってしまいました。
イジメられていたヤタロウも、最後にはその無茶が皆に認められ、子猫補正も加わってLINEにも招待されてハッピーエンド。
猫好きに悪いやつはいないわよ!
『雨の日ミサンガ』を読んだ皆さんの反応
『雨の日ミサンガ』は子供の姿をした幽霊が導く極上の雨の日サスペンス読み切り
かなり不気味な始まり方でどうなってしまうのかと思いましたが、最後にはしっかり心温まる結末でキレイにまとまっている作品でした。
作者である石川理武先生がTwitterにて、この漫画が読み切りとして載るまでの裏話を描いてるものがあり、それもまた面白かったので貼っておきます。
編集の人ってやっぱりすごいんですね……。
この作品が気に入った方は、ぜひ石川先生をフォローして応援してくださいませ。
ブログ内で紹介してきた1巻完結・読み切り漫画の中から厳選した本気のおすすめ漫画特集、よければあわせて読んでみてください↓↓
コメント