うたたねしがちな少女が見るのは、夢かマボロシか。
今回は、以前ご紹介した『ききみみ図鑑』の宮田紘次先生による、ジャンルにとらわれない様々な短編が収録された短編集をご紹介。
――というわけで今回ご紹介するのは、宮田紘次先生の『うたたね姫』です。
タイトル | 作者 | 出版社 | 発売年 |
うたたね姫 | 宮田紘次 | KADOKAWA | 2012年 |
『うたたね姫』を読んだら……
宮田先生の妄想と想像の世界にどっぷりはまれる短編が堪能できます。
『うたたね姫』はどんな漫画?
この作品は、表題作である「うたたね姫」を筆頭に、全部で7つの短編から構成された短編集です。
また、「うたたね姫」だけはさらにその中に7つの細かなエピソードに分かれています。
全体的に共通のテーマがあるわけではないので、どのお話から読んでも問題なく読むことができます。
ここではそれぞれの漫画の内容をざっくりとネタバレしない程度にご紹介しますので、読もうか迷っている方は参考にしていただければと思います。
ラストダンスは踊り場で
学校の文化祭をテーマにした、なんとも懐かしく、それでいてあの頃を思い出してハラハラもしてしまうような、そんな素敵な学園読み切り。
腐臭が目に染みる
ある朝目が覚めたら世界中の人がゾンビに!
とても短い作品なのですが、最後の終わり方が温かい不思議な作品。
猫でタンデム
空飛ぶ車が主流の近未来。
安かったからと買ってしまった猫型の車が起こす事件と奇跡。
LET’S DO THE MONKEY!
ちょっとエッチで自由奔放なウキー!
蛇腹
腹の中に蛇を飼っている少女がタバコを吸うようになった理由の物語。
MY PET ROBOT
僕のペットはロボット!な短い読み切り。
うたたね姫
ことあるごとにうとうとし、妄想世界へといってしまう少女の、いくつかの不思議な妄想物語。
とてもシンプルな構成ながら、素敵な絵と設定で惹き込まれます。
『うたたね姫』を読んだ皆さんの反応
『うたたね姫』は想像と妄想に満ちた珠玉の1巻完結短編集
宮田先生の想像力と妄想に満ちた、読んでいてワクワクするような短編集でした。
特に「うたたね姫」はシンプルながら漫画としての表現の力で楽しい気分で読めました。
試し読みだけでもしてみてほしいですし、気になった方はぜひ宮田紘次先生の音が飛び出してくるかのような不思議な1巻完結漫画『ききみみ図鑑』も併せてチェックしてみてください。
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