とある野球部のイケメンエースピッチャーを見学している25歳会社員の女性・鶴子。
そして突如現れた、それをジャマする10歳の小学生の女の子・芽乃――。
――今回ご紹介するのは、そんな謎バトルが中心となる狙井先生によるほのぼのコメディ漫画『隣のじゃま子』です。
『隣のじゃま子』は一言でどんな漫画?
会社員女性と小学女児との好きな野球部エースイケメンを巡る攻防を描いたドタバタコメディ
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
面白そうかどうかの判断がつかない方は、この記事を読み進めていただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
隣のじゃま子 | 狙井 | 44ページ | コミックDAYS |
『隣のじゃま子』の超ざっくりあらすじ
その日、会社員の天野鶴子(25歳)は日課となっている野球部見学をしていた。
鶴子が見ているのは、野球部のエースピッチャーである鏡石。
ところがその日は、あからさまに見学する鶴子をジャマするかのように鏡石に声を掛け、仲良くしているところを見せつける小学生の女の子・八坂芽乃(10歳)が横にいた。
芽乃は鶴子に対し対抗心むき出しで、「いい年してなにしてるの?」「ここへはもう来ないでね」などと煽って来る。
鶴子もムキになり、「おこちゃまだから相手にされてないよ」などと煽り返す。
その日から、鶴子と芽乃による鏡石を巡っての長い戦いが始まることになるのだが……。
『隣のじゃま子』のネタバレあり感想
実に大人げない社会人の女性鶴子と、実に可愛げのない小学生の芽乃とのドタバタバトルを描いた漫画で、誰も傷つかないとても優しい雰囲気と優しい笑いに包まれている作品です。
途中、2人が夢中になっている鏡石クンが女の子と歩いているのを目撃し、尾行する……というお決まりの展開になり、これまたお決まりの「実は姉でした」パターンで鶴子と芽乃はホッとするという流れはちょっと読めてしまいました。
けれども鶴子と芽乃が一緒に変装したりしながら尾行する様はなんともほっこりしてしまいます。
終盤では、その後鶴子が転勤することが明らかになり、背中を押して想いを告げろ、と応援する芽乃の姿にはグッときました。
少し前に紹介した、『お前の推しは俺の推し』で描かれていたような、推しへの気持ちというものを鶴子も芽乃も鏡石に対して持っていたのかも知れませんね。
「推す」というすごく微妙でなんともうまく言ったもんだな――とおっさんの僕なんかは思っちゃう言葉も、若い子たちの間ではしっかりと理解しあっている共通の感覚なのかも知れません。
さてこの物語のラストは、鶴子が転勤が決まってはいるものの「そんなに遠くではないので週一でココに来れる」と明かし「なんだよそれ!」と憤る芽乃がワチャワチャして終わる、とても良いハッピーエンドでした。
まとめると――誰も傷つかず、優しい気持ちになれる素敵な読み切り作品になっていました。
『隣のじゃま子』を読んだ皆さんの反応
『隣のじゃま子』は野球部見学が生きがいの会社員女性と小学生のほのぼのバトルを描いた優しい読み切り漫画
表紙の絵からしてドタバタしてそうで面白そうなニオイしてましたが、しっかり期待を裏切らない笑いと優しさに包まれた読み切り作品でした。
可愛いけれども憎たらしい女の子、実際結構いますからね笑
そしてそういう可愛らしくもにくたらしい女の子というのは、この作品のように年上の女性にも遠慮なく剛速球で正論をぶち込んできたりするものです。
そんな割と本当に見かけるような女の子と女性を描いた、共感も得やすい作品なんじゃないかな、とも思いました。
ラストもとてもあたたかい気持ちになれる優しい結末になっていますので、笑ってじんわりほっこり出来て、とリラックスして読める誰にでもおすすめしやすい作品です。
もしまだ読んでいなければ短い作品ですし、しっかりまとまっていて楽しめるのでぜひ読んでみてください。
そしてこの『隣のじゃま子』が楽しめた方は、狙井先生を応援し、次回作にも期待して待ちましょう!
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