学校や会社へ行かなきゃいけないのに寝坊してしまった……。
そんな朝は、ちょっと怖くて危ないけれどめっちゃ近いルートで行けばいい！
――今回ご紹介するのは、にことがめ先生による『私の黄泉黄泉最短ルート』です。
細かな説明一切なしで、ひたすら続く摩訶不思議な描写。
なのになぜか読む手が止まらなくって、繰り返し読んでしまう中毒性もあります。
なにこの漫画？ なんか楽しい……。
不思議な面白さをどうぞ体験してみてください。
『私の黄泉黄泉最短ルート』は一言でどんな漫画？
学校へ遅刻しそうな少女が、禁断の最短ルートを通り通学する摩訶不思議通学読み切り。
この時点でもう読みたい！と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
※↓↓タップ（クリック）で読めます。
| タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
| 私の黄泉黄泉最短ルート | にことがめ | 30ページ | コミックDAYS |
『私の黄泉黄泉最短ルート』の超ざっくりあらすじ
寝坊してしまった女子高校生のまどかは、その朝も亡くなってしまった母の声で起こされる。
そして学校へ普通に通学しては間に合わないので、まどかは黄泉黄泉最短ルートで向かうことに。
そのルートは、干支の動物達を辿ったり、水面から繋がるあの世への入り口を通ったり、振り返ってはいけないあの世を通ったりと、危険も高いのだが物凄くはやく学校へと到達できるルートであった。
そうしてなんとか学校へたどり着いたまどかは、見知らぬ男に学校は臨時休校になった事を教えられるのだが――。
『私の黄泉黄泉最短ルート』のネタバレあり感想
短くてギュギュっとした漫画なのですが、無駄な説明が一切なく、そのおかげで何度も繰り返し読みたくなる中毒性がある不思議な作品です。
冒頭にまどかは母親の声で起こされるのですが、母親は亡くなっているので実は最初の１コマ目から摩訶不思議は始まっていることがわかります。
そして学校で起きている猟奇的な殺人の伏線も、しっかりまどかの家のテレビから流れるニュースで張られています。
冒頭以降は、説明一切なしのジェットコースター的通学路の描写。
干支を辿ったり怖いばあちゃんがいる庭から池にダイブしたり、振り向いたらダメなあの世を通ったりジェットコースターのレール上を駆け抜けたりボインガールのボインに着地したり……。
そして、一度は通学に失敗したまどかは飄々と再挑戦。
すると今度は母親の幽霊のような影が沢山並ぶ道を通るはめになるのですが、最後に謎のやさしい一言。
これもまたラストに生きてくる伏線の１つですね。
到着したまどかを学校で待っていたのは、爽やかに見える謎の男で、それが実は殺人鬼という超怖い展開。
もちろんまどかはそれに気づくこともなく臨時休校という嘘に騙されて素直に帰っていくのですが、それを狙撃して殺そうとする殺人鬼の姿。
しかしまどかにはお母さんがついています。
絶妙に殺人鬼からの攻撃を避けさせ、のほほんと帰っていくまどかに癒やされる不思議な読後感のラスト。
なんだこの作品は！笑
よくわかんないんです。
でも、爽快感もあったし疾走感もあったし、恐怖も感じれたし楽しくもあったし……説明がものすごく難しい「色々な感情にさせられたけどなんかめちゃ楽しかった漫画」なのです。
考察なんていらないから、とりあえず楽しいでしょ？
と言わんばかりのこういった作品……最高です。
あなたなりに何を感じるか、ぜひ読んでみてほしいです。
『私の黄泉黄泉最短ルート』を読んだ皆さんの反応
『私の黄泉黄泉最短ルート』は遅刻しそうな朝の禁断のショートカットを描いたおすすめ読み切り漫画
この作品は、以前ご紹介した『時間跳躍式完全無劣化転送装置』と同じタイミングで2021年モーニング月例賞6月期の佳作に選ばれた作品。
すごい作品が重なるものですね。
いやはや、想像力を掻き立てられる漫画的面白さに満ちた作品でした。
もしまだ読んでいないのであれば、きっと摩訶不思議な中毒性にハマってクセになると思いますのでぜひ読んでみてください。
そしてこの『私の黄泉黄泉最短ルート』が面白かったのであれば、作者であるにことがめ先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
ブログ内で紹介してきた1巻完結・読み切り漫画の中から厳選した本気のおすすめ漫画特集、よければあわせて読んでみてください。
無料で読める読み切り漫画特集⇓⇓
1巻完結の漫画特集⇓⇓
全ての特集記事まとめ⇓⇓
コメント