徹底的にクールで滅多に感情を表すことがないアイドルが、生まれて初めて経験する「推し」への激しい想いと尊さ。
しかもそのアイドルが推した相手は、ごく普通の高校生カップルだった……。
今回ご紹介するのは、そんな新しい切り口で「推し」の素晴らしさを説いた、紺のんこ先生による傑作読み切り作品『お前の推しは俺の推し』です。
その発想はなかった！ な推し活をぜひ笑いながら楽しんでみてください。
『お前の推しは俺の推し』は一言でどんな漫画？
「推し」を意外な視点から描いた、笑ってほっこりできるドタバタ青春コメディ読み切り。
この時点でもう読みたい！と思った方はぜひ読んでみて下さい。
面白そうかどうかの判断がつかない方は、この記事を読み進めていただければと思います。
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| タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
| お前の推しは俺の推し | 紺のんこ | 53ページ | 少年ジャンプ+ |
『お前の推しは俺の推し』の超ざっくりあらすじ
若者を中心に人気急上昇中の男性アイドルグループ「バイアス」。
その「バイアス」の中でも特に人気なのが、感情を滅多に表さない雷門帝（らいもんみかど）という少年。
帝は、仕事はしっかりやるが、特にそこに情熱はなく、その気持ちがこれからも変わる事はないだろう――という考えの極端にクールな性格。
しかしそんなある日、とある島で高校生と一緒にイモ掘りをするという企画に参加した帝は、今まで抱いたことのない不思議な感情をとある高校生の男女に対して抱いてしまう。
胸の奥からこみ上げてくる熱い感情……胸が締め付けられる感じ……尊い……。
帝は、生まれて初めてその日「推し」への感情を理解し、夢中になっていた。
しかしそのイモ掘りのイベントが終わればもうこの感情をまた体験する事はなくなってしまう……。
そこで帝は、ただ「推し」を見ていたいだけという理由から、推しの男女がいる高校へと転入することを決めたのだが――。
『お前の推しは俺の推し』のネタバレあり感想
読み進めるうち、「これはアイドルの帝が、自分を推してくれている島の高校生カップルであるさなと亮太に振り回される話なのかな？」と思ったのですが、想像のナナメ上を行く展開でとても面白かったです。
クールで衣食住にしか興味がなかったような帝が、まさかの島の高校生男女に「推す」という感情を抱いてしまうという展開。
それにより、クールで感情をあらわにするような事が少なかった帝も、どんどん積極的になり、最後には亮太にアドバイスするまでになります。
というか島の高校に転入してくるところから積極的過ぎてこわいですが笑
クライマックスでは、本音を言い合えずに離れ離れになりそうな亮太とさなに、帝がアイドルとしての権力をマックスに駆使して歌をプレゼントし、2人の気持ちを歌い上げる――という設定をしっかり活かした派手な見せ場に。
元通り仲良しになった亮太とさな。
そして推しからの感謝の手紙に微笑む帝……お見事です。
総じて、しっかりまとまっていましたし、推しに目覚めるアイドル帝が笑えて、それこそ尊く感じる可愛らしいシーン満載の素敵な読み切り漫画でした。
亮太とさながハッピーエンドを迎えたことで読後感も爽やか、実に素敵な心になれる良い作品です。
『お前の推しは俺の推し』を読んだ皆さんの反応
『お前の推しは俺の推し』はアイドルが初めて経験する「推す」と言う感情を描いたドタバタ青春ギャグ読み切り漫画
『お前の推しは俺の推し』は切り口が新しくてとても面白かったです。
めちゃくちゃどうてもいい話をこの流れで書いてみますが、僕が生まれて初めて推したのは、たぶん大黒摩季です（当時、推すなんて言葉はありませんでした）。
というわけで、笑えて尊い青春ギャグ読み切り漫画の『お前の推しは俺の推し』、おすすめなのでぜひ読んでみてください。
そして『お前の推しは俺の推し』が最高に楽しめた方は、ぜひ作者の紺のんこ先生をフォローして最新情報をチェックしてみてください。
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