魔法も使えない、実績もない、今は皿洗いのバイトリーダー。
けれども腕に自信はあるし、誰にも負けない自負もある。
だから俺をこの冒険者ギルドに入れて下さい!
――今回ご紹介するのは、自らの才能に気付いてない男の就活と、200年ぶりに復活した最強の怪物を討伐に向かう最強ギルド「シルバーウルフ」を描いた大鳥雄介先生によるファンタジー物語『トムの就活』です。
なんとも可愛らしいタイトルですが、内容はかなり濃くてしっかりファンタジーで凄く面白いです。
さらに読み切り作品としては長めの80ページ弱なので、読み応えも十分。
かなりおすすめです。
『トムの就活』は一言でどんな漫画?
冴えない主人公トムの自覚なき天才っぷりと苦労が面白い大ボリュームの傑作ファンタジー読み切り。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
面白そうかどうかの判断がつかない方は、この記事を読み進めていただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
トムの就活 | 大鳥雄介 | 78ページ | 少年ジャンプ+ |
※追記 大鳥先生の新作読み切り『フリーダム』も紹介しました。剣闘士を題材にした、ワクワクハラハラに感動までできちゃう骨太な傑作になっているので、トムが楽しめた方はぜひ読んでみてください⇓⇓
『トムの就活』の超ざっくりあらすじ
山で育ち、師匠に「気」を使う武術を教え込まれていた主人公トムは、師匠のススメもあり冒険者ギルドへ所属すべく街へ出て面接を受けまくることになりました。
しかしどこを受けても山しか知らないトムを雇ってくれるところはなく、トムは皿洗いのバイトで生計を立てる日々。
ある日、トムは最強のギルド「シルバーウルフ」の噂を聞き付け、次こそはとシルバーウルフが活動しているという街へ向かうことにします。
一方、その最強ギルド・シルバーウルフでは、200年ぶりに復活した「ロウ」と呼ばれる怪物を討伐すべく必死でした。
仲間もロウに殺され、もしかしたらシルバーウルフであっても討伐することは難しいかも知れない……というところまで追いつめられていました。
シルバーウルフはプライドを捨て、他のギルドにも協力を仰ぎロウを協力して討伐する計画を立てます。
そんなある日、遠路はるばるシルバーウルフの活動する街を目指して歩いていたトムは、運悪くその最強の怪物「ロウ」とばったり遭遇してしまいます。
仕方なくロウと戦うことになるトムでしたが……。
『トムの就活』のネタバレあり感想
かなり骨太で面白いファンタジー漫画でした。
トムがなんとも冴えないキャラなのも僕としては好感持てましたし、実はめちゃくちゃ強いのに自覚がないのも面白かったです。
途中、トム視点からシルバーウルフの視点に物語は移行し、割とガッツリ長めの尺で描かれるので、もうちょっとトムの活躍が見たかったかな、とは思いました。
とはいえその途中のシルバーウルフの描写も読みごたえあり、ロウと呼ばれる最強怪物もかなり怖く描かれていてワクワクしました。
僕としてはスカっとしきらない結末だった部分も好きでしたが、Twitterなどを見ているとその点は賛否分かれているみたいです。
確かにわかりやすく終わった方が良かった気もしますが、トムという冴えなくて強さの自覚もあまりないキャラだからこその結末、と考えればむしろベストな気もします。
そこはまぁジャンプだから云々などの補正も入ってしまうのでしょうが、僕としてはとても楽しめましたし、おすすめしたい作品です。
『トムの就活』を読んだ皆さんの反応
『トムの就活』は山育ちの隠れた天才トムの就活と最強ギルド・シルバーウルフを描いたおすすめ読み切りファンタジー
作者である大鳥雄介先生、画力も高いですしファンタジー世界の描き方もバッチリでもっと他の作品を読みたいです。
この『トムの就活』では素朴な雰囲気の主人公が素敵で面白かったですし、それでも皿洗いバイトのバイトリーダーやってるのがなんとも可笑しいです。
この『トムの就活』を読んで大鳥雄介先生が気になった方は、ぜひ応援してあげてくださいませ。
むしろこのトムの活躍の続き、読みたいなぁ。
※先生の新作『フリーダム』も紹介したのでぜひ読んでみてください⇓⇓
ブログ内で紹介してきた1巻完結・読み切り漫画の中から厳選した本気のおすすめ漫画特集、よければあわせて読んでみてください。
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