ペットや動物などが突然巨大化してしまう謎の病気、巨獣症。
巨獣となった動物達は見た目は可愛くともか弱い人間にとっては脅威でしかなく、年々ペットを飼う人も減ってしまっていた。
そんな巨獣蔓延る世界での、研究者を父に持つ少女と、偶然出会った巨獣との絆の物語……。
――今回ご紹介するのは、そんなファンタジーでワクワクする世界で繰り広げられるあおき歩夢先生による感動の巨獣物語『メガロス』です。
『メガロス』は一言でどんな漫画?
巨獣症という病気が蔓延する世界での、研究者の娘である少女と巨獣との絆と友情の泣ける物語。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
メガロス | あおき歩夢 | 69ページ | 少年ジャンプ+ |
『メガロス』の超ざっくりあらすじ
動物や植物が巨大化してしまう原因不明の病気「巨獣症」が蔓延している世界。
巨獣学者の娘である茂野岳マドカ(ものだけまどか)はその日も学校にて巨獣症についての知識を熱弁し、皆にドン引きされていた。
帰宅後、マドカはいつも自分だけしか知らない小さな小屋である「秘密基地」で過ごしていたのだが、その日偶然マドカは秘密基地の近くで見たことのない可愛い動物が倒れているのを見つける。
マドカはその動物に「ハッチ」という名前をつけてこっそり秘密基地で飼うことにしたのだが、ハッチはものすごいスピードで成長していく。
そしてある日、マドカぐらいの大きさまで成長したハッチは、いつものようにマドカに甘噛みのつもりで噛み付いたのだが、つい力加減がわからなくなりマドカにケガをさせてしまう。
そのマドカのケガをきっかけとし、自衛隊員である兄のエイジと父にもハッチの存在を疑われるようになってしまう。
そしてマドカのケガが完治し退院する日、ついに最も恐れていた「ハッチが街へ現れる」という事態が起きてしまい……。
『メガロス』のネタバレあり感想
巨獣症というワクワクが止まらない謎の病気が蔓延る世界での物語。
そんなの面白いに決まってます。
が、要所要所にちゃんとした考証がなされており、例えば巨獣化した動物はその大きさに耐えられずに圧死してしまう――みたいなリアルな描写もなされています。
そして物語の核となる、マドカとハッチもの関係も絶妙な加減でリアリティがあってよかったです。
ハッチとマドカの関係が一度危うくなってしまう出来事が、ハッチによる「甘噛み失敗事件」なのですが、ハッチはいつもどおり甘えようとしただけだったのがすごく切なくて良いです。
さらにハッチはマドカに会いたい一心で街にまで降りてきて、自衛隊に撃退されることになってしまいます。
ハッチとマドカの可愛くてほっこりする描写から一転、巨大生物VS自衛隊という手に汗握る展開は最高でした。
姉崎隊員の死は無駄にはしない自衛隊のかっこよさよ(生きてる)。
そして最後には、ハッチはマドカに花を渡す為に街に降りてきてしまった事が明かされます。
あーこれ悲しいやつ~、と思っていましたが、この作品はちゃんとハッピーエンドだった!
ラスト、巨獣学者である父が、学者としてのルール違反を犯してまでマドカの為にハッチを治療していくれていたことがわかり、マドカはハッチと再会を果たします。
ハッチとマドカのほっこりからのワクワクが止まらない市街戦、さらに最後はサプライズ有りの感動展開と、とても贅沢で楽しい読み切り作品になっていました。
『メガロス』を読んだ皆さんの反応
『メガロス』は巨獣と少女の絆を描いた感動のファンタジーなおすすめ読み切り漫画
ペットが巨大化したら可愛いかも!
なんて想像を具現化してくれたような漫画でしたが、そうなったらなったで問題も沢山出てきちゃうこともなんとなく理解できました。
そりゃそうなんですが。
とにかく、やはり「巨大化」とか「巨獣」というパワーワードは心をワクワクさせてくれるものです。
そしてこの作品は、そのワクワクにしっかりと応えてくれるまとまっていて最高に楽しい作品になっていました。
もしまだ読んでいないのであれば、読み応えもワクワク感も感動も詰まった非常に贅沢な作品になっているのでぜひ読んでみてください。
そしてこの『メガロス』が面白かったのであれば、作者であるあおき歩夢先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
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