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伊賀忍の生き残りが守るもの『落武者狩り落武者狩り』【おすすめ無料読み切り漫画】

「落武者狩り」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

落武者とは戦に敗れた者が、命からがら逃げ延びて「落ちている状態の武者」を差しており、それら逃げ延びている武者というのは鎧や刀といった高級品は持っているにも関わらず、戦意がほぼ無い為に格好の標的にされてしまうわけです。

面白いのが、落武者の命を狙うのは粗暴な野盗などの類だけではなく、合戦によって家を失ったりした一般市民もまた落武者狩りを行うことがよくあったという事実です。

現代で言えば、よく甚大な災害によって壊滅した街に夜になると空き巣が出没して金品を奪われるという被害が未だに日本でも起きていますが、あの感覚に近いのかも知れません。

いつの時代でも、人の欲望には限りがないのです。

――だいぶ脱線してしまいましたが、今回ご紹介するのはそんな落武者狩りにまつわる物語。

原作が尾崎一条先生、作画がTAKUMIサメ男の『落武者狩り落武者狩り』を今回はご紹介いたします。

『落武者狩り落武者狩り』は一言でどんな漫画?

落武者狩りを行う粗暴な集団を更に「狩る」元伊賀忍者による痛快時代バトルアクション。

この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。

読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。

※↓↓タップ(クリック)で読めます。

タイトル作者本編ページ数読めるサイト
落武者狩り落武者狩り原作:尾崎一条
漫画:TAKUMIサメ男
76ページ少年ジャンプ+

『落武者狩り落武者狩り』の超ざっくりあらすじ

合戦に敗れて逃げ延びた武者、落武者。

そんな落武者を専門に狩る「落武者狩り集団」が跋扈する恐ろしい時代。

――天正十年、大阪の僻地にある落武者達による隠れ里が、とある落武者狩り集団によって急襲された。

隠れ里にて病気の父と暮らす少女・千代は、落武者狩り集団によって蹂躙されていく村人を見ながらなんとか父と逃げようと父を背負い必死に駆けた。

しかしすぐに落武者狩りに捕まり、あわや犯されそうになってしまいそうになるが、そこを1人の忍者に救われる。

その忍者は元伊賀忍者であり、今は「落武者狩り狩り」をしている乱丸と名乗った。

乱丸は1人で落武者狩り集団を一掃してしまい、隠れ里の落武者達からの注目を一身に集めた。

その日、かつて武者であった落武者達は、圧倒的な強さを持つ乱丸に感化され再びサムライとしての心を突き動かされることになる。

そして「落武者狩り集団を狩る、落武者狩り狩りの一員になりたい」と乱丸に願い出るのだが……。

『落武者狩り落武者狩り』のネタバレあり感想

ボリュームもありパワフルさも申し分ない最高の時代バトルアクションでした。

単にフィクションとせず、伊賀忍と天正伊賀の乱を絡めてきたのも最高にワクワクできました。

落武者狩りは冒頭でも少し触れましたが、何も暴漢だけが行った行為ではなく、一般市民も徒党を組んで落武者を殺そうとした結構怖い行為であったりします。

となると、もしかしたら落武者狩りを更に狩る事を目的とした、この漫画のような集団もあったのかも知れません。

さてこの漫画内では、元伊賀の忍であった乱丸が落武者狩り狩りを行っていますが、その理由が「伊賀の国を取り戻す為に金がいる」というめちゃカッコイイものでした。

そんな乱丸に惚れ込んだ落武者の面々は乱丸に家来にしてほしいと頼み込みますが、その時の乱丸の態度もまたカッコイイ。

一度逃げた弱いやつ、コソコソ逃げ回る生き方をしてるこすいやつ、としっかり罵った上で、もう二度と自分の弱さを受け入れるな、と喝を入れて家来となることを認めるのです。

シビレました。

そして組まれた落武者狩り狩りの忍集団。

皆一様に忍び装束を着、かっこよさと風格も十分。

さぁどんな戦いが繰り広げられるのか???

というところで物語は終わります。

ギャー! 続き読ませてェェェッッ!!

ただ、もう一度頭から読み直したら、ある意味で絶妙なところで終らせたんだな、と納得しました。

盛り上げ方もうまかったですし、アクションも迫力満点でしたし、最高の時代モノバトルアクション読み切りであることは間違いなさそうです。

ぜひ読んでみてください!

『落武者狩り落武者狩り』を読んだ皆さんの反応

『落武者狩り落武者狩り』は伊賀忍の生き残りが落武者狩り集団を狩るおすすめ読み切り漫画

コメントでいくつか指摘されてましたが、漫☆画太郎先生の筆致と似ているという話……僕もすぐに思いました笑

でもそれって褒め言葉でもありますよね。

画太郎先生の絵って惹き込まれるし、めちゃ迫力あるし、最高です。

ただ作風が作風なのでどうしても笑えるように見えてしまうという宿命……。

もし画太郎先生と比べてみたい方は過去にご紹介した画太郎先生も無料読み切りで比較してみてください。

とにもかくにも落武者狩り。

僕は歴史・時代モノには目がないので、伊賀忍という言葉が出てきた時点でもう「だいしゅき」になりました。

ひたすらにバトルシーンが気合入ってて最高でしたね。

明らかに連載も意識しての展開だったので、ぜひこの作品でなくとも骨太でアツい時代モノでの連載を期待したいところです。

もしまだ読んでいないのであれば、きっと胸アツで手に汗握るアクションが楽しめますのでぜひ読んでみてください。

そしてこの『落武者狩り落武者狩り』が面白かったのであれば、作者である尾崎一条先生とTAKUMIサメ男先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。

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