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楳図かずお先生渾身のトラウマ必至のホラー短編集『ねがい』【1巻完結読切漫画】

ねがい

前回は楳図かずお先生のホラー漫画ではない、かわいい少女が主人公の漫画をご紹介しましたが、今回はしっかりと本気のホラー漫画です。

表題作である読み切り作品「ねがい」が描かれたのは1975年。

今から50年近く前の作品だということが信じられないぐらい、普通に面白く、そして怖いです。

というわけで今回は、泣く子も黙る楳図かずお先生の本気ホラー短編集、『ねがい』をご紹介いたします。

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タイトル作者出版社発売年
ねがい楳図かずお小学館2010年

『ねがい』を読んだら……

七つの深くてめちゃ怖い楳図ホラーに泣かされます(恐怖で)。

『ねがい』はどんな漫画?

『ねがい』には全部で7つのホラー漫画が収録されています。

全て関連性はなく、独立した内容になっています。

では、それぞれの話をネタバレしないようにざっくりと紹介してみますので、購入する際の参考にしていただければと思います。

ねがい

最初の話が表題作である『ねがい』です。

僕はこの話を単なるホラー作品ではなく、深いテーマだなと感じながら読みました。

作品の中で人々を恐怖に陥れるのが主人公の少年が手作りした人形なのですが、友達がいなくて寂しいからと作ったはずの人形がいらなくなって捨てられて怖い存在になると言うのは何とも皮肉なことだと思うのです。

色々と現代にも通ずる点のある深いお話なんじゃないかと僕は思いました。

で、しっかりめちゃくちゃ怖いです。

DEATH MAKE

中学生たちが仲間同士でこっそりと夜の学校に侵入し、工作室で不気味なものを作っています。

その仲間同士で作った不気味な何かが暴れ出し、ものすごく恐ろしいことになっていきます。

クライマックスは非常に怖い展開で、かつシュールな不気味さがありました。

ちょっとジョジョの石仮面的。

絶食

好きな人のために、好きな服を着るために、大好きな食べ物を断ち、ひたすら我慢し続けた女性の話。

全てが報われた時、解放された心はホラーを生むのです。

すごくシンプルで短いのですが、エッセンスの凝縮された気持ちの良いお話。

Rojin

人間というものは20歳になると死んでしまうと思い込んでいる少年が、穴の下で暮らす老人と出会いお話。

まさかのほっこりするお話か?と思いきや終盤で老人が少年に提案す?内容がやっぱりホラーで結局超怖いです。

タイトルがローマ字表記なのも、少年にとって老人と言うものが未知のものだったと言うメッセージなのかもしれません。

プレゼント

クリスマスの夜、サンタさんによって世界中の人々に行われた恐怖の復讐の物語。

この作品のサンタはプレゼントをくれるのではありません。

大事なものを奪っていくのです。

サンタクロースがトラウマになる作品。

こういうシンプルで、それで一定そっとするほどに気持ちの悪いホラー漫画は最高です。

タイトルの通り蛇に関するお話ですが、途中の蛇の不気味さからラストの終わり方に至るまで、お手本のような展開の素晴らしいホラー作品でした。

和風な雰囲気ってやっぱりホラー漫画と相性良いと思うのです。

蛇に続きこれまたシンプルなタイトルのお話。

鎌なんていうタイトルがついたお話が怖くないわけがないのです。

舞台も鎌というタイトルがよく似合う田舎でのお話。

この話は特に最後がものすごくゾッとするラストになっているので、ぜひご自身の目で確かめてみてほしいです。

怖さといい、傑作でした。

『ねがい』を読んだ皆さんの反応

むしろ主人公がモクメでしょう。

『ねがい』は楳図かずお先生の本気が垣間見える超怖いホラー漫画好きにおすすめの傑作短編集

このブログでもいくつも作品を紹介させていただいている日野日出志先生にも通ずるのですが、昭和を戦い抜いてきた漫画家さんと言うのは本当に画力が高いですよね。

楳図先生も描き込みが半端じゃなく、セリフが少ない作品でも絵だけで伝わる迫力と言うものがあります。

味わいのある楳図かずお先生の傑作ホラー短編集、ものすごく怖くてものすごく面白いので、気になった方はぜひ読んでみてください。

特に表題作にもなっている『ねがい』は本当に怖いですし、人間の罪深さも感じる素晴らしい短編になっています。

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詳細は記事にしてありますので、興味がありましたら読んでみてください。

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