生贄の風習があった街で起きる怪奇現象。
その原因はかつて生贄にされた者達の怨念……。
――今回ご紹介するのは、TATE先生による超怖い霊が起こすこれまた超怖い現象を描いた現代ホラー『ナリカワリ』です。
『ナリカワリ』は一言でどんな漫画?
かつて生贄に使われた人間の地縛霊がとある一家を悲劇へと巻き込み、さらに祓いにきた霊媒師をも巻き込んでいく超怖い現代ホラー。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
ナリカワリ | TATE | 37ページ | 少年ジャンプ+ |
『ナリカワリ』の超ざっくりあらすじ
とあるマンションで暮らす女性・花村はその日心霊現象の専門家である沢森十夜を家へと招いていた。
花村が暮らす部屋では最近怪奇現象が頻発しており、人の影や気配を感じたり、家の周りの見知らぬ男の人が歩いているのだという。
沢森は早速状況を確認し、簡単にお祓いもしてその日は花村の部屋を出た。
ところが部屋を出てすぐに沢森は吐血してしまう。
花村の部屋で起きていた現象は思った以上に恐ろしく、自分では対処しきれないと判断した沢森はすぐに自分の師匠へと連絡し現場へと来てもらうことにする。
花村の部屋での怪奇現象を起こしていた真犯人は、かつてその地で生贄として殺された娘の囚われた地縛霊であり、その怨念は非常に強力であることはわかったのだが、それ以上にもっと恐ろしいことがその部屋では起きていたのだった――。
『ナリカワリ』のネタバレあり感想
まず一度読んで結末を確認したら、もう一度最初から読んでほしい――そんな作品で面白かったです。
というのも、ナリカワリというタイトルの通りに、その部屋の住人に成り代わって生活しちゃってるのが今作での怖い地縛霊だからです。
最初読んだ時には読者がある程度意図的にミスリードするような構成になっていて、てっきり複数人の怖い幽霊がいるのかと勘違いしちゃいます。
しかし最後まで読むと、住人に成り代わり、思い込むかのようにその地縛霊が生活してしまっており、本当の住人に対して恐怖を感じるという、結構難しいことが起きていたことがわかります。
何度か読むと、冒頭で描かれていた「霊」というのが本当の住人であることがわかりますし、周囲をうろつく男性というのも本当の住人の夫であることがわかります(間違ってなければたぶん)。
ただ、ちょっと複雑なのでどこからどこまでが地縛霊が成り代わっていた姿なのかな?と混乱しちゃいました。
おそらくは、最初から最後までずっと地縛霊しか出てきていない――というのが正解かと思いますが、もし大きく間違っていたら教えてください。
――さてそんなちょっと複雑な地縛霊と住人の構図を理解したところで内容にも触れたいと思うのですが、なんというか徹頭徹尾救いが無くて怖いお話でした。
地縛霊となってしまった娘の回想も悲惨ですし、せっかくお祓いに来たジョジョのンドゥールみたいな男性も後半で殺されてしまいますし、何より現場に向かう途中で殺された師匠が本当に無念。
さらにそこに住んでいた本当の住人も、噂話という形ではありますが無理心中したことが判明します。
つまり、この地縛霊に関わった主要人物は全員なんの抵抗もできず呪い殺されてしまっているわけです。
なにこの漫画こわい笑
ぜひ、呪術廻戦とコラボして、祓ってもらいたいところです。
救いはありませんでしたが、引き込まれる絵に引き込まれる展開なすんごく怖い上質な現代ホラーになっていました。
どうしても急ぎ足な感じがしたのは読み切りだからある程度は仕方ないのでしょう。
『ナリカワリ』を読んだ皆さんの反応
『ナリカワリ』は呪われた風習が生んた地縛霊を描いたおすすめ読み切り漫画
いやはやかなり怖いお話でした。
ここまで主要人物が殺されていく漫画もなかなかないでしょうし、逆に清々しかったです。
おそらくは思ってる以上に怖いので、もしまだ読んでいないのであればぜひ読んで体験してみてください。
そしてこの『ナリカワリ』が面白かったのであれば、作者であるTATE先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
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