ボロボロのカラオケ店で働く日常。
平凡以下の人生。
退屈に生き、死んでいく……。
はずだったのに、ドリンクを届けにカラオケルームの部屋を開けると、そこには宇宙人がいた――。
――今回ご紹介するのは、来半ぞう先生による『身バレ』です。
予想した展開を何度も裏切られる作品になっていて、最後の1ページまで何が起こるかわからない、スゴい作品です。
『身バレ』は一言でどんな漫画?
人生に生きがいを見い出せない少年が働くカラオケ店で起きた、人類の存亡をかけた宇宙人との攻防を描いた先が読めなすぎる読み切り。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
身バレ | 来半ぞう | 41ページ | 少年ジャンプ+ |
『身バレ』の超ざっくりあらすじ
寂れたボロボロのカラオケ店で働く、退屈な人生をすり減らしているだけの男・ミシマ。
その日カラオケ店には、見るからにタイプの違う怪しい男3人が次々と同じ部屋へと入っていき、ミシマは同僚のハシモトと共に訝しんでいた。
ドリンクを頼まれたので、ミシマはその男達が入っているカラオケルームに届けに行ったのだが、なんとドアを開けるとそこには奇妙な顔をした3匹の宇宙人が座っていたのだった。
ミシマはすぐに部屋の中へと連れ込まれ、強引に宇宙人達の情報共有会議に参加させられることになる。
途中までは和やかに宇宙人達の会話を聞いていたミシマだったが、当然生かしてその場を見逃してくれるはずもなく、殺されそうになってしまうのだが……。
『身バレ』のネタバレあり感想
読み始めてすぐは、クセの強いタッチの絵とよくあるステレオタイプな主人公の設定に少し身構えて読んでいましたが、最後まで読んで感想は一変。
スカッとするし展開全く読めなかったし、最高に楽しめました。
サクッと大オチも書いてしまえば、主人公のミシマは最初から地球防衛軍の隊員であり、地球侵略を目論む宇宙人達を探していたわけです。
そしてこのカラオケ店で見つけ、爆破するに至った――というわけ。
巧妙なのが、ミシマの心情描写にも後半の凛々しいミシマを感じさせるような描写を一切しなかった点でしょうか。
悪く言えばズルイわけですが、故に最後には盛大に騙されてスカッとしたので僕は良かったと思います。
あと絵のタッチもクセが強いと感じていましたが、読み進めるとむしろハマりますね。
『すばらしきこのせかい』っぽい、線が太いストリートアートのような雰囲気も、特に終盤の爆破シーンなどと噛み合っていて最高にかっこよかったです。
終盤に向けての伏線もしっかり張られていて、同僚のハシモトさんのファンデ落ちや、ビビってソファーの裏に隠れたミシマ、さらに地球防衛軍設定を提案するミシマなどの描写は最後に繋がってきました。
個人的な意見を偉そうに言っちゃうと、伏線をもう少し全体的にうまく散りばめておけばさらなるカタルシスへと繋げられたのではないかと思います。
――とはいえ、最後のセリフもかっこよくてスタイリッシュに終わる、とても楽しい良作でした。
身バレにご注意! の煽り文も噛み合い過ぎていて笑いました。
『身バレ』を読んだ皆さんの反応
『身バレ』はカラオケ店で起きた人類の存亡をかけた戦いを描いたおすすめ読み切り漫画
ひっくり返される展開、スタイリッシュでかっこよすぎるラスト、クセになる絵、どれもとても楽しめる面白い読み切り作品でした。
繰り返し読み込めば、もっと隠された伏線がありそうにも思えますし、何度も楽しめそうです。
割とこの作品の核になっていると思うのが、クライマックスの爆破シーンのかっこよさ。
迫力や絵の濃さなど完璧で、部屋に飾りたいほどのイカしたシーンになっていると思うのです。
そしてあのページがあるから、この作品は強烈に輝いているように思います。
全人類と宇宙人におすすめしたい良作です。
もしまだ読んでいないのであれば、きっとあなたの予想を裏切りまくってくれると思いますのでぜひ読んでみてください。
そしてこの『身バレ』が面白かったのであれば、作者である来半ぞう先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
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