ある日、とある学校の女子生徒である小鳥遊匣(たかなし はこ)が拾ったのは、デスノ死のノートのような呪いのノートだった……。
キャアーー‼
あ、まだ怖くはないですね。
今回ご紹介するのは、読み切りのホラー漫画である兎屋まめ先生による『怖がり女子は怪談を聴かされる』です。
割と本格的なホラーテイストの漫画になっており、怖がらせ方もいい感じ。
このブログでも度々紹介している呪みちる先生や伊藤潤二先生、そして楳図かずお先生の作品などが好きな方はきっと楽しめる読み切り作品です。
『怖がり女子は怪談を聴かされる』は一言でどんな漫画?
しっかり怖い本格学園ホラー漫画。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
面白そうかどうかの判断がつかない方は、この記事を読み進めていただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
怖がり女子は怪談を聴かされる | 兎屋まめ | 45ページ | 少年ジャンプ+ |
『怖がり女子は怪談を聴かされる』ざっくりあらすじ
ある日、小鳥遊匣(たかなしはこ)は学校の庭で一冊の本を拾った。
その本には、これから匣は怪談を聞かされる――という内容が書かれていた。
半信半疑だった匣だが、早速友人のサトミがおかしな雰囲気で匣へ近づいてきて、唐突に「こんな怪談がある」と語り始める。
サトミが語り始めた内容というのは、学校で起きた恐ろしく禍々しい怪談であり、匣が拾った本のほんの一話目に過ぎないのであった……。
『怖がり女子は怪談を聴かされる』のネタバレあり感想
小鳥遊匣という名前のヒロインが巻き込まれる恐怖体験の物語ですが、まずその名前がすごいですね。
割と漫画作品とかで使われる(らしい)小鳥遊という苗字ですが、これは小鳥が遊べる=脅威となるタカなどがいない、ということでたかなしと読む実際にある苗字です。
匣という名前も、ちょっと京極夏彦先生の魍魎の匣を彷彿とさせる名前です。
で、内容ですが、本当にしっかり怖いです。
首が回って後ろを振り向く女子生徒の描写なんかも凄く巧かったですし、途中に差し込まれる自殺生徒と匣とのエピソードもホラー漫画っぽい陰鬱さて良かったです。
ずっと聞こえていた舌打ちも、音の発生源だと思っていた女子生徒のものではなかったという結末も――
キャアーー‼
細かいことをあえて言うとするならば、そもそも舌打ちが結局誰がどうやって出しているものかわからなかった点。
それと、自殺したはずの女子生徒がジョジョばりに出てきたシーンでなぜか蜘蛛っぽい手足になっていた理由が謎だった点です。
いっそ日野日出志先生みたいに人体のままでグシャドロに描いてくれた方が盛り上がったように思うのですが……。※参考↓↓
と、気になる点もあったものの、総じてしっかりとホラーしている面白いホラー読み切り漫画になっています。
『怖がり女子は怪談を聴かされる』を読んだ皆さんの反応
『怖がり女子は怪談を聴かされる』はしっかり怖いホラーセンス抜群のおすすめ学園ホラー読み切り漫画
僕はすっかりこのブログをやり始めてからホラー漫画が好きになってしまったので、最高でした。
兎屋まめ(うさやまめ)先生のnoteも拝見したのですが、色々あってホラー漫画がやりたい欲がずっとあって……みたいな自分の事が書いてあり、とても感動しました。
2ぺージだけのショートホラー漫画も載っており、それが凄く良かったのでぜひチェックしてみて欲しいです。
そしてこの漫画で兎屋先生に興味を持った方は、ぜひ応援し、最新情報をチェックしてみてください。
ブログ内で紹介してきた1巻完結・読み切り漫画の中から厳選した本気のおすすめ漫画特集、よければあわせて読んでみてください↓↓
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