
学校の怪談×演奏家、そしてなんでしょうか、この作品を説明するのにどうしても必要なのに思い出せない1つのピース……
ああ、そうか! 僕はもうそれをずっと前から知っていた!
ジョジョだ!
そう、ところどころ――というか全体的にジョジョ味があります。
よく見ると絵の濃さや、キャラもブチャラティとかっぽいような気がしてくるぞ……。
――というわけで今回ご紹介するのは、押石和佳先生による『北王子静吾の悪趣味』です。
この読み切りは一言でどんな漫画?
幽霊と奏でる音楽――なぶっ飛んだジョジョ味溢れる奇々怪々読み切り。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
北王子静吾の悪趣味 | 押石和佳 | 51ページ | 少年ジャンプ+ |
『北王子静吾の悪趣味』の超ざっくりあらすじ
愛ノ音女子学院では、毎晩決まった時間になると音楽室から恐ろしいピアノの演奏が聞こえる――という怪奇現象が起きていた。
それを解決すべく、校長が依頼して読んだのが北王子静吾という青年。
この青年は、どんな怪奇現象でも解決してくれるという。
そしてその夜も音楽室からは案の定恐ろしい演奏が聞こえ始める。
早速音楽室へ向かい、その怪奇現象と対峙した北王子は、校長の思いもよらぬリアクションを見せ、その現象を解決へと導いていくのだが――。
『北王子静吾の悪趣味』を読んだ皆さんの感想
なんかもう全体的にすごかったです笑
濃い線で縁取られたキャラクター達の絵は独特で、冒頭の雰囲気は学校の怪談風なホラーかな?といった様子。
しかし読み進めると、幽霊の演奏に感動し、その幽霊をマジでよくわからん方法と展開で解決していく様にシビれる!憧れるゥ!
で、冒頭でも書きましたが、なんか色々とジョジョっぽかったですよね。
それが成功しているかどうかはいいとして、とにもかくにもパワーは感じました。
途中、ギャグとしてぶっこんでいるのかどうか判別が難しい描写もチラホラありまして、そのあたりはしっかりと読者にわかりやすく振った方がいいのではないか、とマジメに思ってしまいました。
ラストでは、結局ミステリアスなままの北王子様が読者へ問いかけるようなカットがあり、幕は閉じます。
少し全体的に散らかっていた感はありましたが、このパワーと画風でこのまま突っ走ってほしいな、と思います。
読み応えある作品でした。
皆さんの感想その2
舞台は愛ノ音女子学園の第四音楽室・ピアノを弾く幽霊、ここまでは良くある学校の七不思議の1つかなと思ってみていましたが、結構パンチのある幽霊で前半はホラー系の漫画かなと思うくらいの描写力でした。
中盤はギャグと言っていいのか表現がやや難しいですが、幽霊もドン引きする主人公『北王子静吾』。
正直変態以外の何者でもないですね。
そして後半は北王子静吾のバイオリンと幽霊のピアノのセッション。
曲の完成で幽霊を見事に魅了した北王子静吾は無事本体の幽霊の女の子を助けだしました。
幽霊との戦闘シーンでは、武器『指揮棒』を使う辺りはなかなかオリジナリティー溢れた作品だと思います。
最後のオチもなかなかグロテスクでちょっとミステリアスな北王子静吾を演出した辺り、かなり完成度の高い作品でした。
全体的に画力も高く、オリジナル性もあるので、好き嫌いは分かれるかもしれませんが、これはこれで面白い漫画に仕上がっていると思います。
強いて言うならこの漫画はホラーなのか、ギャグなのか、変人漫画なのかジャンルが不明なところはちょっともったいない気もします。
『北王子静吾の悪趣味』を読んだ皆さんのSNS上での反応
『北王子静吾の悪趣味』はおすすめ読み切り漫画
Twitterでのつぶやきを見て、僕の感覚はそこまで間違っていなかったことを確認できて一安心。
そう、良い意味で古い感じで、かつパワーがあるのです。
もしまだ読んでいないのであれば、きっとあなたのハートも震えると思いますのでぜひ読んでみてください。
そしてこの『北王子静吾の悪趣味』が面白かったのであれば、作者である押石和佳先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
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