突然ですが、あなたは物語を作ったことがあるでしょうか?
しっかりとしたものではなくても、きっと子供の頃などに物語を夢想したことはあるはずです。
想像するのは楽しいものです。
あそこのドアを開けたら、もしかしたら大好きなあの子が立っているかもしれない。
今ふと上を見たら、恐ろしい怪物が口を開けているかもしれない。
――今回ご紹介する作品では、そんな想像・妄想が何よりも好きな少年が登場します。
そして少年の父親は、有名な小説家。
しかし少年の父は自ら命を絶ってしまっており、その出来事は少年の心にも大きく影響していました。
想像と妄想が無数の世界を創造する、そんなワクワクするような描写に溢れた、楽しくて感動的な物語。
――というわけで今回ご紹介するのは、三上カン先生による『イマジン』です。
この読み切りは一言でどんな漫画?
小説家の父を持つ少年の、苦悩と爆発的想像力がごちゃまぜになった楽しくて感動的な妄想読み切り。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
イマジン | 三上カン | 59ページ | 少年ジャンプ+ |
『イマジン』の超ざっくりあらすじ
冒頭いきなりゾンビの登場から始まりバトル漫画かと思わせてのまさかの妄想オチ。
空想にふけるのが好きな高校生『宮沢創二』が主人公の物語。
父を小説家に持つ創二は、自分の心に小説家の夢を閉じ込めて生きています。
それは、父が自ら命を絶つという衝撃的経験をしてしまっているから。
そんな創二を解放してくれたのは女友達の『凛子』。
凛子に導かれた創二は、自分の夢を思い出して小説家になることを決意するのですが――。
『イマジン』を読んだ皆さんの感想
冒頭は退屈な校長先生の話からのいきなりのゾンビ出現、そしてゾンビに対抗する先生方の見事な銃捌き。
一瞬これバトル系の漫画なのかなと思わせての主人公『宮沢創二』の妄想オチは導入部分としては良く出来ており、掴みは良いと思います。
そして女友達『凛子』の登場。
コメディーチックな表現もあって明るい感じからの過去への回想で、小説家の父の自死。
展開が早い上に、明暗の対比もしっかりと出来ています。
途中若干中だるみした感は否めないところもありますが、凛子の導きもあって、一度は諦めた小説家の夢を取り戻す展開は見ていてグッとくるものがあります。
最後に小説家になるのを母に認めてもらうために説得をする創二が語り掛けるとことも感動的だなと思います。
全体的に起承転結はしっかりとしていましたので、ストーリーは特に違和感なく入ってきました。
物語の中で、数場面字メインの表現がありましたが、それもまたとても良いアクセントになっており、感動を盛り上げる要素になっていたのも最高でした。
『イマジン』を読んだ皆さんのSNS上での反応
『イマジン』は想像することの楽しさに溢れた感動的おすすめ読み切り漫画
最高に泣ける物語でした。
最後のシーンが母に許されるシーンであったのも、すごく良かったですね。
さて、この三上カン先生、なんだか名前におぼえがあるな?と思ったら、かつてこのブログ内でも紹介した『皆殺しのアリス』の作者さんでした。
↑↑この作品も非常にぶっ飛んだ設定、かつ派手なアクションもあったりして最高に楽しいので、今作で泣かされた方はぜひ三上カン先生の幅広い才能を知る意味でも読んでみてほしいです。
そして、今作『イマジン』をもしまだ読んでいないのであれば、きっとあなたの想像力も刺激されるはずですのでぜひ読んでみてください。
そしてこの『イマジン』が面白かったのであれば、作者である三上カン先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
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