普段何気なく見ている景色、感じていること。
それら全ては、必ずしも皆に見えている、感じられているものであるとは限りません。
今回ご紹介する作品では、「色」が見えない少女が主人公。
少女はある出来事を機に、色を見ることが出来るようになります。
この作品ではその漫画内での出来事を、あたかも読者も体験できるかのように表しており、実に感動的で考えさせられます。
※ちなみに、タイトル横にはルビがありましたが、「春夏秋冬」と書いて「ひととせ」と読みます。
――というわけで今回ご紹介するのは、記代隣子先生による『春夏秋冬を伝う』です。
この読み切りは一言でどんな漫画?
色盲の少女が色を見ることができるようになり、四季は巡り人生も巡っていく壮大で泣ける感動のちょいファンタジー読み切り。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
※↓↓タップ(クリック)で読めます。
タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
春夏秋冬を伝う | 記代隣子 | 46ページ | 少年ジャンプ+ |
『春夏秋冬を伝う』の超ざっくりあらすじ
色を認識出来ない少女『瑠璃』と謎の少年が神社で運命的な出会いをし、瑠璃とその少年はどんぐり馴染みになる。
少年の提案で少年の眼と自分の眼とを交換した瑠璃は、産まれて初めて色を認識することが出来るようになる。
大人になり、少年のことが見えなくなった瑠璃だったが、いつまでもあの日の少年のことを忘れることはなかった。
さらに月日は流れ、瑠璃はおばあちゃんになった頃、またあの日の少年と再会を果たし、少年の秘密も理解することになり――。
『春夏秋冬を伝う』を読んだ感想
画力も素晴らしく、導入からぐいぐいと惹き込まれました。
そして何と言っても中盤に少年と瑠璃とが眼を交換してからのカラーは圧巻。
まさかこれ最後までカラーでやりきるのか?
と少しだけ心配しちゃいましたが、しっかりキレイにやり切っておりなおさら感動。
少しだけ物語に早足感があり、バタバタっと終わってしまったようにも感じましたが、それ以上にカラーの美しさと、そのカラーページ=瑠璃の感動という構図が上手く、感動的でした。
逆にページ数のある程度限られる読み切り作品であるからこそ出来た力技だったのかも知れません。
何より感動的ですし、美しいですし、多くの方にオススメしたい作品です。
『春夏秋冬を伝う』を読んだ皆さんのSNS上での反応
『春夏秋冬を伝う』は色と四季を感じる感動的なおすすめ読み切り漫画
↑のTwitterに書いてありましたが、フルアナログ原稿って……凄すぎません?笑
執念というか、もうこれ芸術作品ですやん。
そのことも踏まえて読むと一層心震えると思います。
もしまだ読んでいないのであれば、きっとあなたの心にも色が射し、涙腺も緩むこと間違いなしですのでぜひ読んでみてください。
そしてこの『春夏秋冬を伝う』が面白かったのであれば、作者である記代隣子先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
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