友達がいない……。
少女はそれを悩み、たった1人でいいかいら友達が欲しいと切望する。
今回ご紹介する作品は、とても身近な内容でありながら、ちょっと素敵な結末を迎える不思議な物語。
友達になれそう、と思った子には親友がいてヤキモキする感じ。
幼なじみと再会し、ちょっと気が晴れたのに、彼氏とイチャつく様子を見てもどかしく思う感じ。
上手く言葉に出来ない、ちょっとした「苦しみ」がよく現れている素敵な読み切りです。
――というわけで今回ご紹介するのは、鎌田先生による『友達の話』です。
この読み切りは一言でどんな漫画?
友達がいない、できない少女の苦悩と、ずっとそばにいてくれた友達の存在に気付かされるちょっと不思議で素敵な物語。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
友達の話 | 鎌田 | 29ページ | コミックDAYS |
『友達の話』の超ざっくりあらすじ
孤独な少女新奈は友達が居ない事を気にしていた。
社交的な性格でもない新奈は偶に友好的にしてくれる同級生に対しても気後れしてしまう。
ある日幼馴染の愛子と再会し彼女の孤独を恐れない様子に感化され1人で居る事も悪い事では無いのかもと思えるようになった。
しかし彼氏と共に居る愛子を見て新奈は再び孤独の底へと叩きつけられてしまう。
悲嘆にくれる新奈を最後に慰めてくれたのは――。
『友達の話』を読んだ感想
この話は自分の事かと思う程リアリティがありました。
ぼっちが嫌なのに自分から人と関われない。
偶に向こうから関わって来てくれて友達を作るチャンスだったのに全く生かせない。
こんな自分をどうにかしたいのにどうにも出来ないもどかしさに非常に感情移入出来ました。
途中で登場した愛子のぼっちでも気にしない、気を遣わないから楽と言う考えは非常に魅力的で新奈自身もそうありたいと思うのですが、それは今迄に無かった考えに触れた一時的な気持ちの高揚で本質的な事は何も変わっていません。
現に彼氏と楽しそうにする愛子を見てまるで裏切られたかの様に傷つき涙まで流してしまう所がやはりぼっちは耐え難いと言う寂しい心を如実に表しています。
新奈は結局最後まで何も変えられずただ寂いだけと言う生々しさの内に物語は終わるのですが、最後は現実から切り離されたメルヘンな要素が加わります。
それは新奈の辛い現実から心を守る最後の砦と言っても過言では無いもので、友達とはこういう形もあるのだと認識させてくれる幕引きとなっております。
友達の話、というタイトルも、もしかしたら「彼」の視点だったのか?
と思わせるのもちょっと素敵。
『友達の話』を読んだ皆さんのSNS上での反応
『友達の話』はいつも近くにいてくれた本当の友達に気づく素敵なおすすめ読み切り漫画
ラストにやられましたね。
タイトルが彼目線だった、というのもおそらく当たっているでしょう。
いつも泣いてばかりで友達ができない、いないと嘆く彼女。
僕がずっといるのに……。
なんと優しい物語。
もしまだ読んでいないのであれば、きっとあなたも真の友達に気づく?はずですからぜひ読んでみてください。
そしてこの『友達の話』が面白かったのであれば、作者である鎌田先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
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