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自由を願う剣闘士が命を賭して戦う胸アツ読み切り『フリーダム』【おすすめ無料漫画】

フリーダム

かつてこのブログ内にて、大鳥雄介先生の『トムの就活』という非常に面白いファンタジー作品をご紹介したことがあります。

『トムの就活』は荒削りながらも大ボリュームの読み切りで、何より内容がすごく面白かったので紹介したのですが、あれから時を経て、大鳥雄介先生がまたも最高にアツくて感動的なファンタジー作品を描いてくれました。

前作はトムでしたが、今作はサムとアーサーだ!

――というわけで今回ご紹介するのは、大鳥雄介先生による剣闘士が自由を掴み取ろうとする感動の物語『フリーダム』です。

『フリーダム』は一言でどんな漫画?

過酷な状況下に置かれる剣闘士が、自由を掴み取る為に命がけの死闘へと挑むアツくて泣けるグラディエーターな傑作読み切り。

この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。

読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。

※↓↓タップ(クリック)で読めます。

タイトル作者本編ページ数読めるサイト
フリーダム大鳥雄介82ページ少年ジャンプ+

『フリーダム』の超ざっくりあらすじ

宇宙規模で注目を集め、人気の高い剣闘士同士の殺し合いが行われる闘技会。

その闘技会にて10年間無敗のチャンプであるアーサーは、その日もとある星では無敗だという男を完膚なきまでに叩きのめし勝利した。

アーサーはその日、闘技場を仕切る男から新たに闘技場へと入ってきた新人の育成を頼まれた。

アーサーが教育することになった男は名をサムと言い、さらに自由を勝ち取ることが出来るが死ぬのがほぼ確実だと言われている通称「処刑試合」に出て自由になる、とサムは堂々と言ってのけた。

最初は皆から馬鹿にされたサムだったが、みるみる実力をつけて闘技でも勝てるようになっていった。

しかしアーサーはサムを止めなければならなかった。

なぜなら、自由を掴み取る為の「処刑試合」はその名前の通り、勝つことが極めて難しい異生物との戦いを強いられるからだった。

近くでサムの成長を見てきたアーサーは、とにかくサムには生きていてほしかった。

しかしそんなアーサーの説得も効果はなく、サムはあくまでも危険を承知での処刑試合へ挑戦する道を選び、ついにその試合の日が来てしまうのだが――。

『フリーダム』のネタバレあり感想

まず、超個人的な事なのですが、ワタクシ剣闘士モノが大好きなのです。

大勢の観客に見られている中で自らが生き残る為の戦いをするという、あの残忍極まりなく、また人の欲望が凝縮されている究極のエンタメ。

そんな剣闘士の物語を、あの『トムの就活』でセンスを見せてくれた大鳥雄介先生が描いたということで期待しまくりでした。

そして、やっぱり超面白かった。

トムの時にはボリュームも読み応えもすごかったのですが、人物描写が若干浅くなってしまっていた印象がありました。

しかしこの『フリーダム』ではしっかりとサムとアーサーとを深く描いていることで、泣けるしアツイし最後には勇気を貰えるし……という最高のヒューマンドラマにもなっていたように思います。

さて物語ですが、新人サムとの絆が芽生え始めたアーサーは、なんとかしてサムに生きてほしいと思うようになります。

しかしサムは自由を掴む為の挑戦を諦めず、アーサーの結構本気の説得も聞かず、いわゆる「処刑試合」へと臨み、命を落とします。

そんなサムの真っ直ぐで正直な気持ちを目の当たりにしたアーサーは、自らが長い期間封印してきた「夢」であったり「自由」を求める気持ちというものを思い出し、自らもサムのように前へと進む決意をします。

全ての出来事が無駄でなく、最後にはアーサーの力となって片腕を失いながらも処刑試合で勝利するアーサー。

ジャバ・ザ・ハット風支配人が驚嘆する中、睨みつけたアーサーは何を思っていたのか……。

そして最後にはサムが見たがっていた世界樹の元へ旅しているアーサーが描かれ、好きだった絵をまた描いているアーサーのほっこりする描写で物語は結ばれます。

いやぁ、最高でした。

殺伐とした剣闘士の世界を抜け出し、ラストには「世界樹」という癒やしパワー強めのファンタジー植物と、強面アーサーさんがお絵かき……というラストで締めくくったのも巧いです。

総じて読み応えのあるボリュームにアツくてハラハラするバトル、そしてサムとアーサーの絆に泣かされるとても贅沢な読後感に浸れる読み切り作品でした。

『フリーダム』を読んだ皆さんの反応

『フリーダム』は自由を願う剣闘士が命を賭して戦う胸アツなおすすめ読み切り漫画

剣闘士が自由を掴み取る為に戦う――というだけでもう絶対面白いのに、作者があのルーキーながらに鋭い光をギャンギャン放っていた大鳥雄介先生ということで面白い事はほぼ確実。

そして読めば「やっぱりな」のアツくて感動もできる最高の物語になっていました。

キャラクターデザインや物語の組み立て方などもどことなく繋がりを感じさせ、さらに超進化しているので、もし気になった方はぜひ大鳥先生がブロンズルーキー賞を獲った『トムの就活』も読んでみてください⇓⇓

そしてこの『フリーダム』をもしまだ読んでいないのであれば、きっとあなたの胸に響くアツイ物語が堪能できますのでぜひ読んでみてください。

そしてこの『フリーダム』が面白かったのであれば、作者である大鳥雄介先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。

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