亡くなってしまったお姉ちゃんが、ある日突然リスになって帰って来た――。
「本当にお姉ちゃん?」
「見たらわかるでしょうが」←いやいやリスですし。
――というわけで今回は、そんなリスおねえちゃんが弟のケツを引っ叩きに蘇った、ナカハラエイジ先生によるひと夏の感動物語『リスおねえちゃん』をご紹介。
『リスおねえちゃん』は一言でどんな漫画?
いじめられている弟の元にリスとして蘇った姉の、感動の姉弟物語。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
面白そうかどうかの判断がつかない方は、この記事を読み進めていただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
リスおねえちゃん | ナカハラエイジ | 53ページ | コミックDAYS |
『リスおねえちゃん』の超ざっくりあらすじ
とある夏の日、ようたは泣きながら道端で座り込んでいました。
すると突然聞き覚えのある声がし、ようたが振り返るとそこには一匹のリスが。
そしてそのリスは自らを3年前に死んでしまった姉だと主張しました。
最初は半信半疑なようたでしたが、確かにどこからどう見ても姉な振る舞いと言葉使いに姉であることを信じ始めます。
リスとなった姉は、ようたが泣いていた理由を聞きたがりましたが、すぐに翌日、学校にまでついてきたリスおねえちゃんはその理由を知る事になります。
ようたは毎日クラスメイトにいじめられ、泣いていたのです。
いじめられているにも関わらず、それがいじめだと認めないようたにリスおねえちゃんは説教しますが、ようたは「僕は平気」の一言。
もちろんようたが実際平気であるはずもなく、次の日もようたは学校でいじめられます。
帰り道、いつものように泣きながら、ようたはリスおねえちゃんに「もう学校行くのやめる」と告げました。
それを聞いたリスおねえちゃんはようたに最後の渾身の説教をしますが……。
『リスおねえちゃん』のネタバレあり感想
絵柄が独特のタッチなのですが、それもかなり味があってむしろ感情移入しやすかった気がします。
特に表情が面白いほどにぐにゃぐにゃと動くので、感情的なシーンは特に効果的に感情が表されていたように思います。
物語の内容はタイトル通り、本当にリスになって蘇ってきたお姉ちゃんと弟との物語。
リスになってしまった姉に対し、ようたが段々「マジにお姉ちゃんじゃん」と感じていく様がよく伝わり、ほっこりしました。
冒頭から泣いていたようたは、全て学校でのイジメが原因で泣いていたのですが、結構ガッツリないじめを受けています。
お姉ちゃんはハッキリとはリスの身体を借りて蘇った理由については触れませんが、いじめられているようたを成長させる為と、ようたへの想いを伝える為だったのでしょう。
クライマックスでは、まぁそういう展開になるよな、と予想できていても涙腺が緩んでしまう感動のラスト。
味のある絵が最後まで魅力的で、夏の暑苦しい感じも絵の雰囲気に合っていたように感じました。
夏が待ち遠しくなるような気持ちにもなりました。
リスになって戻って来た姉と弟の、いじめを乗り越え、成長する感動の良いお話でした。
余談ですが、リスの尻尾が取れる(というよりは自衛の為切れやすくなっている)というのはマジでした。
参考(他サイトへのリンクです)
『リスおねえちゃん』を読んだ皆さんの反応
『リスおねえちゃん』はリスになった姉と弟のひと夏の感動読み切りおすすめ漫画
とても独特な絵柄なのですが、すごくひきこまれる不思議な魅力とパワーのある作品でした。
リスになったお姉ちゃんとようたとの間に次第に以前の「姉弟感」が出ていくのも非常に巧く、最後は不思議と本当の姉弟に見えてしまいます。
そして最後にはきっと泣かされてしまうと思いますので、もしまだ読んでいないと言う方は勿体ないですから、ぜひハンカチをご用意してお読みください。
そして、この『リスおねえちゃん』が面白く読めたのであれば、ぜひナカハラエイジ先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
次回作にも期待しましょう!
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