つらい過去を乗り越え宇宙飛行士になった主人公が、月面で謎の生命体と出会い親交を深めていく不思議なSF読み切り漫画を今回はご紹介。
高い画力と濃いタッチの絵が迫力ある暗森透先生の作品で、タイトルはその意味が非常に気になる『地球記録0001』です。
『地球記録0001』は一言でどんな漫画?
ぐいぐい読ませる面白さと迫力ある絵、そしてタイトル回収でしっかり感動できる傑作読み切り漫画。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
面白そうかどうかの判断がつかない方は、この記事を読み進めていただければと思います。
タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
地球記録0001 | 暗森透 | 63ページ | 少年ジャンプ+ |
『地球記録0001』ざっくりあらすじ
妾の子だからと顔を焼かれるというとんでもなく悲しい過去を持つ主人公・真渡宗一。
宗一は母の「人生は有限」という言葉を胸に、夢を叶えるために必死に努力して宇宙飛行士になった。
そしてかつて母が自分にプレゼントしてくれた、「良い事があった日に良い事を記録するためのテープレコーダー」も肌身離さず持っていた。
そして宗一は一人で月面探査をしている最中、人型の生命体と遭遇する。
「月面記録0102、月面調査中、人型の生命体と思しき存在を確認」
しかしその遭遇は、宗一の運命を大きく変える邂逅でもあったのだった――。
『地球記録0001』のネタバレあり感想
ちょっとつらい過去のある真渡宗一が月面探査中に謎の生命体と出会うシーンから始まるこの作品。
バッタリ宇宙人と出会い、かつそれが女型である点は割とある設定にも思えましたが、その後宗一と「イオ」と名付けられた宇宙人とのやりとりは斬新で面白かったです。
宗一は過去に顔を焼かれたせいで醜い顔になっており地球にいる間も孤独を感じ続けていましたが、それ以上に宇宙をひたすら一人で彷徨ってきたイオの孤独は強く、そして地球を見つけた事で余計にその孤独が強烈なものになっていったという話はなんだか考えさせられました。
最後にはイオが瀕死になった宗一の身体を救うべく身体を乗っ取るという劇的な展開を見せますが、宗一の孤独もイオの孤独も満たす事の出来る唯一の結末であった、とも思えたのでかなり上手い結末なんじゃないかと思いました。
そしてラストカット、タイトルである「地球記録0001」をつけることになるイオの後ろ姿に思わずうるっとさせられました。
母の遺してくれたテープレコーダー。
それに新たな記録を付け始めるのは、まさかのイオであり、その番号は「地球記録0001」。
全米がスタンディングオベーションってなもんです。
画力も展開も面白い傑作読み切り漫画で最高の読後感をありがとうございました。
『地球記録0001』を読んだ皆さんの反応
『地球記録0001』は月面で起きた不思議な出会いと交流のSF傑作読み切り漫画
画力も高くて設定も壮大で面白い、『地球記録0001』はそんな漫画でした。
SFとしての面白さだけでなく最後にしっかり感動もさせられるのは本当にすごいです。
タイトル回収も綺麗で鳥肌立ちます。
もしまだ読んでいないと言う方はもったいないですのでぜひ読んでみて欲しいです。
そしてこの作品が面白かった方は、暗森透先生の事を追いかけて応援し、最新情報をチェックしてみてください。
因みに先生はどうやら漫画を描くカニのようです。
意味は↓↓で。
ブログ内で紹介してきた1巻完結・読み切り漫画の中から厳選した本気のおすすめ漫画特集、よければあわせて読んでみてください↓↓
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