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差別を超えて本がもたらした奇跡『書の監獄』【おすすめ無料読み切り漫画】

書の監獄

奴隷民族と帝国人とが一緒くたに収監されているとある監獄。

ある日奴隷民族の青年は1人の帝国人の青年と知り合う。

そして2人は、生まれは違っても決して差別することなく仲良くなり、さらに本という共通の趣味によって急速に絆を深めていく。

しかし、あらゆる困難を超え書物で繋がった青年2人にはあまりにも過酷な運命が待ち受けていた……。

――今回ご紹介するのは、安芸勘谷先生による『書の監獄』です。

安芸勘谷先生の作品は過去にご紹介しており、その作品では深海で起きた極限状態でのサバイバルが描かれていました。

その作品もかなり強烈なインパクトの設定と描写だったのですが、今作もまたなかなかに過酷な設定、そして前作を上回る感動も味わえます。

『書の監獄』は一言でどんな漫画?

書物で繋がった囚人の青年2人の、深い悲しみと大きな感動の物語。あとさくらみこ。

この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。

読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。

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タイトル作者本編ページ数読めるサイト
書の監獄安芸勘谷54ページ少年ジャンプ+

『書の監獄』の超ざっくりあらすじ

奴隷民族であるシュパン人のゼルケ・ダワタはその日も監獄内で他の囚人と揉めていた。

案の定看守に殴られ止められてしまったゼルケだったが、その日は偶然監獄内の廊下で帝国人の青年、トラー・ハンと運命的な出会いを果たす。

ゼルケとトラーは身分こそ違ったが、トラーはゼルケを蔑むようなことは決してしなかったし、何よりも2人には書物という共通する興味のあるものがあった。

ゼルケはかつて母親から父が書いたとされる本を託されていたのだが、読むことができずにいた。

それをトラーに頼んで読めるように教えてもらうことにした。

一方、トラーは作家志望であり、見返りとしてゼルケにトラーの作品を読んでみてほしい、とお願いした。

そうして急速に仲良くなったトラーとゼルケは、ある日一緒に脱獄計画を立てる。

不当な理由でお互い収監されていたゼルケとトラーは、根気強く準備を進め、用意周到に準備した上で脱獄を決行した。

しかし他の囚人のタレコミにより計画は看守たちに伝えられており、ゼルケとトラーは捕まってしまうことになり……。

『書の監獄』のネタバレあり感想

正直中盤までは既視感のあるストーリーにそこまで惹き込まれることなく読んでいたのですが、クライマックスでの感動の嵐はヤバかったです。

泣きました。

まさか死刑になってしまうトラーの頭の中の物語を聞いて覚え、それを暗唱しまくることでなんとか覚え、最後には本として書き上げてしまう。

そしてそれを読んだトラーの親の言葉が最高でした。

この本はあの子の本とは全く違う。

こんな言葉遣いもしないし、間違いなく作者はあなただ。

そして、この本はとても素晴らしい。

……泣いちゃいましたよそんな素敵なセリフ。

いやはや素晴らしい物語でした。

と思いきや、まさかの150年後展開が!

これは非常に賛否わかれるところでしょう。

ちょっと蛇足だった感を僕は感じてしまいました。

獄中で死刑になってしまったトラーに子孫がいたのかどうか?とか、割と細かいことを気にしちゃう僕としてはなんだかモヤモヤが残るラストに……。

ラストはともかく、物語は最高に泣ける素敵な読み切りになっていました。

ぜひ!

『書の監獄』を読んだ皆さんの反応

『書の監獄』は差別を超えて本がもたらした奇跡を描いたおすすめ読み切り漫画

前作読み切りの『深海とごちそう』から紹介してきた作家さんなので、なんだか勝手に感慨深いですし、物語のまとまりっぷりも急速にうまくなったように感じて色々と感動しました。

ルーキー作品から応援しているとこういう感動もあっていいものです。

今後の作品にも期待大ですね。

もしまだ読んでいないのであれば、きっとあなたの心にもやさしい感動が届くと思いますのでぜひ読んでみてください。

そしてこの『書の監獄』が面白かったのであれば、作者である安芸勘谷先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。

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