もしあなたが今唐突に倒れ、幽体離脱してしまったとしましょう。
もうあなたの魂は天国へ向かう途中で、抗う術はありません。
ふと下界を見ると、あなたの魂の抜けた身体が見えます……全裸のあなたが。
――というわけで今回ご紹介するのは、母親が家に着く前に自分の死体になんとかパンツをはかせようと足掻くぶっ飛んだ設定の北村りつき先生によるコメディ『死体にパンツをはかせてください』です。
『死体にパンツをはかせてください』は一言でどんな漫画?
死んだことよりも死んだ自分がフルチンであることを恥じる勢いのあるコメディ読み切り漫画。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
面白そうかどうかの判断がつかない方は、この記事を読み進めていただければと思います。
※↓↓タップ(クリック)で読めます。
タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
死体にパンツをはかせてください | 北村りつき | 35ページ | 少年ジャンプ+ |
『死体にパンツをはかせてください』の超ざっくりあらすじ
ある日、一人暮らしをしている大学生の隆は、突然母親から「今日泊りに行きます」とメールが来たことで焦って片付けていました。
すると片付けの途中で散らかった洗濯物を踏んづけ転倒、そのまま頭を強く打って死んでしまいます。
気付くと隆は全裸の状態で幽霊となって浮かんでおり、目の前には全裸で倒れている自分の姿が。
そして落ちているスマホには、母親からの「もうすぐ着きます」のメールが次々と届きます。
自分が肉体的に死んでしまったのはまぁ仕方ないけれど、母親に全裸を見られたら自分のプライドまでもが死んでしまう!
ということでなんとか自分の姿が見える人間を探し、パンツを履かせてもらおうと計画するのですが……。
『死体にパンツをはかせてください』のネタバレあり感想
まず読んでいて、ヤマシタトモコ先生の『ドントクライガール』を思い出しました。
『ドントクライガール』は幽霊モノではありませんが、やはり全裸のコメディ、そしてほぼ勢いで突っ走る、という点が共通しています。
さてこの『死体にパンツをはかせてください』は、冒頭で主人公の隆クンが死にます。
そして魂だけがスコンと抜けてしまう状態になるのですが、隆クンは死んでしまったことよりも、泊りに来ると言っていた母親がもうすぐ到着してしまい、その母親に全裸を見られることの方がイヤで、必死にパンツを履かせてくれる人を探しに行きます。
そうして奇跡的に「視える」とある19歳の女子大生を見つけ、なんとか全裸で頼み込んでパンツを履かせに来てもらいます。
最終的には、母親が到着する直前で隆の死体にパンツを履かせることに成功、さらに女子大生がすっ転んだ衝撃で隆が奇跡的に生還――という、ツッコミ始めたら止まらなくなるようなとんでも展開が続きます。
こういった勢いのみで突っ切るタイプのギャグ漫画は、恐らく読者に冷静になるスキを与えてはいけなくて、またバカげた展開というのをむしろ盛大にやったほうが読みやすくなったりもする不思議なジャンルです。
この『死体にパンツをはかせてください』も勢いはありましたし笑えたのですが、もっとバカな感じに突っ切っても良かったのかもと思いました。
ただ僕の好きなバカなやつって画太郎先生とかになっちゃうので、むしろこのぐらいでないとダメか笑
『死体にパンツをはかせてください』を読んだ皆さんの反応
『死体にパンツをはかせてください』は死体にパンツをはかせるために奮闘するバカで笑える読み切り漫画
とにもかくにも、この手の勢い笑かしマンガが大好きです。
設定云々を考えちゃダメ っていう暗黙の了解的なのがあるのも好き。
おバカ漫画好きな人はぜ読んでみてください。
そしてこの作品を読んで北村りつき先生に興味が沸いたかたは、ぜひ応援してあげてくださいね。
ブログ内で紹介してきた1巻完結・読み切り漫画の中から厳選した本気のおすすめ漫画特集、よければあわせて読んでみてください↓↓
コメント