少年ネギーが食料用にと捕獲した、不思議な黄色い鳥ヤッキ。
食べられる側のヤッキと、食べる側のネギーとの軽妙なやり取りも楽しく、2人が成長していく様も見どころなファンタジー読み切り。
――というわけで今回ご紹介するのは、原作をへじていと先生が、そして漫画を百々瀬新先生が担当した感動と笑いの読み切り作品『ふしぎな鳥のヤッキ』です。
※アイキャッチ画像の鳥はリアル鳥ですが、漫画内のヤッキはもっと可愛い鳥ですのでご安心ください。
『ふしぎな鳥のヤッキ』は一言でどんな漫画?
ファンタジーな世界観で繰り広げられる、ふしぎな鳥のヤッキとスラム街脱出を夢見る少年ネギーとの感動と笑いの成長冒険漫画。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
※↓↓タップ(クリック)で読めます。
タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
ふしぎな鳥のヤッキ | 原作:へじていと 漫画:百々瀬新 | 45ページ | 少年ジャンプ+ |
『ふしぎな鳥のヤッキ』の超ざっくりあらすじ
スラム街で1人で暮らす少年・ネギーは、その日一羽の不思議な鳥を捕まえた。
ネギーが捕まえたその鳥は人の言葉も理解する不思議な鳥で、ネギーはその鳥に「ヤッキ」と名前を付け、食べごろになるまでは育てることにした。
――ネギーはスラム街の中心にそびえ立つ環境建築(アーコロジー)と呼ばれる巨大なタワーへ移り住む為の移住権を手に入れる為、日々小遣い稼ぎをして暮らしていた。
移住権の値段は到底稼げないほどの高額な値段だったが、ネギーは諦めずに日々戦前の荒廃した街を探索し、残されたお宝を探し集めていた。
――ある日、立派で巨大な鳥へと成長したヤッキと共にネギーが歩いていると、謎の老人が現れて「その鳥を売ってほしい」と持ちかけてきた。
その老人が言うには、ヤッキは不死鳥であり、その心臓が様々な病気に効果があるのだという。
老人がネギーに支払うと言ってきた金額は、環境建築に住めるだけでなく一生不自由せずに暮らせるほどの大金だったのだが――。
『ふしぎな鳥のヤッキ』のネタバレあり感想
ネギーとヤッキとの明るくて軽妙なやり取りで笑わせてくれる序盤から、火の鳥のような容姿になり泣かせてくれる終盤まで、凝縮されているとても面白い読み切り作品でした。
ヤッキとネギーの関係性も変に友情とか絆とか入れるわけではなく、しっかり足枷繋いで「食う側と食われる側」というはっきりした関係で描かれていたのも面白かったです。
それが終盤の感動にも繋がってきていました。
中盤で卵焼きを食べるか否かで逡巡するヤッキのシーンがあり、どういう意図で描かれたシーンなんだ?と思っていましたが、なるほどしっかりクライマックスへと繋がる大事なシーンだったのですね。
ヤッキの描き方も巧みでした。
序盤から中盤までは、どこか間抜けな可愛らしいデフォルメされた鳥として描かれ、終盤に成長したヤッキはきらびやかで美しいリアル調な鳥として描かれています。
故にクライマックスのシーンがすごくかっこよく感じましたし、物語も一気に盛り上がりつつ引き締まり、最後の感動へと繋がっていったと思うのです。
とてもよく練られている作品だと感じましたし、盛り上げ方も上手くて最後まで楽しく読むことができました。
ところで、ラストカットにてようやく足枷の鎖が外されている描写がありましたが、ネギーどんだけ用心深いねん笑 と思いました。
『ふしぎな鳥のヤッキ』を読んだ皆さんの反応
『ふしぎな鳥のヤッキ』はかわいい鳥と夢見る少年との感動のファンタジーおすすめ読み切り漫画
不思議な鳥と少年との、笑って泣けるファンタジー冒険譚、面白かったです。
終盤に美しく成長したヤッキもすごくかっこよかったですし、見どころがたくさんある豪華な読み切りだったように感じました。
もしまだ読んでいないのであればもったいないですし、きっと楽しめると思いますのでぜひ読んでみてください。
そしてこの『ふしぎな鳥のヤッキ』が面白かったのであれば、原作者であるへじていと先生と漫画担当の百々瀬新先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
ブログ内で紹介してきた1巻完結・読み切り漫画の中から厳選した本気のおすすめ漫画特集、よければあわせて読んでみてください。
無料で読める読み切り漫画特集↓↓
1巻完結の漫画特集↓↓
コメント