華やかな大通りからふと目を逸らすと、そこには全く別の世界であるかのような路地裏が静かに佇んでいて、猫がのんびり歩いていたりする――。
誰もが一度は感じたことのある路地裏の不思議な世界。
そんな世界の先で不思議な冒険をすることになる作品を今回はご紹介します。
というわけで今回ご紹介するのは、『漫画編集者が会社を辞めて田舎暮らしをしたら異世界だった件』で漫画を担当されている宮澤ひしを先生による読み切り作品『路地裏の裏の裏』です。
『路地裏の裏の裏』は一言でどんな漫画?
幼馴染の正体に驚き、不思議な体験に惹き込まれるファンタジー読み切り漫画。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
面白そうかどうかの判断がつかない方は、この記事を読み進めていただければと思います。
※↓↓タップ(クリック)で読めます。
タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
路地裏の裏の裏 | 宮澤ひしを | 60ページ | 少年ジャンプ+ |
『路地裏の裏の裏』の超ざっくりあらすじ
どうしても医者になりたい高校三年生の有山進(ありやますすむ)は、担任の先生に何度言われても医学部を目指すのを諦めません。
医学部に進むべくあらゆる努力をし、勉強もしまくっているのに、なぜか一向に成績が上がらない進。
その日も進はしょんぼりしながら帰路についていると、幼馴染の雲野絆(くものきずな)という女子生徒に声を掛けられます。
昔から絆とは様々な冒険をしている進でしたが、毎度面倒ごとに巻き込まれるのでその日は帰ろうとしたのですが、絆に強引にラーメン屋へと連れていかれてしまいます。
するとそのラーメン屋で絆は進に何かが「憑いている」事を見抜き、友達の憑き物落としを行う店へ進を連れていくことに。
絆に連れていかれた怪しげなマッサージ店で、進は今まで体験したことのない施術を受け、自分憑き物と対面することになり、さらに過去の秘密、そして絆の秘密までもを知る事になるのですが……。
『路地裏の裏の裏』のネタバレあり感想
非常に迫力ある筆致でぐいぐい惹き込まれました。
ただ、色々と面白要素が取っ散らかっているようにも思えました。
かなり様々な要素が詰め込まれていたので整理すると、まずは妖怪的なオイガカリの存在。
これが憑いていたので、いくら勉強しても進の成績は上がらなかったのです。
そして謎の霊感マッサージ店の施術で自分の母親の過去を見ることになるのですが、このエピソードも若干わかりにくく、何を伝えたいエピソードだったのかいまいちわかりませんでした。
そして最後に絆の正体が判明し、進自身が生み出していたイマジナリーフレンドであることが判明します。
最後の最後には、僕の解釈では絆と進は共にヘソの中に飛び込み、路地の裏の裏の世界、何があるのか全くわからない世界へ行き、その新たな世界で双子として産まれて育った――というものなのですが合っているのでしょうか?
そのラストに関しては感動的で面白いな、と思いましたが、やはりちょっと複雑でわかりにくい感は否めませんでした。
ともあれ、全体的に魅力的で素敵なファンタジーな雰囲気だったのはすごく良かったです。
『路地裏の裏の裏』を読んだ皆さんの反応
『路地裏の裏の裏』は憑かれた青年が行き着く不思議な世界での冒険の読み切り漫画
『路地裏の裏の裏』はしっかりファンタジーな世界観の惹き込まれる読み切り作品でした。
ちょっと僕の読解力が足りないせいで混乱してしまう箇所もあったのですが、ぜひこの濃密なファンタジー世界を堪能してみて欲しいです。
そして不思議な路地裏を見かけたら、これからは積極的に歩いてみようかな、なんて思いました。
この『路地裏の裏の裏』で宮澤ひしを先生に興味を持った方は、ぜひTwitterなどフォローして応援してみてくださいね。
ブログ内で紹介してきた1巻完結・読み切り漫画の中から厳選した本気のおすすめ漫画特集、よければあわせて読んでみてください↓↓
コメント