空前のサウナブームに沸く昨今、テレビでもサウナ特集や、サウナ好きなタレントを見かける事もかなり増えたように思います。
そんな中生まれた読み切り作品『サウナしか俺を救わん』。
読む前には、どう想像したってサウナ好きの為のサウナ紹介漫画なのかと思うはず。
しかし読んでビックリ、意外な展開になる予測不可能なちょっと怖い傑作になっているのです。
というわけで今回は、電気街先生による『サウナしか俺を救わん』をご紹介。
『サウナしか俺を救わん』は一言でどんな漫画?
サウナ好き漫画と思わせておいて想像のナナメ上の展開となる意外過ぎる傑作サウナ漫画。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
サウナしか俺を救わん | 電気街 | 39ページ | コミックDAYS |
『サウナしか俺を救わん』の超ざっくりあらすじ
田舎の高校を卒業後、東京の大学へと進学した男子大学生・南雲。
南雲は田舎の男子校に通っていたせいか、東京の大学へ来て気合を入れて金髪にしたにも関わらず友達も出来ず浮いてしまっていた。
そんな南雲が唯一大学内で女性と話すチャンスがあるのが宗教学入門の講義の時で、その講義のアシスタントをしている大学院生・阿賀あすかとだけは南雲は少し話すことができていた。
そしてその日、またもあすかの元を訪ねた南雲は、あすかの所属しているサークルへ入ってみないか?と誘われることになる。
すぐにその誘いを受けた南雲だったが、早速サークル活動へと参加してみるとそのサークルはサウナサークルだった。
全く知らなかったサウナの世界をあすかから丁寧に教わり、魅力を知りハマっていく南雲。
さらにサークルの会長である男性から「サウナは神社そのものなんだ」という思想まで教えられ、サウナの奥深さを知ることになる。
そんなある日、南雲がテレビを見ていると「宗教団体による悪質な勧誘が都内の大学で頻発している」というニュースを目撃する。
その時は全く気にも止めなかった南雲だったのだが……。
『サウナしか俺を救わん』のネタバレあり感想
ただのサウナ指南漫画かと思いきや、しっかりサウナの魅力と「ととのう」という状態についての丁寧な解説もありながらの全く異なる展開をみせる、非常に面白くてワクワクする作品でした。
唯一会話するチャンスのある阿賀あすかに誘われて入ったサウナサークルでサウナの深い魅力を知ることになる南雲くん。
僕はあまりサウナに詳しくないので、ととのうという状態についての解説はとてもわかりやすくて興味が湧きました。
しかし、ちょっとサークルの会長の発言が怖くて、漫画にも不穏な空気が漂い始めます。
そしてニュースで流れてくる宗教団体の話……。
その後のシーンで巫女の姿をしたあすかを見た時、「あ! なるほどあすかも宗教団体側の人間で、南雲ははめられたのか」と合点がいきました。
しかしこの漫画はさらにもうひと捻りあり、あすかは研究の為にあえて南雲を引き連れて宗教団体へと潜入していたことがわかります。
あすか、ヤバイ女です笑
Twitterとかのコメントを見ていると、「チェンソーマンみがある」という意見が結構あったのですが、多分このあすかのヤバさと、それにひたすら従った南雲の関係性がマキマとデンジの関係性に似ているからですかね?
それを意識してから読むと、あすかがマキマに見えてくる不思議。
そして最後、全てを知った南雲はショックを受けまくりますが、サウナに行って心を癒やします。
タイトルの『サウナしか俺を救わん』もしっかり回収し、見事な結び、お見事です。
もう一度はじめから読み直してみると、そもそも南雲は宗教学入門の講義で熱心にレポートを書いていたりするので、悪質であるかどうかは別として宗教への興味は人よりも持っていたであろうことがわかります。
それもわかった上で南雲を誘ったのだとしたら、やはりあすか、ヤバイ女です。
『サウナしか俺を救わん』を読んだ皆さんの反応
『サウナしか俺を救わん』はただのサウナ漫画じゃない意外な展開なおすすめ読み切り漫画
サウナ好きの為の漫画と見せかけてしっかりとミステリーな展開もあるとても楽しめる物語でした。
もしまだ読んでいないのであれば、おそらくあなたの想像したものと全く違う楽しさが味わえる作品だと思いますのでぜひ読んでみてください。
そしてこの『サウナしか俺を救わん』が面白かったのであれば、作者である電気街先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
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