おばあちゃんがくれた、髪が自然に伸びていく呪いの人形。
普通なら気味悪がられて捨ててしまう人形だが、夏帆はおばあちゃんの形見にと大切に持っていた。
そしてその呪いの人形がが大活躍する日が来てしまう……。
――今回ご紹介するのは、一ノへ先生によるダークで迫力満点なディザスター漫画『呪いの人形VS鮫星人』です。
『呪いの人形VS鮫星人』は一言でどんな漫画?
地球へ襲来した鮫星人(サメリアン)に人類が食われまくり、最後の最後に呪いの人形が活躍するちょっと怖い巨大怪獣ザメ漫画。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
呪いの人形VS鮫星人 | 一ノへ | 51ページ | 少年ジャンプ+ |
『呪いの人形VS鮫星人』の超ざっくりあらすじ
亡くなったおばあちゃんから、髪の伸びる呪いの人形をもらった夏帆。
夏帆にとってその人形は不気味だったが、おばあちゃんの形見でもあるからと捨てるに捨てられず、しっかり伸びた髪を散髪してあげていた。
数年が経ち、学校へと通うようになった夏帆は、最近呪いの人形の髪が伸びなくなっていることに気づいていた。
そんなある日のこと、地球に突然超巨大なサメの姿をした怪物が宇宙より降ってきた。
そのサメ型の怪物は鮫星人(サメリアン)と呼ばれ、地球人はなんとか撃退しようと試みたが全く歯が立たず、ただやられる一方であった。
人間を食べることが好きなサメリアンは次々と人を食べていき、日本政府も最早打つ手なしとなってしまっていた。
そしてサメリアンの魔の手は呪いの人形を抱えたまま逃げ惑っていた夏帆にも襲いかかり、夏帆はサメリアンに食べられそうになってしまうのだが――。
『呪いの人形VS鮫星人』のネタバレあり感想
この漫画は色々とミスリードを狙っていたのでは?と想像できます。
まずこの漫画を読む前のサムネイルでは呪いの人形とサメリアンとが対峙していて、いかにもゴジラばりの怪獣プロレスが読めるものと期待させます。
しかし巨大ザメと巨大人形とのプロレス――のような展開は残念ながらありません。
さらに、なんとなくタイトルから、大味な怪獣漫画っぽい内容を期待していたのですが、それもきれいに裏切られます。
結構こわいし、人間がたくさん食べられちゃうし、まさかの夏帆も飲み込まれるという結構ヘビーな内容です。
しかも呪いの人形が「うおりゃああ!」みたいに活躍するシーンは一切なく、なぜか何をしても死んでくれなかったサメが突然死んだ――ぐらいの事後の描写で終わるのです。
よく読むとゾゾゾゾゾという不気味な効果音で髪の毛のようなものが伸びている描写が見開きで描かれているので、おそらくは呪いの人形の髪の毛がサメリアンの内部に溢れてのどを詰まらせて殺せたのでしょう。
いやはや、全然期待を裏切られてガッカリとかではなく、どちらかというと「やられましたわ」ぐらいの感覚でむしろ面白かったです。
途中、夏帆が飲み込まれるまでは、ひたすらによくある怪獣映画の定石をなぞるようなカットが多かったのでてっきり大怪獣プロレスになると思っていたのに――意外にも殴り合いよりもずっと怖い呪われた殺し方で終わるという笑
夏帆が助かったのかどうかは気になりますが、この作品の雰囲気と展開から察すると、きっと助かってはいないのでしょう。
最後溶け始めちゃってましたからね。
思った以上に怖くて、思った展開にならない作品でしたが、それ故にすごく楽しめました。
※余談ですが、一ノへ先生は過去に同じタイトルの読み切り漫画(展開は全然異なります)を描いているので、気になった方はぜひそちらも読んでみてください。
『呪いの人形VS鮫星人』を読んだ皆さんの反応
『呪いの人形VS鮫星人』は髪の伸びる人形が人類の最後の希望となるダークなディザスター読み切り漫画
おそらくは想像していた内容と違う内容になっている「やられたぜ」系作品。
何度も書いていますが、思った以上に怖い内容ですがもしまだ読んでいないのであれば、ぜひ読んでみてください。
きっといい意味で裏切られ、楽しめると想います。
そしてこの『呪いの人形VS鮫星人』が面白かったのであれば、作者である一ノへ先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
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