この漫画は、今は当たり前となっている回転寿司店の「なんでも売るスタイル」の基礎を築いた男を描いた(たぶん)、愛と感動ほぼなしのギャグ漫画である……。
クラスメイトに恋してしまった少年・安部は、とある寿司屋で修行をすることに。
しかしそこにいたのは、寿司を握ると必ずラーメンを握ってしまう不思議な大将がいる寿司屋だった……。
――というわけで今回ご紹介するのは、近藤ぶし先生によるギャグ読み切り『握る男』です。
この作品は第94回赤塚賞佳作を受賞した作品です。
純粋でまっすぐなギャグ漫画、ご堪能ください。
『握る男』は一言でどんな漫画?
寿司を握りたい男が寿司を握るとラーメンを作ってしまう大将の元で修行する寿司修行ギャグ読み切り。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
握る男 | 近藤ぶし | 19ページ | 少年ジャンプ+ |
『握る男』の超ざっくりあらすじ
高校生の安部は、クラスのマドンナであるサクラに恋をしていた。
ある日安部が耳を澄ましていると、サクラが「寿司が握れる人がタイプ」と言っているのを耳にしてしまう。
それを聞いた安部は、勢いのままに寿司屋にて修行することを決意し、アルバイトを募集していた寿司屋で修行することに。
しかしその寿司屋の大将は、寿司を握ろうとするとラーメンを握ってしまう、というものすごい特殊能力の持ち主だった。
そんな意味不明な寿司屋で必死に修行を続ける安部は果たして寿司を握れるようになるのか……?
『握る男』のネタバレあり感想
こういうギャグ漫画大好きです。
うすた先生的とも言えますし、漫画の原点的な雰囲気すら漂うバカバカしさ。
そして、この記事でも冒頭に書いちゃいましたが、大将が寿司を握ろうとするとラーメンを握ってしまうという部分が笑いのピークなのも潔い。
安部の後からバイト志願にやってくる爺さんは、ちょっとやりすぎ感ありましたがそのやりすぎ感もまた良さでしょう。
細かいことを言えば、あの全体筆爺さんもなんらかの笑える特殊能力があってもよかったような気がします。
寿司を握ろうとすると絶対にプリンを握っちゃう……みたいな。
物語終盤、なんと安部のクラスメイトのサクラが、あの大将の妹であることが判明。
サクラが「寿司が握れる人がタイプ」と言っていたのもまさかのお兄ちゃんを見て育ったからだという伏線だったことに謎の感動。
さらにラストの結び方も力業ではあったものの思いの外キレイで驚きました笑
そう、このヘンテコな大将は、寿司業界をワンランク上へ導いた革命家的存在だったのです。
全ての回転寿司店の隆盛は、寿司を握ろうとしてもラーメンしか握れない男によって作り出された奇跡的な出来事だったわけです。
しらんけど。
とにもかくにも、久々に無心で読んで無心で笑える最高に楽しいギャグ読み切りでした。
『握る男』を読んだ皆さんの反応
『握る男』は寿司界に革命を起こした男を描いたギャグ読み切り漫画
こういった、本当にふざけたギャグ漫画というのは読んでいて心地よいものです。
難しいこと考えず読めますし、カラッと笑ってカラッと忘れられるので最高です(良い意味で)。
地味に筆みたいな爺さんの妻である婆さんが夜空に浮かんだカットで一番笑ったのはここだけの話……。
とにもかくにも、もしまだ読んでいないのであればきっと冒頭で心持っていかれると思いますのでぜひ読んでみてください。
そしてこの『握る男』が面白かったのであれば、作者である近藤ぶし先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
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