幽霊が出ると噂の事故物件。
その隣室に住む少年は、ある日その部屋に超不気味なカメラマンが越してきた事を知る。
さらにそのカメラマンは少年の家を訪ねてきて、「まだ幽霊出なくて困ってます」と相談までしてきた……。
――今回ご紹介するのは、白井カイウ先生と出水ぽすか先生、つまりは『約束のネバーランド』コンビによる読み切り『心霊写真師 鴻野三郎』です。
この作品は新たに発売された白井カイウ&出水ぽすかコンビの短編集のプロモーションも兼ねており、短編集に収録されている6つの物語の内の1つ。
短編集を買おうか迷っている方も、参考にできる1作品かと思います。
『心霊写真師 鴻野三郎』は一言でどんな漫画?
曰く付き物件に越してきた超不気味なカメラマンと、隣人の少年との心霊ヒューマンドラマ。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
心霊写真師 鴻野三郎 | 原作:白井カイウ 漫画:出水ぽすか | 45ページ | 少年ジャンプ+ |
『心霊写真師 鴻野三郎』の超ざっくりあらすじ
家賃は安いが代わりに幽霊が出る――という噂で有名なとある事故物件。
その部屋の隣に暮らす小金井壮太は、その日もまた新たなに隣に越してきた住人の気配を感じとり、どうせすぐに引っ越してしまうのだろう、などと考えていた。
ところが、壮太の予想に反して今度の隣人はすぐには引っ越さず、そればかりか壮汰の家の呼び鈴を押し、「幽霊が出なくて困っている」とまで言ってきた。
壮太が話を聞くと、どうやら新たな隣人はカメラマンであり、しかも心霊写真専門のカメラマンなのだと言う。
そのカメラマンは名前を鴻野三郎と言い、半ば強引に壮太を部屋へと誘いその幽霊が出るようになった経緯を壮太へ聞いてきた。
壮太はその部屋でかつて起きた住人の自殺についての情報を鴻野三郎へと伝えるのだが、鴻野はとある真実を見抜いており、壮太をその部屋から出してくれずにさらに壮太を問い詰めるのだが……。
『心霊写真師 鴻野三郎』のネタバレあり感想
どうやら新たに発売された短編集の中でも、ちょっと変わったテイストであるらしいこの作品。
しかし流石の白井カイウ&出水ぽすかコンビというだけあって、不気味で恐ろしい展開を予想させておきながら感動的なクライマックスへ読者を誘う実に巧い作品。
読み始めたばかりの時と、読み終わった後とで鴻野三郎へのイメージが正反対になるのがすごく面白いです。
そこは白井カイウ先生の構成力が凄まじいからなのでしょう。
さらに、出水ぽすか先生の絵がまた最高で、不気味さと優しさとの描き分けがまた神ってます。
クライマックスでの、壮太と住人であった女性・柿咲洋子との優しくてほんわかする心霊写真もすごく心に響きました。
鴻野三郎のセリフがいちいち名言なのも素晴らしいです。
総じて、非常にハイクオリティで短編集の1作品であることも大いに納得できる、良作でした。
ホラーとか心霊モノだと思い込んで読まないのはもったいないですし、全然違うあたたかい気持ちになれる作品なので多くの方におすすめしたいです。
『心霊写真師 鴻野三郎』を読んだ皆さんの反応
『心霊写真師 鴻野三郎』は隣室に越してきた不気味なカメラマンとのヒューマンドラマなおすすめ読み切り漫画
流石の画力と構成力でぐいぐい読ませる面白い読み切りでした。
読み始めと読み終わった後とで、鴻野三郎へのイメージがガラっと変わるのも面白いです。
もしまだ読んでいないのであれば、恐ろしい物語と思わせておいてしっかり感動的な実に巧い読み切りになっていますのでぜひ読んでみてください。
そしてこの『心霊写真師 鴻野三郎』が面白かったのであれば、作者である白井カイウ先生と出水ぽすか先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
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