片付けが苦手な人はたくさんいるかと思いますが、同じように片付けが苦手な神様だっているのです。
しかも片付けられない神様の住む家が超巨大だとしたら……。
――というわけで今回は、そんな片付けられない神様と、片付けさせたい人間とのコンドウ十画先生による傑作読み切り物語『片付けられない神様』をご紹介。
『片付けられない神様』は一言でどんな漫画?
片付けられない神様と片付けさせたい人間によるせめぎ合いを楽しく描いたドタバタファンタジー読み切り。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
面白そうかどうかの判断がつかない方は、この記事を読み進めていただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
片付けられない神様 | コンドウ十画 | 51ページ | 少年ジャンプ+ |
『片付けられない神様』の超ざっくりあらすじ
巨大な家に住むオドミツハノカミという神様の元へ、ある日人間の役所からの人間が訪ねてきた。
人間達がオドミツハノカミを訪ねた理由というのが、年々大きくなっている家(禁域と呼ばれている)を縮小し、これ以上大きくしないよう約束してほしい、というものでした。
というのも、オドミツハノカミは人間から貢物を貰い、その見返りとして願いを叶えてあげることが大好きで、貢物をもらい続けるうちに置く場所がなくなり、バレないようにと少しずつ家を大きくしていたからです。
しかし家を小さくすることは出来ない、と言い張るオドミツハノカミ。
そこで役所の人間達は家の中を見せてもらうことにしますが、中を見てみると所せましと貢物が置かれており、ぐちゃぐちゃになってしまっていたのです。
片付けが出来ない神なのか……と気づいた役所の人間達は、オドミツハノカミに「流石に物が溢れすぎているから、もういらない物は価値の分かる者に託し、片付けましょう!」と提案する。
元より流石にごちゃごちゃし過ぎていることを自覚していたオドミツハノカミはそれを快諾し、役所の人間達に片付けと貢物の処分を任せることに。
役所の人間の一人である女性の石巻は、オドミツハノカミの話を聞きながら、どこか共感できるところがあると感じていました。
その為、オドミツハノカミが大掃除に前向きで喜んでくれている事に対し嬉しく思っていたのですが、なんと役所はオドミツハノカミの家の中の物を誰かに託すわけではなく、捨てて埋めようとしていました。
それに気付いた石巻は上司に詰め寄りますが、逆に一蹴されてしまいます。
更に役所の班長が隠していたとある事実を掴んでしまった石巻は、もう役所にはいられないと覚悟を決め、全てをオドミツハノカミに伝えるべく一人神の禁域へと向かうのですが――。
『片付けられない神様』のネタバレあり感想
色々と詰め込まれている漫画ではありましたが、しっかりまとまっていて凄く面白かったです。
何よりもこの物語の核であるズボラな神様オドミツハノカミが憎めない性格と可愛らしい風貌をしているのが良かったです。
オドミツハノカミに役所側の人間としては唯一共感してしまう石巻という女性は、なるほど後半になるとわかりますが自身も部屋にプラモを積みまくっていて、片付けられない性格であることがわかります。
故にオドミツハノカミにあそこまで寄り添ったのですね。
クライマックス、なんと怒ったオドミツハノカミがめっちゃカッコイイロボット兵器のような姿に変身して役所の人間達を追い返します。
流石の神様、なんでもアリです。しかしかっこよかったし、ワクワクしました。
コンドウ十画先生は過去にもロボットが出てくる読み切り作品を描いているので、大好きなのかも知れません。
※追記・コンドウ十画先生の『校庭の宇宙人』も紹介しました。めちゃ面白いSF作品ですので、あわせてチェックしてみてほしいです。
とにもかくにも、『片付けられない神様』はトータルで凄くクオリティの高い、ワクワクする傑作でした。
『片付けられない神様』を読んだ皆さんの反応
『片付けられない神様』はずぼらな神様と片付けさせたい人間との笑えてワクワクできる傑作読み切り漫画
人間から貰う貢物が溜まってしまい、片付けられなくなってどんどん禁域を大きくしてしまった神様……可愛くて面白かったです。
こういうものすごく人間味のある神様っていいですよね。
そしてそんな神様を手伝う人間っていうのも設定として面白かったです。
とてもクオリティ高くて面白い作品でしたので、読んでいない方はぜひ読んでみて欲しいです。
そしてこの作品が楽しめた方は、コンドウ十画先生を応援してあげてくださいね。
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