世界的にも超有名な映画監督である庵野秀明監督。
奥さんもこれまた超有名な漫画家の安野モヨコ先生で、2人の天才アンノが結ばれて何も生まれぬわけがない! と思っていたら特殊で笑える日常の夫婦の生活を描いた1巻完結のエッセイ漫画、『監督不行届』なんてものが爆誕!
タイトル | 作者 | 出版社 | 発売年 |
監督不行届 | 安野モヨコ | 祥伝社 | 2005年 |
庵野監督と言えば、ヱヴァンゲリヲンやシン・ゴジラ、それにジブリ作品で声優をしたりとかなり幅広く活躍している監督です。
同時に日本屈指のオタクであることでも有名で、そんな庵野監督の生態を漫画家であり妻である安野モヨコ先生が漫画にしちゃいました――というのがこの本なのです。
その時点で、面白いに決まってます。
エヴァンゲリオンの劇場版が完結したことにより、この漫画の人気も再燃。さらにはNHKのプロフェッショナルでの庵野監督の密着映像が公開されたことで「本当に『監督不行届』のまんまだった」という意見もほうぼうから聞かれました。まさに今、読んでおきたい一冊になっています。
『監督不行届』を読んだら……
ダブルあんの夫婦の面白すぎる日常に笑いが止まりません。
『監督不行届』はどんな漫画?
『監督不行届』は、究極のオタクである庵野秀明監督と結婚することになった安野モヨコ先生が庵野監督のオタクっぷりに戸惑う様子から、次第に慣れていき、そして自分もまたオタクに染まっていく様子が赤裸々に、そしてユーモラスで見方によれば常軌を逸した生活が描かれています。
思い切ってデフォルメされた安野モヨコ先生の絵のタッチとが庵野監督の異常っぷりを愛を持って面白く描写することに成功しており、読者もドン引きせずにひたすらに面白く読み進めることが出来ます。
漫画の表紙の段階で、多くのこだわりが詰まった一冊であり、また面白いのが読まずともわかるような表紙になっていますよね。
庵野監督のおなかとポーズ、それだけでももうこの漫画を読んでみたくなります。
『監督不行届』を笑えるオタクな夫婦の日常を知りたい時におすすめする理由
冒頭で書いたように、ひたすらに庵野秀明監督はオタクです。
序盤では安野モヨコ先生が戸惑うような描写もあるのですが、どんどんと庵野監督の世界に触れ続けていく内にオタク化してきて、実に微笑ましくて羨ましいオタク夫婦へと変貌していきます。
もしカップルや夫婦で似たようなオタク気質な方が相手であるのであれば、共感度は非常に高いものになるでしょうし、もしかしたら「私たちはまだまだね」と思う可能性すらあります笑
それほどに、ダブルアンノ夫婦の生活というのは面白く、ユーモアにあふれています。
また、オタクな方が周りにいないとしても全く問題なく楽しめます。
何しろ漫画の中でマニアックな歌を歌って飛び回ったり、駄々をこねているのがあの世界の庵野秀明監督なわけで、それだけでも超意外で最高に笑えます。
夫婦模様を描いた漫画の中では一番好き!という方もかなりいますし、最後の庵野監督のインタビューまでしっかり楽しんでほしいオタク夫婦の読み切りエッセイ漫画となっています。
『監督不行届』を読んだ方の反応
いつ読んでも爆笑できます。ただ、オタクへの理解が全くない場合はちょっとツライかも知れません。
最後の監督の言葉まで読んで完結する素晴らしい漫画なのです。
あなたがオタク気質であるか、周りにオタクな人がいるなら爆笑必至なので『監督不行届』は文句なしでおすすめ
『監督不行届』の魅力は、とにかく庵野秀明監督という世界に誇れるガチなオタクを妻の安野モヨコ先生が愛を持って面白おかしく、そしてチャーミングに描いているという点に尽きます。
多分普通に旦那さんがぶっ飛びレベルのオタクであれば、ただ引いちゃうだけだと思うのです。
それをこの漫画のように面白くユーモラスに描けるのは、そこに愛があり、さらには安野モヨコ先生自身もその状況を楽しめているからに違いないと思うのです。
この本をおすすめできるのは、
自分にオタク気質があると自覚している人。
周りにオタクな人物がいる人。
夫婦生活がつまらないと思っている人。
日々の生活に飽きている人。
庵野監督か安野モヨコ先生の日常が知りたい方
これらどれかにでも当てはまるのであれば、ちょっと常軌を逸しているオタク夫婦の爆笑生活を読めば何かがきっと変わるはずです。
もしかしたら、あなたの中での宝物のような一冊なるかも知れません。
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