「うしおととら」や「からくりサーカス」がお好きな方には特に強くおすすめしたい、藤田和日郎先生による贅沢な読み切り漫画『邪眼は月輪に飛ぶ』を今回はご紹介。
因みに絶対に知っておきたいポイントとして、月輪はこの場合は「がちりん」と読みます。ルビもそうなっています。※もちろん、げつりん、とも読みます。
藤田先生を感じる渋いポイントなので間違えないようにしましょう。
タイトル | 作者 | 出版社 | 発売年 |
邪眼は月輪に飛ぶ | 藤田和日郎 | 小学館 | 2007年 |
『邪眼は月輪に飛ぶ』を読んだら……
藤田先生渾身の骨太で超面白い王道バトルな1巻完結作品が楽しめます。
『邪眼は月輪に飛ぶ』はどんな漫画?
藤田和日郎先生で、↑↑上に貼った表紙を見て頂ければ「和風テイスト満載のバトルもの」であることは想像できるかと思います。
そして、読めば圧倒的な世界観と、いそうでいなかった強敵とに一気に引き込まれること間違いなし。
舞台は現代の日本。
古風なマタギである主人公尾・鵜平(うへい)と、その娘である輪(りん)とがアメリカ軍からとある依頼をされて物語は展開していきます。
なぞるのは王道な展開ではあるのですが、まず藤田先生の描く、やっぱり渋い鵜平が最高にシブカッコイイ。
そして、この作品は最後までフクロウが敵なのですが、ちょっと今までなかったレベルの最強のフクロウでワクワクハラハラが止まりません。
何が最強なのか、それはご自身で読んでみて欲しいです。
そしてこの漫画は、かなりガチに銃器や戦闘機などの描写を細かくしており、きっとミリタリー好きも楽しめる作品であると思います。
藤田先生自身、あとがきにて「久々に読み切りで楽しかった」と書かれているのですが、その先生の楽しさが伝わってくるような、迫力あって非常に読み応えのある漫画に仕上がっています。
因みに、最後の決戦の場は東京になり、東京タワーも大活躍です。
『邪眼は月輪に飛ぶ』はどんな人におすすめ?
『邪眼は月輪に飛ぶ』をおすすめするのであれば――
読み応えのある読み切りバトル漫画が読みたい人。
藤田和日郎先生の作品が大好きな人。
チート級の能力を持つ最強フクロウが人類を恐怖へ陥れる漫画が読みたい人。
米軍とか戦闘機とか一杯出てくるのに、主人公が山で狩りをする狩人――という渋い設定が最高に好きな人。
ミリタリー好きな人。
などでしょうか。
冒頭にも書きましたが、とにかく「うしおととら」などが好きだったのであれば間違いなく楽しめる作品ですし、読み切りですが非常に読み応えのある一冊になっています。
『邪眼は月輪に飛ぶ』を読んだ皆さんの反応
たしかに、フクロウ側にもしっかり行動原理が設定されていたりしたのでラストはちょっと感情移入しちゃうかもです。
そう、やはり主人公である鵜平が良い! 主人公なのに爺さんなのも良い!
「うしおととら」作者が送る骨太読み切りバトル漫画『邪眼は月輪に飛ぶ』は映画を観たかのような読後感を味わえる極上の読み切り漫画
シブイのが好き。
もう、藤田和日郎先生のシブさがいいのです。
主人公の名前が杣口鵜平……シブイ!
主人公が爺さん……シブイ!
主人公がマタギ……シブイ!
最強の敵が最強のフクロウ……シシシブイ!
本当にガッツリと読み応えのある作品になっているので、1巻完結の超面白いバトル漫画を読みたければ全力でおすすめするので読んでみてください。
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