『週刊少年ジャンプ』にて連載されている、芥見下々(あくたみげげ)先生による大人気漫画の『呪術廻戦』。
アニメも放映されており、その人気は破竹の勢いで上昇しています。
そんな人気爆上げ中の呪術廻戦は、連載中の物とは別に、前日譚となる『呪術廻戦0東京都立呪術高等専門学校』という読み切り漫画が存在しています。
連載中の『呪術廻戦』に繋がるお話であるのと同時に、本連載へと繋がる芥見先生の漫画家としてのセンスの良さが凝縮された作品であり、なるほど読んでみると非常に骨太で面白いです。
アニメでも漫画でも『呪術廻戦』にハマってしまっているのであれば、本編とも密接に関係してくる内容なのでおすすめ……どころか必読の一冊になっています。
タイトル | 作者 | 出版社 | 発売年 |
呪術廻戦0東京都立呪術高等専門学校 | 芥見下々 | 集英社 | 2018年 |
『呪術廻戦0東京都立呪術高等専門学校』を読んだら……
『呪術廻戦』の前日譚も知れて、乙骨先輩の活躍も見れるファン必読の一冊でした。
『呪術廻戦0東京都立呪術高等専門学校』を呪術廻戦ファンにおすすめする理由
がっつり話は繋がっている
なぜこの『呪術廻戦0東京都立呪術高等専門学校』を呪術廻戦ファンにおすすめするかというと、冒頭でも触れたように結構ガッツリと連載中の『呪術廻戦』と繋がっているお話だからです。
連載中本編でも語られた夏油傑(げとうすぐる)による東京・京都での百鬼夜行事件が物語の中心なので、まさに連載中本編で???となっていた部分が丸々把握できるわけです。
夏油と五条の関係性などもある程度わかるようになっていますが、本誌過去編の方が詳しいです。そこはこの呪術廻戦0を読んでいない人への配慮もあるのでしょう。
また、『呪術廻戦0東京都立呪術高等専門学校』の主人公はアニメなどでもちょいちょい名前が出てくる乙骨憂太(おっこつゆうた)。
この読み切り漫画を読めば、乙骨憂太の活躍、さらには非常に特徴的で怖い乙骨憂太の特級過呪怨霊が描かれています。
乙骨という名前だけだとなんだか怖そうな人物をイメージしちゃうかも知れませんが、この漫画を読めばどのような人物であるかもしっかりわかります。
また、連載中本編に出てくる登場人物も多数出てきます。
特に狗巻棘クンは大活躍ですし、ビジュアルがかなり虎杖悠仁(いたどりゆうじ。呪術廻戦の主人公)と被ります笑
恐らくは『呪術廻戦0東京都立呪術高等専門学校』での狗巻先輩の見た目だけを、続く『呪術廻戦』の虎杖の元にしたに違いありません。
シャケ。
読み切りバトル漫画としても大傑作
内容はテンポよく様々に展開していくので、非常にボリューム感を感じることのできるものになっています。
学園物であると同時に和風の妖怪であったり呪いを扱ってもいるのでオカルト好きならたまらないでしょうし、バトル漫画としてのバトルの描写もかなりかっこよく、大満足です。
特にクライマックスでは夏油と激しいバトルが繰り広げられるので、夏油のイメージのギャップにきっと惚れてしまうことでしょう。
連載中の『呪術廻戦』を見ている方はわかっているかと思いますが、五条先生の無限を使う術式などの超難解、かつ芥見先生の中では破綻していない(たぶん)スゴイ技が多数出てくるのもこの呪術廻戦0でも片鱗を味わうことが出来ます。
そして面白くて骨太なだけではなく、しっかりと『呪術廻戦』に繋がっていくわけですから、これは『呪術廻戦』を読む、あるいは見る上では絶対に読んでおきたい読み切り漫画なのです。
『呪術廻戦0東京都立呪術高等専門学校』を読んだ方の反応
0と『呪術廻戦』を同時に購入する方も多いようです。
0ではとにかく狗巻センパイ大活躍なので、そりゃもうおかか、シャケ。
骨太バトルと呪術廻戦ファンは絶対に『呪術廻戦0東京都立呪術高等専門学校』は読んでおきましょう
読み切り漫画特化のブログなので、連載中の本編とリンクする漫画を紹介するのはどうだろう?と少し悩みもしました。
しかし本当にこの『呪術廻戦0東京都立呪術高等専門学校』は続き物ではなくこれで完全に完結していても全くおかしくないような、しっかりと始まり、しっかりと終わる物語になっており、かつ激しいバトル、スリリングな展開と読み切り漫画の良さが凝縮されたような傑作なのです。
『呪術廻戦』を見てから0巻を読んでもいいですし、逆に『呪術廻戦』への入り口として0巻を読むのも大いにアリ。
全人類が読むべき読み切り作品であると言えます。
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