夢さえ持っていれば人は何度でも立ち上がれる。
しかし夢を忘れてしまった時、人は目標を見失い、暗闇を進むかのようにダメになってしまう……。
無我夢中で劇団を大きくしようとした男が挫折し、絶望する中で気づいたこととは?
――今回ご紹介するのは、栗原悠宇樹先生による劇団再生の物語『ミュージカル専門!劇団ムジカ』です。
『ミュージカル専門!劇団ムジカ』は一言でどんな漫画?
バラバラになってしまった劇団を1人の青年の熱意が動かし、再生させていく青春劇団再生読み切り。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
ミュージカル専門!劇団ムジカ | 栗原悠宇樹 | 41ページ | 少年ジャンプ+ |
『ミュージカル専門!劇団ムジカ』の超ざっくりあらすじ
ミュージカル専門の劇団ムジカの総監督と総演出を務める団長・音石大志は、劇団員にダメ出しをしまくり、怒鳴り散らしていた。
それはお客さんに夢を届ける為。
しかし、夢を持ってやっていると思いこんでいただけで、大志の指導は空回りし、次第に劇団員は辞めていってしまった。
公演本番まで2週間を切ったというのに、劇団員が一気に辞めてしまった影響で公演も白紙になりそうだ……大志はそう諦めかけていたのだが、そんなタイミングで新井葵という名の18歳の少年が劇団に入りたいと申し出てくる。
話を聞くと、葵はどうやらかつて劇団ムジカの公演を見て感動し、一緒に舞台に立ちたい!という夢を持ってくれていたようだった。
劇団員もいなくなってしまった劇団ムジカだったが、大志は葵の熱意と夢に心打たれ、葵1人だけでも公演を開催しようと決意し、稽古を始めるのだが――。
『ミュージカル専門!劇団ムジカ』のネタバレあり感想
割とリアルな年齢の主人公・大志(38歳)が劇団再生をめざす物語。
しかし読めばわかるのですが、明らかに大志の空回った指導のせいで劇団員達は辞めていってしまいます。
あるあると言えばあるあるなのでしょうが、確かに夢を追いかけていると思い込んで、実は全然見当違いな事をしてしまっているというのはよくあるパターンなのかも知れません。
そんな挫折した大志の元に現れたのが、かつて劇団ムジカに心救われた少年。
劇団に入りたいと熱望する少年の夢と熱意に打たれた大志は、劇団員が1人でも、最高の演出をしてやる!と意気込み公演をするために動き出します。
そして公演の日、かつて辞めていった劇団員達に見守られながら、見事少年・葵と団長・大志だけのミュージカルは見事に上演されます。
さらにそれを見ていた劇団員達の心にも響き、また一緒に劇団をやることに。
ちょっとうまく行き過ぎでは?
と思いますが、兎にも角にも劇団員も戻ってきて、新生劇団ムジカが上手くいってハッピーエンド。
惜しむらくは、肝心の音石大志がスゲェやつなんだ、というのがいまいち伝わって来なかったので劇団員が戻ってくるところも感動しづらかった点です。
ページ数の制約もあったのでしょうが、もう少し大志にスポットを当てて感情移入できればな、と思いました。
それ以外は、まとまっていましたし明るい終わり方でしたし、サクッと読める劇団再生物語として楽しめるかと思います。
『ミュージカル専門!劇団ムジカ』を読んだ皆さんの反応
『ミュージカル専門!劇団ムジカ』は夢を忘れた劇団の再生を描いたおすすめ読み切り漫画
トラブルを乗り越え成長していく劇団。
何事も上手くいくだけのわけはなく、むしろ大きな困難を乗り越えていくからこそ成長できるものです。
この作品で描かれていたように、夢を追いかけていたはずがいつしか暴走し空回りしているだけになってしまっていた……そんな経験がある方も少なくないはず。
だからこそ初心を思い出すということが大切なのでしょう。
もしまだ読んでいないのであれば、夢をくれる劇団再生の物語、ぜひ読んでみてください。
そしてこの『ミュージカル専門!劇団ムジカ』が面白かったのであれば、作者である栗原悠宇樹先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
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