ある日突然、東京上空に巨人が出現し一帯は霧に包まれた。
それはモノリスと呼ばれ、見た人間を「人間ではないモノ」へと変えてしまう力を持っていた。
――今回ご紹介するのは、モノリスにより狂っていく世界を描いた小﨑基広先生によるディストピアアクション読み切り漫画『極東のモノリス』です。
高い画力によって描かれる迫力のバトルシーンと、不気味な世界観が堪能できる読み切り作品になっています。
『極東のモノリス』は一言でどんな漫画?
霧につつまれた不気味な世界での激しいバトルアクションが堪能できる濃密なアクション読み切り漫画。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
面白そうかどうかの判断がつかない方は、この記事を読み進めていただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
極東のモノリス | 小﨑基広 | 60ページ | コミックDAYS |
『極東のモノリス』の超ざっくりあらすじ
ある日、東京上空に謎の巨人「モノリス」が出現しました。
それをきっかけに突如東京は霧に包まれ、多くの人間が高熱で倒れ死んでいくという怪現象が起きます。
政府は災害緊急事態を布告、しかし東京では電気も水道も止まり始め、誰が生きているのかもわからないような状態に陥っていました。
主人公の男は、霧に包まれた新宿歌舞伎町で警官とばったり出会いました。
しかし男はわかっています。
この状況で生きている者、そしてモノリスの姿を見ることができる者というのは、もう「人間ではなくなってしまっている」ということを。
男は警官に斬り付けると、迷わずに首を切断しますが、それでも死なない警官は自らの首を抱えて逃走を図ります。
男が警官を追いかけようとしていると、唐突に霧の中から少女が現れます。
少女はどうやらモノリスを見ることも出来ず、ただ単に人を探していただけの少女でした。
男がホッとするのもつかの間、逃げていたはずの警官が霧の中から突如現れ奇襲を掛けてきます。
さらに、警官の首が繋がっているだけでなく、さっき戦った時よりも明らかに警官の体が大きく、そして強くなっており、男は警官に捕まえられてしまいます。
捕まってしまった男は警官にボコボコにされてしまうのですが、男の身体にはとてつもない変化が起きていて……。
『極東のモノリス』のネタバレあり感想
濃密な筆致で描かれる迫力のバトルがカッコイイ漫画で読み応えも十分。
ただ、最初登場する警官との戦いで最後まで行ってしまったのは残念でした。
グロさも迫力も最高で画力もすごいので、あとはぜひもう少し世界観を活かした広い舞台での活躍が見たかったというのが正直なところです。
モノリスと霧に包まれた東京――というかなりワクワクする設定は最高なので、長期連載して壮大なダークファンタジーな物語にも全然出来ちゃうような気がします。
それこそ『進撃の巨人』なんかも、諫山先生が初期に持ち込んだ作品は閉塞的で粗削りではありましたが、後に皆さんご存知のように世界的な人気となりましたので。
この『極東のモノリス』でも、謎過ぎる浮かぶモノリスは裸の巨人風ですし……。
※興味あれば諫山先生の貴重な初期進撃、読んでみてください↓↓
途中から登場する少女に対し、自分の娘の姿を重ねてしまう主人公の男が物悲しく、ラストカットはじんわりと感動できました。
総じて世界観がものすごく魅力的でしたし、謎のままな設定も多かったのでぜひ続編が読みたい!と思える漫画でした。
あとはこの世界の全体的な世界観の設定がしっかりしているのであれば、続編なり違う形での連載なりで描いてほしいなぁ、なんて思う作品でもありました。
『極東のモノリス』を読んだ皆さんの反応
『極東のモノリス』は東京上空に現われた謎の巨人・モノリスにより狂った世界を描くおすすめのディストピアアクション読み切り漫画
『極東のモノリス』は非常に惹き込まれる世界観と高い画力で、どんどん読み進めてしまう読み切り漫画でした。
ただし感想でも書いたように、どうしても説明不足なのと設定の割に舞台が狭かったのだけが気になったので、ぜひ連載してほしいなぁ、と思う作品でした。
バトルシーンは大迫力でしたし、もっといろいろな小﨑基広先生の作品を読んでみたい!と思いました。
ぜひ、読んでみて先生の事を応援してあげてください!
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