織田信長を本能寺の変にて裏切り、天下を獲ろうとした武将、明智光秀。
NHKの大河ドラマ『麒麟がくる』も終わってしまい、光秀ロスになっている方もいるのではないでしょうか?
今回おすすめする読み切り漫画は、歴史系漫画を数多く描いている岡村賢二先生の『明智光秀』。
タイトル | 作者 | 出版社 | 発売年 |
明智光秀 | 岡村賢二 | リイド社 | 2008年 |
僕は戦国時代モノの漫画も小説も大好きで、岡村先生の作品はかなり読んでいます。
今回は明智光秀ロスの全ての人に捧げる、『明智光秀』をご紹介します。
『明智光秀』を読んだら……
非常ににしっくりくる解釈の明智光秀の一生が大迫力で楽しめます。
『明智光秀』はどんな漫画?
漫画『明智光秀』は、ご存知織田信長に仕え、本能寺の変を起こしたことでも有名な明智光秀の半生を描いた読み切り漫画です。
描かれているのは、光秀が信長に使える直前から、本能寺の変の後の山崎の戦いまで。
大河ドラマでは描かれていなかった本能寺の変後もしっかり描かれています。
また、おまけとして光秀の娘であり細川忠興の妻となった細川玉(ガラシャ)の関ヶ原の合戦にまつわる有名なエピソードも収録されています。
僕は歴史好きなので当然ガラシャの最期は知っているのですが、知らない方にとってはなかなかにすさまじい光秀の娘っぷりを感じれるのではないでしょうか。
岡村賢二先生の絵はかなり重みのあるしっかりとした絵で、とにかく鎧姿の武将達がかっこいいです。
また、合戦シーンの細かさも凄く、非常に細かな兵士までしっかりと描き込んであり戦場の臨場感がたっぷり味わえます。
明智光秀という武将は、前半生に不明な点が多く、また本能寺の変というとんでもない大謀反を起こした理由というのも明確にはわかっていません。
その為に様々な説が存在し、NHKの大河ドラマでも意外なことに「生きていたのかも説」を採用していました。
その点、この岡村先生の『明智光秀』はしっかりとわかりやすく「なぜ明智光秀は本能寺の変を起こしたか」ということが描かれています。
もちろん、それは一つの解釈でしかありませんが、読んでいて非常にしっくりきて納得できる展開で描かれているのです。
色々な説がありますが、僕はこの漫画での解釈は非常に自然で教科書に載ってもいいんじゃないかな、と思うレベルです。
総じて、明智光秀の謎に包まれた半生を岡村先生なりの解釈と史実に基づいた逸話を合わせてすごく綺麗にまとめている1巻完結漫画になっています。
※歴史・時代劇漫画が好きな方は、そのジャンルだけに絞った特集記事もありますのでよければぜひチェックしてみて下さい。
『明智光秀』はどんな人におすすめ?
この『明智光秀』をどんな人にならおすすめできるかと言うと――
戦国時代の漫画・小説が大好きな人。
明智光秀が大好きな人。
戦国武将のかっこいい絵をたっぷり見たい人。
明智光秀が本能寺の変を起こした理由をとりあえず知っておきたい人。
本能寺の変の後に光秀に何が起きたのか知りたい人。
どれかに当てはまる人は、きっと楽しんで読めると思います。
何より読み切りなのが嬉しい! あと本当にガラシャの逸話がおまけで入ってるのが嬉しい!
『明智光秀』を読んだ皆さんの反応
『明智光秀』は明智光秀の本能寺の変前後の心が知りたければ是非!あとガラシャについても知りたければおすすめです。
戦国時代の漫画って絶対描くの大変だと思うのです。
だって鎧とか物凄く細かい線とか丸とか描かなきゃいけませんよね。
しかししっかり細かく、そしてかっこよく武将たちを描いてくれる岡村賢二先生はもはや武将です。
あまり明智光秀に詳しくなく、本能寺の変が起きた後に光秀がどうなったのか?ということを知りたければ非常にオススメな読み切り漫画です。
明智光秀の物語というのは、いつ読んでも色々と考えさせられます。
娘を嫁がせた細川家ですら味方をしてくれなかったのはなぜなのか?
信長と光秀はどこからすれ違い始めてしまったのか?
そんな細かな謎も、この漫画はしっかり描いてくれていますので、明智光秀の一生で腑に落ちない点があった方はぜひ読んでみてください。
この漫画が1つの答えになってくれるはずです。
試し読みも無料でできますので、少しでも気になった方はぜひチェックしてみてください。
ブログ内で紹介してきた1巻完結・読み切り漫画の中から厳選した本気のおすすめ漫画特集、よければあわせて読んでみてください↓↓
メインで使う電子書籍サービスに迷っている方は、ぜひこちらの記事も読んでみてください↓↓
コメント