友達なんて必要ない!
なぜなら友達がいるといずれは仲良くなっていき超能力もバレてしまう。
さらにはその超能力を褒められ、調子に乗らされ、挙げ句の果てには数々の失敗を犯し散々な目にあう。
故に友達なんていらず、むしろ友達は足かせにしかならないのである!
――と、父親に言われて育った超能力一家の娘、かすみ。
――今回ご紹介するのは、ひざ先生による『超能力一家かすみ』です。
友達を作れない家訓に苦しみながらも、たくましく生きるかすみに、そして物語全体の勢いにきっとあなたの心も前向きになるはず!
『超能力一家かすみ』は一言でどんな漫画?
友達を作るな、と父親から厳命されている超能力少女・かすみの、サイキック学園青春物語。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
超能力一家かすみ | ひざ | 50ページ | 少年ジャンプ+ |
『超能力一家かすみ』の超ざっくりあらすじ
超能力を使えてしまう高校2年生の天宮かすみは、父親からの厳命で「決して友達を作るな」という家訓を守り今まで生きてきた。
その家訓のおかげで、かすみの超能力がバレることはなく、一家は平穏に暮らせていたので、かすみも仕方のないことだと思っていた。
しかしある日、クラスで人気者の女子生徒・柳さんに突然声を掛けられる。
柳さんは、かすみが「首長くん」というアニメのキャラクターのストラップを付けていることを知っており、マイナーなアニメである「首長くん」を柳さんも大好きだった。
故に柳さんは、そのアニメについて話せる相手が欲しく、かすみに声を掛けてきたのだった。
かすみは「友達ではなく友達候補」という柳さんの提案に乗り、話してみることにしたのだが、マイナーなアニメについて盛り上がれる事がものすごく楽しかった。
しかしかすみには、かつて友達を作った際に起きた苦い思い出があり、結局一人ぼっちになってしまった事を思い出していた……。
『超能力一家かすみ』のネタバレあり感想
荒削りながらも迫力のある絵に構図、そして勢いのある物語で最後までとてもおもしろく読めました。
友達を作ってはいけない、と父親から強く言われているかすみ。
ちょっと父親の言い分に無理があるような気もしましたが、自らも過去に友達に嫌われてしまった過去をもつかすみは頑なに言いつけを守って生活しています。
確かに超能力を持って産まれてしまったとしたら、一人で静かに過ごす方が安全――というのも一理はあるのかも知れません。
しかし柳さんと一緒に首長さん(このマイナーアニメの設定もなんか面白い笑)の話で盛り上がったかすみは、友達を作ることの喜びを再認識してしまいます。
と、そんなタイミングで二人は誘拐されてしまいますが、そこはしっかりとかすみが自らの超能力を開放しピンチを乗り越えます。
しかし楽しい話ができた柳さんに自分の秘密を知られてしまったかすみ。
が、まさかの柳さんもまた秘密を抱えて生きており、2人はその秘密を共有し合うことで友達になることができました。
そしてラストには、父親に自らの意思で意見をし、学校へと向かうかすみ。
成長したわ……と思っている母親の笑顔が優しいです。
――総じて大味ではありましたが、しっかりとまとまっていてメリハリもあり、かつ絶妙な加減のギャグも散りばめられていたりしてかなり面白く読めました。
今後の作品にも大いに期待しちゃう、ひざ先生渾身の読み切り作品、ぜひ読んでみてください。
『超能力一家かすみ』を読んだ皆さんの反応
『超能力一家かすみ』は友達を作れない超能力少女のおすすめ読み切り漫画
ちょっと極端な意見のお父さんから始まり、勢いのある物語でどんどん読めてしまう疾走感もある読み切り作品でした。
友達なんていらない――と頑なになっていたかすみが、ひょんなことから「友達って楽しい」と思う描写も説得力がありました。
そして最後にかすみが父親へと宣言する自らの意思……。
もしまだ読んでいないのであれば、きっとあなたの心を前向きにさせてくれると思いますのでぜひ読んでみてください。
そしてこの『超能力一家かすみ』が面白かったのであれば、作者であるひざ先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
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