『アイシールド21』や『ワンパンマン』などの作品が代表的で、とにかく画力の高さでも有名な村田雄介先生。
そんな村田先生が、漫画家になりたいと思っている人たちに向けて描いた漫画があることをご存知でしょうか?
それが今回ご紹介する『ヘタッピマンガ研究所R』です。
週刊少年ジャンプにて2008年から連載された漫画で、単行本として発売されたのは2011年。
今から10年ほど前の漫画であり、丁度時期としてはデジタル作画とアナログ作画とが混ざり合い始めた頃でしょうか?
その為デジタル作画についての記述は少ないのですが、基本的な漫画との向き合い方であったり線を上手く描くコツや練習法など、本格的に漫画家を目指している人向けのコアな内容になっている漫画になっています。
タイトル | 作者 | 出版社 | 発売年 |
ヘタッピマンガ研究所R | 村田雄介 | 集英社 | 2011年 |
『ヘタッピマンガ研究所R』を読んだら……
漫画家志望の人は確実に何かヒントを得られ、漫画家志望でない人はガチな制作の裏側が知れて楽しめます。
『ヘタッピマンガ研究所R』はどんな漫画?
『ヘタッピマンガ研究所R』は実は「ドラゴンボール」の鳥山明先生が過去に描いた『鳥山明のヘタッピマンガ研究所』を今度は村田雄介先生が描き直した漫画です。
かなり本格的な、アナログ作画の道具の話から、持ち込む時の裏話まで、漫画家志望の人にとってはものすごくタメになり、そうでない人もかなりコアな裏側が知れて楽しめる、漫画勉強漫画になっています。
さらに豪華にも他漫画家先生への突撃取材もあり、漫画家志望でない僕もとても楽しめました。
※『いちご100%』の河下水希先生、『暗殺教室』の松井優征先生、『トリコ』の島袋光年先生、そして『HUNTER×HUNTER』の冨樫義博先生が作中登場します。
※wikiによると、鳥山明先生のものは比較的全くの初心者向けの内容だったそうです。しかしこの村田雄介先生版はある程度の知識がある人向けの内容です。
ページ数は160ページほどで1巻完結漫画で比較すると少な目なのですが、かなり濃い内容がびっしり詰まっているので物語な1巻完結漫画を読むのとは異なり3倍ぐらい時間がかかると思います。
実際、特に漫画家を目指していない僕が読んですごく読み応えありましたので、漫画家を目指す人はさらに時間かかるかも知れません。
それほどに、タメになりそうな内容満載でした。
読もうか迷っている方の為に目次を書いておきますので、参考にして頂ければと思います。
『ヘタッピマンガ研究所R』描かれている内容
この漫画内は全部で18のSTEPとオマケの特別研究室が収録されています。
STEP1からLast stepまでで学べるのは――
・道具について
・ペンの練習法
・顔の描き方(全部で3step)
・女の子の描き方(2step。そしてこの項目で河下先生登場)
・男の身体の描き方あれこれ
・動きについて(2step)
・背景(パース)について
・キャラクター作り(全2step。ここで島袋光年先生登場)
・漫画の質問に答えます
・冨樫先生に突撃取材‼(全3step。サブタイトルの通り冨樫先生登場)。
・漫画家の心得
これらの内容が、漫画とテキスト、さらに幕間の解説などで細かく描かれています。
非情に濃くて面白いです。
『ヘタッピマンガ研究所R』を読んだ皆さんの反応
『ヘタッピマンガ研究所R』は漫画家志望の人も漫画が大好きな人も必読の漫画勉強&裏側が知れるおすすめの1巻完結漫画
本来は漫画家を本気で目指している人が読んで最もタメになり面白い漫画だとは思うのですが、僕のように色々な職業の裏側が知れる漫画が好きな人もきっと超楽しめると思います。
そして読めばわかる、村田先生の高い画力は、やはりこうした積み重ねで出来ていったんだな、ということ。
本当に漫画家というのは凄い職業だと思いますし、ストイックだと思います。
ぜひ、漫画家を目指している方は読んでみてください。
10年ほど前の漫画ではありますが、めちゃ読み応えあってきっとあなたに力をくれるはずです。
そして漫画家志望でない方は、漫画が出来るまでなどの裏話満載の読みものとして楽しめるので読んでみてください。
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